エキサイト、16年3月期は3.5億円の営業赤字に転落…「エキサイト光」の初期投資負担で 最終は黒字確保

エキサイト<3758>は、5月13日に発表した2016年3月期の連結決算は、売上高75億6000万円(前の期比5.2%増)、営業損益3億5000万円の赤字(前の期2億3900万円の黒字)、経常損益3億7300万円の赤字(同1億6500万円の黒字)、最終利益8300万円(同31.6%減)となり、増収・営業赤字転落となった。

 

 
 
同社では、主に「エキサイト光」の増収が広告の減収を上回り、新規子会社の連結開始による増収もあったものの、利益面では広告減収の影響が大きかった、としている。また、期待された収益獲得にまで至らなかった「エキサイト光」に係る初期投資負担も収益を圧迫した。
 
こうしたなか、国内チケット販売に係る関連会社の株式を一部売却、持分法対象外としたことで「持分法による投資損失」を改善させるとともに、複数の株式を売却した結果、特別利益4億7400万円を計上したことで最終利益は黒字となった。法人税負担の軽減も寄与したという。

なお、2017年3月期の見通しは非開示。