エイチーム<3662>は、6月9日、東京都内で2017年7月期の第3四半期の決算説明会を開催した。説明会では、同社の林高生社長が決算概要やセグメント別の事業状況、足元第4四半期の進捗などの説明を行った。今回はその中から同社の新作開発コストについての話題を取り上げたい。
新作の開発コストが上昇していることは、各社に共通する傾向ではあるが、同社についてももちろん例外ではないようだ。林社長によると「少し前までは開発費は1億円だったものが4億円近くになってきている」とのこと。さらにこれに海外展開も含めた各国でのプロモーションコストも加わってくることで、1タイトルあたりのコストは「10億円くらいの規模になってきたのかなと思っている」(林社長)としていた。
ただ、こうして開発規模が大きくなってきたことが「参入障壁となっており、プレイヤーの数も限られてきたため、我々にとってはメリットにもなっている」(同)ともしていた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチーム
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662