Aiming、4~6月期はQonQで売上高2.8%減、営業利益22.5%減 通期計画対比の進捗率は売上高が57.6%、営業利益は79.9%と好進捗に

Aiming<3911>は、7月30日、2015年12月期の第2四半期累計(1~6月)の連結業績を発表、売上高63億9400万円、営業利益22億3700万円、経常利益22億1500万円、四半期純利益14億2700万円となった。今回が初の四半期業績開示となるため、前年同期比較は開示されていないが、通期計画対比の進捗率で見ると、売上高は57.6%、営業利益は79.9%、経常利益は79.4%、純利益は76.3%と利益面での好進捗ぶりが目立つ数字となっている。
 

既存タイトルは、2014年12月にリリースした『剣と魔法のログレス いにしえの女神』がMMOジャンルの特徴であるリアルタイムでの協力プレイや、その結果として構築されるコミュニティを活かしたゲーム展開をユーザーに提供することにより、引き続き好調を維持し、売上高に大きく貢献した。また、今後も同タイトルをより楽しく継続して遊んでもらうため、第3四半期以降に予定している大型アップデートの準備も進めた。その他の既存タイトルでは、リリースから4年目となる『Lord of Knights』は2015年5月に過去最高の月間売上高を記録し、リリースから3年目となる『幻塔戦記グリフォン』は前年同四半期売上高を上回るなど、各タイトルにて堅調に売上高を積み上げた。

新規タイトルは、海外より『神隠幻姫』『プロジェクトAGO(仮称)』『神魔大陸3D』の3タイトルの日本における独占ライセンス契約を締結。そのうち、『神隠幻姫』は、2015年6月23日に日本版サービス名『ひめがみ絵巻』としてリリースし、事前登録者数は15万人、リリース後3週間となる2015年7月14日には30万ダウンロードを突破し、同日のApp Store売上ランキングでは最高34位を獲得するなど、順調な立ち上がりを見せている。

■四半期推移(QonQ)では減収減益に
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、第2四半期期間(4~6月)の売上高は31億5100万円(前四半期比2.8%減)、営業利益9億7700万円(同22.5%減)、経常利益9億6500万円(同22.8%減)、四半期純利益6億1600万円(同24.0%減)と減収減益での着地となった。ただ、前年同期比では手元のデータで確認できる数字で売上高は2.4倍、営業利益は97.7倍に大きく拡大している。なお、QonQでの減益は、おそらく『剣と魔法のログレス いにしえの女神』の大型アップデートに向けた投資や、『ひめがみ絵巻』のリリースに伴う先行投資が影響したものと思われる。

なお、2015年12月期通期の予想は、従来予想から変更なく、売上高111億1000万円(前期比70.2%増)、営業利益28億円(同7.9倍)、経常利益27億9000万円(同8.2倍)、当期純利益18億7000万円(同3.3倍)を見込んでいる。