メディア工房、2Qは売上高11%増ながら営業益91%減に ゲームコンテンツ事業は子会社ルイスファクトリーが営業利益ベースで黒字化達成

メディア工房<3815>は、4月7日、2017年8月期の第2四半期累計(9~2月)の連結決算を発表、売上高11億2700万円(前年同期比11.7%増)、営業利益300万円(同91.8%減)、経常利益ゼロ(同98.2%減)、四半期純利益6100万円(前年同期2200万円の赤字)となった。
 

各セグメントごとの状況は以下の通り。

①占いコンテンツ事業…売上高8億7000万円(前年同期比9.1%減)、営業利益2億7100万円(同18.2%減)
月2~3本のコンテンツをリリースすると同時に占い総合サイト「占いBOX」を2016年12月にオープンし、集客数の向上に尽力した。また、電話占いや人気キャラクターとのコラボレーションアプリの配信は、既存の電話による占いサービスの提供のほか、LINE<3938>の提供する各種占いサービスへのコンテンツおよび占い師の提供を強化したことや、アプリ配信数の増加に注力したことにより、増収増益となった。しかし、既存占いコンテンツが見込み集客数を下回ったことによる売上の減少が響き、トータルでは減収減益となった。

②ゲームコンテンツ事業…売上高2億5500万円(同516.0%増)、営業損益5000万円の赤字(前年同期5500万円の赤字)
ルイスファクトリーは、2016年12月より運営開始した『イグドラシル戦記~世界樹の騎士団~』ならびに既存運営タイトルが売上に貢献し、営業利益ベースで黒字化を達成した。また、OBOKAID'EMは、2017年1月にベトナム企業である.GEARS社との共同開発タイトル『ニンジャチャレンジ~スピンキーでござる』をリリースした。しかし、OBOKAID'EMによるリリースタイトルの不振により、減価償却費の増加に加えて減損損失を計上することとなり、売上高大幅増ながらも、ゲームコンテンツ事業全体としての黒字化には至らなかった。

③その他…売上高100万円(同86.6%減)、営業損益1500万円の赤字(同3300万円の赤字)
新規事業は、引き続きAI、VRなどの最先端技術を活用した事業への参入および先行投資を行ってきた。2016年10月に立ち上げたAI事業「found it Project」においては、これまでの同社事業において蓄積してきたデータを今後の新たな取り組みに活用するべく解析・システム構築等行うほか、セミナー、勉強会の開催を通じて人材の確保、認知度の向上を図った。一方、米国法人であるDoubleMeとの共同事業に関してもプロジェクトの早期実現に向け、粛々と準備を進めた。

なお、2017年8月期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、売上高25億円(前期比28.8%増)、営業利益1億8000万円(同6.8倍)、経常利益1億8000万円、当期純利益1億800万円の見込み。
 
株式会社メディア工房
https://www.mkb.ne.jp/

会社情報

会社名
株式会社メディア工房
設立
1997年10月
代表者
代表取締役社長 長沢 一男
決算期
8月
上場区分
東証グロース
証券コード
3815
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