ドリコム<3793>は、5月10日、2017年3月期の連結決算を発表、売上高83億8800万円(前々期比28.4%増)、営業利益9億3200万円(前年同期2億600万円の赤字)、経常利益8億4400万円(同2億1700万円の赤字)、当期純利益8億1400万円(同5億3700万円の赤字)と大幅な黒字転換を達成した。
他社配信アニメ版権ゲームがリリースからの経年を感じさせない安定的な推移を維持したほか、2016年11月にリリースした『ダービースタリオン マスターズ』が好調な立ち上がりを見せ、その後も当初想定を上回る水準で収益寄与した。また、その他の既存ゲームにつきましても、リリースからの経年に抗う売上水準を維持した。
セグメント別の状況は以下の通り。
①コンテンツサービス…売上高72億8400万円(前々期比25.1%増)、セグメント利益11億6400万円(同262.7%増)
他社コンテンツゲームでは、既存の他社配信アニメ版権ゲームが国内外で好調な推移を維持した。特に2016年5月にリリース2周年を迎えたアニメ版権ゲームは、国内では2周年記念イベントが盛況を博したほか、海外では配信地域が拡大され、新配信地域においてもコンテンツの有する高い集客力により、ユーザーを順調に獲得し、年間を通じて安定的に収益寄与した。また、2016年11月にリリースした新作ゲーム『ダービースタリオン マスターズ』(『ダビマス』)も、好調なスタートを切り、その後も着実にユーザーの増加と定着が進み、想定を上回る水準で収益貢献した。オリジナルゲームも、既存ユーザーの満足度維持・向上に焦点を当てたイベント施策を実施した結果、リリースからの経年に抗う売上水準を維持した。
なお、他社配信アニメ版権ゲーム2本の売上高は、配信会社からの一定の比率に応じた売上分配を得る形となっていることから、売上への影響は相対的に小さいものの、支払手数料が無いため、利益に与える影響が大きくなる。
②広告メディアサービス…売上高11億4000万円(同30.6%増)、セグメント損益2億2400万円の赤字(前々期4億9000万円の赤字)
広告メディアサービスでは、主力サービスである動画リワード広告「DreeVee」のサービス拡充に注力した。旧サービス「poncan」と比較し、拡大された「DreeVee」の顧客リーチを活かし、新たな業種の顧客開拓に注力したほか、新たなマネタイズ手法の導入に取り組む等、収益の拡大に向け試行した。また、次世代の主力事業創出を目的に、新規サービスの開発・運用にも取り組んだ。しかしながら、いずれの事業も事業開発段階にあることから赤字計上となった。
■QonQでは売上高19%増、営業益2.7倍と大幅な増益を達成
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、第4四半期期間(1~3月)の売上高は前四半期比19.3%増の27億1200万円、営業利益は同2.7倍の4億1800万円、経常利益は同3.0倍の3億9400万円、四半期純利益は同61.4%増の3億9700万円となった。利益面の伸びが大きいのは、前述の他社配信アニメ版権ゲーム2本の貢献も大きかったのではないかと予想される。
なお、2018年3月期の連結業績予想は非開示。同社は第1四半期(4~6月)の業績予想予想のみを開示しており、売上高27億5000万円(前年同期比57.1%増)、営業損益1億円の赤字、経常損益1億2000万円の赤字)、四半期純損益1億円の赤字の見込み。
他社配信アニメ版権ゲームがリリースからの経年を感じさせない安定的な推移を維持したほか、2016年11月にリリースした『ダービースタリオン マスターズ』が好調な立ち上がりを見せ、その後も当初想定を上回る水準で収益寄与した。また、その他の既存ゲームにつきましても、リリースからの経年に抗う売上水準を維持した。
セグメント別の状況は以下の通り。
①コンテンツサービス…売上高72億8400万円(前々期比25.1%増)、セグメント利益11億6400万円(同262.7%増)
他社コンテンツゲームでは、既存の他社配信アニメ版権ゲームが国内外で好調な推移を維持した。特に2016年5月にリリース2周年を迎えたアニメ版権ゲームは、国内では2周年記念イベントが盛況を博したほか、海外では配信地域が拡大され、新配信地域においてもコンテンツの有する高い集客力により、ユーザーを順調に獲得し、年間を通じて安定的に収益寄与した。また、2016年11月にリリースした新作ゲーム『ダービースタリオン マスターズ』(『ダビマス』)も、好調なスタートを切り、その後も着実にユーザーの増加と定着が進み、想定を上回る水準で収益貢献した。オリジナルゲームも、既存ユーザーの満足度維持・向上に焦点を当てたイベント施策を実施した結果、リリースからの経年に抗う売上水準を維持した。
なお、他社配信アニメ版権ゲーム2本の売上高は、配信会社からの一定の比率に応じた売上分配を得る形となっていることから、売上への影響は相対的に小さいものの、支払手数料が無いため、利益に与える影響が大きくなる。
②広告メディアサービス…売上高11億4000万円(同30.6%増)、セグメント損益2億2400万円の赤字(前々期4億9000万円の赤字)
広告メディアサービスでは、主力サービスである動画リワード広告「DreeVee」のサービス拡充に注力した。旧サービス「poncan」と比較し、拡大された「DreeVee」の顧客リーチを活かし、新たな業種の顧客開拓に注力したほか、新たなマネタイズ手法の導入に取り組む等、収益の拡大に向け試行した。また、次世代の主力事業創出を目的に、新規サービスの開発・運用にも取り組んだ。しかしながら、いずれの事業も事業開発段階にあることから赤字計上となった。
■QonQでは売上高19%増、営業益2.7倍と大幅な増益を達成
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、第4四半期期間(1~3月)の売上高は前四半期比19.3%増の27億1200万円、営業利益は同2.7倍の4億1800万円、経常利益は同3.0倍の3億9400万円、四半期純利益は同61.4%増の3億9700万円となった。利益面の伸びが大きいのは、前述の他社配信アニメ版権ゲーム2本の貢献も大きかったのではないかと予想される。
なお、2018年3月期の連結業績予想は非開示。同社は第1四半期(4~6月)の業績予想予想のみを開示しており、売上高27億5000万円(前年同期比57.1%増)、営業損益1億円の赤字、経常損益1億2000万円の赤字)、四半期純損益1億円の赤字の見込み。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793