フリュー、16年3月期は2ケタ増収増益を達成! プリントシール伸び悩むもクレーンゲーム景品や「みんなのくじ」が好調 スマホ向け恋愛ゲームなどに投資

フリュー<6238>は、5月13日、2016年3月期の連結決算を発表し、売上高241億円(前の期比1.1%増)、営業利益36億円(同20.4%増)、経常利益36億円(同11.8%増)、最終利益24億円(同29.0%増)だった。

 


主力のプリントシール事業が伸び悩んだものの、スマートフォン向けキュレーションサイトやカラーコンタクトレンズの販売が堅調に推移したほか、アミューズメント向けクレーンゲーム景品や「みんなのくじ」などの売上が好調に推移した。

セグメント別の状況は以下のとおり。

プリントシール事業は、売上高88億円(同5.7%減)、営業利益10億円(同19.4%減)だった。主なターゲット層である10~20代前半女性に向けて、「Shirayuki」、「KATY」、「HIKARI」の3つの新機種を発売したが、プリントシール機のプレイ回数は伸び悩み、シール紙売上は減少した。

コンテンツ・メディア事業は、売上高74億円(同5.1%増)、営業利益40億円(同1.5%増)だった。プリントシール画像取得・閲覧サービス「PiCTLINK(ピクトリンク)」の入会促進施策と継続利用促進施策が功を奏したことによって、2016年3月末における有料会員数が160万人を突破した。またスマートフォン向けコンテンツであるキュレーションサイト「curet(キュレット)」やカラーコンタクトレンズの販売サイト「Mew contact(ミューコンタクト)」も堅調に推移した。

キャラクタ・マーチャンダイジング事業は、売上高53億円(同33.6%増)、営業利益4億円(同487.5%増)だった。アミューズメント施設向けのクレーンゲーム景品(プライズ)でメディアミックス作品のキャラクター、ファンシー系のキャラクターや音楽アーティスト系のキャラクターを中心に売上を伸ばした。また、人気のTVアニメやオンラインゲームのタイトルで発売したはずれなしのキャラクターくじ「みんなのくじ」でも取扱商品を増やし、売上を伸ばした。

ゲーム事業は、売上高17億円(同9.0%増)、営業損益5億円の赤字(前の期7億円の赤字)だった。スマートフォン向けオリジナルゲーム『モン娘☆は~れむ』が売上に寄与した。また、スマートフォン向けゲームアプリを原作としたアニメのDVD出荷本数が伸長した。スマートフォン向けの恋愛シミュレーションゲームと家庭用ゲームソフトなど来期以降に向けた開発投資を積極的に行ったという。


 
■2017年3月期の見通し

2017年3月期は、売上高253億円(前期比5.0%増)、営業利益36億円(同0.8%増)、経常利益36億円(同0.9%増)、最終利益25億円(同3.7%増)を見込む。

 
フリュー株式会社
http://www.furyu.jp/

会社情報

会社名
フリュー株式会社
設立
2007年4月
代表者
代表取締役社長 三嶋 隆
決算期
3月
直近業績
売上高427億6800万円、営業利益37億7100万円、経常利益37億3500万円、最終利益24億9100万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6238
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