Apple、今秋リリース予定のiOS11でARアプリの開発が容易になるARKitを提供 Siriも自作アプリに統合可能に



Appleは、「iOS 11」を今秋、iPhoneとiPadに提供する。様々な機能拡張が行われるが、iOSデバイスでAR(拡張現実)が実現し、デベロッパは新しいプラットフォームを使って、現実の風景上にバーチャルコンテンツを重ねて表示するアプリが開発できるようになる。また、CoreMLによるデバイス上の機械学習機能によって、予測能力や学習能力を備えた、よりインテリジェントなアプリも開発できるようになる。

デベロッパは、Appleが開発した新しいプラットフォームを使うことで、iOSデバイスの内蔵カメラ、パワフルなプロセッサとモーションセンサーを使って、iPhoneとiPadのユーザーにAR体験が提供できる。ARKitを使えば、最新のコンピュータビジョン技術を活用して、現実の風景上に詳細で魅力的なバーチャルコンテンツを重ねて、インタラクティブなゲーム、夢中になるようなショッピング体験、工業デザインを開発できる。


■クレイグ·フェデリギ氏U(ソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント)
「iOS11によって世界最大のARプラットフォームが実現します。デベロッパの皆さんは、本日より提供されるデベロッパ向けのプレビューで、、iPhoneとiPadの十何億人ものユーザーのために、ARKitを使ってAR体験を作り出すことができます。iOS 11は、iPadでできることを最大限に活かせるパワフルなアプリケーション機能をiPadユーザーに提供します。多数の新機能に加え、iPhoneとiPadのユーザーが毎日使っているiOSアプリケーションにも驚くようなアップデートが追加されています」


もうひとつの注目点として、SiriKitを提供することがあげられる。これを使えば、デベロッパは、Siriを自作のアプリに統合することができるとのこと。iOS 11では、To-Doリスト、メモ、リマインダー、銀行の口座振替、残高照会、QRコードを表示するアプリケーションなど、さらに多くのカテゴリーがサポートされるようになるという。
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