【MMD研究所調査】「2015年版:スマートフォン利用者実態調査」の結果を発表 インストールしているアプリの数は11~15個が最多

MMD研究所は、コロプラ<3668>が提供する「スマートアンサー」と共同で「2015年版:スマートフォン利用者実態調査」を実施し、その結果を発表した。

2015年のMMD研究所の調査では、スマートフォンの所有率が6割を超え、格安SIM利用者は昨年の倍以上(「2015年10月携帯端末購入に関する定点調査」)となり、9月にはiPhoneの新シリーズが発売された。サービス面においても、今やメールに代わりコミュニケーションツールとして必須の存在となったLINEの利用は90%近くに上り(「スマートフォンアプリに関する調査」)、5月から本格的な広告運用を開始したInstagramも特に若い層からの支持を得て、利用者が大幅に増えている実態が読み取れた(「2015年上半期スマートフォンアプリコンテンツに関する調査」)。

今回の共同調査は、こうした変化の只中にあるスマートフォンユーザーの利用実態を捉え、今後のスマートフォンサービスの発展に資することを目的として実施された。



(以下、プレスリリースより)

■2015年スマートフォン利用
スマートフォンを所有する15歳以上60歳未満の男女(N=2,750)を対象に、一日にどれくらいスマートフォンを利用するか聞いたところ、「2時間3時間未満」の割合が最も多く、22.4%となった。なお、3時間以上の割合を合わせると、46.0%となった。



また、メールやメッセージを一日にどれくらい送信するかを聞いたところ、キャリアメールは「1~10回」が最多で46.8%、次いで「0回」が42.6%となり、SMSは「0回」が最多で53.7%、次いで「1~10回」が33.7%となった。LINEは「1~10回」が最多で50.7%となり、次いで「0回」が13.1%となった。



また、一日平均どれくらいスマートフォンで通話をするか聞いたところ、「1分未満」が27.2%で最多となり、「ほとんど通話をしない」と回答した人が25.4%となった。



■2015年格安SIMへの意識
スマートフォンを所有する15歳以上60歳未満の男女(N=2,750)を対象に、現在メインで利用している通信サービスを聞いたところ、格安SIMサービスの利用は5.6%となった。



次に、キャリアユーザー(N=2,557)を対象に、格安SIMについて聞いたところ、その認知度は76.2%となったが、「知っているが利用は検討していない」と回答した人が58.5%となった。



■2015年スマートフォン端末
スマートフォンを所有する15歳以上60歳未満の男女(N=2,750)のうち、iOSもしくはAndroidのスマートフォンを持つ人(N=2,723)を対象にメインで利用しているスマートフォン端末の種類を聞いたところ、iOSでは「iPhone6」ユーザーが30.1%で最も多く、次いで「iPhone 5S」(29.3%)、「iPhone5」(12.0%)の順となった。Androidでは「Xperia」シリーズが34.6%で最多、次いで「AQUOSシリーズ」(20.1%)、「Galaxyシリーズ」(9.0%)の順となった。



また、端末の機能など11項目についての満足度を「満足」「やや満足」「どちらでもない」「やや不満足」「不満足」の5段階で聞いたところ、若年層ほど「満足」「やや満足」を合わせた割合が高い項目が多かった。



■2015年アプリ利用
スマートフォンを所有する15歳以上60歳未満の男女(N=2,750)を対象に、メインで利用しているスマートフォンにインストールしているアプリの数を聞いたところ、「11~15個」という回答が最も多く17.5%、次いで「16~20個」が16.1%、「6~10個」が15.9%となり、平均で22.3個のアプリがインストールされていることが分かった。



次に、インストールしているアプリのジャンルを聞いたところ、最もインストールされているアプリジャンルTOP5は「SNS・コミュニケーション」「ゲーム」「動画」「天気」「ナビゲーション」となり、「SNS・コミュニケーション」アプリは約7割のスマートフォンユーザーがインストールしていることが分かった。



また、これを10~30代、40~50代の年代別に見てみると、10~30代が最もよく利用するアプリTOP5は「SNS・コミュニケーション」「ゲーム」「動画」「ミュージック」「EC/オークション」、40~50代が最も利用するアプリTOP5は「SNS・コミュニケーション」「ゲーム」「天気」「EC/オークション」「動画」の順となった。



次に、現在利用しているSNS・コミュニケーションアプリについて聞いたところ、LINE利用が全ての世代において85%を超える結果となった。また、Twitter利用は10代で79.6%、20代で68.9%となった。10代においてはInstagram利用とFacebook利用がTwitterに次いで26.2%で同率となったが、10代女性においてはInstagramの利用(34.3%)がFacebook利用(26.3%)を上回った。20~40代においてはTwitter利用がFacebookを上回るが、50代においてはFacebook利用がTwitterを上回る結果となった。



■2015年動画およびネットショッピング利用
スマートフォンを所有する15歳以上60歳未満の男女(N=2,750)を対象に、インターネットを利用して動画を視聴する際によく利用するデバイスを聞いたところ、「スマートフォン」と回答した人が76.1%となり、「PC」「タブレット」よりも多い結果となった。特に10代ではその割合が84.6%に上った。




次に、ネットショッピングをする際によく利用するデバイスについて聞いたところ、「スマートフォン」と回答した人が70.5%となり、動画と同じく「PC」「タブレット」よりも多い結果となった。また、この結果を男女別に見てみると、動画視聴、ネットショッピングとも男性はPCを、女性はスマートフォンをよく利用する傾向にあることが分かった。




※本調査レポートの百分率表示は四捨五入の丸め計算を行っており、合計しても100%とならない場合がございます。
※全設問のデータ、回答者の属性は会員登録後にダウンロードが可能です。


「2015年版:スマートフォン利用者実態調査」

・調査期間:2015年11月27日~11月28日
・有効回答:2,750人
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:スマートフォンを持つ15歳以上60歳未満の男女
・設問数:38問
・販売価格:250,000円(税抜)※CSV全ロウデータになります。
・申込方法:https://mmdlabo.jp/contact/