メディア工房、17年8月期は16%増収ながら3100万円の営業赤字に ルイスファクトリーのセカンダリー事業が寄与 不採算のOBOKAID'EMは撤退
メディア工房<3815>は、10月13日、2017年8月期の連結決算を発表、売上高22億5100万円(前々期比16.0%増)、営業損益3100万円の赤字(前々期2600万円の黒字)、経常損益4500万円の赤字(同6000万円の赤字)、当期純損益1億1000万円の赤字(前年同期1億3900万円の赤字)となった。
電話占い事業が順調に業績を伸ばしたものの、既存占いコンテンツの売上不振や、OBOKAID'EMタイトルの早期償却により、営業損失を計上した。さらに、来期以降の収益の拡大を目的として、現在進行中の案件を含め各事業内容を厳に精査し、子会社ルイスファクトリーにおける制作途上ゲームを償却するほか、不採算事業として、OBOKAID'EMとO2O事業の撤退を決定し、特別損失計2億3200万円を計上した。
各セグメント別の状況は以下の通り。
①占いコンテンツ事業…売上高17億5500万円(前々期比4.8%減)、営業利益5億円(同18.0%減)
第4四半期連結会計期間においては売上回復傾向が見られたものの、既存占いコンテンツにおける会員数の減少や集客数の伸び悩み、キャリアの方針による広告掲載ルールの変更に伴うIPコラボレーションアプリの短命化により、収益ともに前年を下回る結果となった。
②ゲームコンテンツ事業…売上高4億9200万円(同6.4倍)、営業損益8900万円の赤字(前々期1億900万円の赤字)
子会社ルイスファクトリーにおけるセカンダリー事業に注力し、2016年9月の事業譲受以降、譲受タイトルのほか、新たに『イグドラシル戦記~世界樹の騎士団~』『バハムートブレイブ』計2本の運用を開始した。セカンダリー新規運営本数が計画を下回ったことから、当初の予測には達しなかったものの、当該新規運用タイトルが、当社グループのゲームコンテンツ事業の収益に一定の寄与を見せた。
一方で、「OBOKAID'EM」は、売上不調が引き続いたことが影響し、タイトルの早期償却を実施することとなった。これを受けて、「OBOKAID'EM」を不採算部門として撤退することを決定し、特別損失1億7000万円を計上した。また、合わせてゲームコンテンツ事業に関しては各案件の徹底的な見直しを行い、ルイスファクトリーにおいても、冬ごろリリース予定であった、セカンダリー案件で取得したIPを活用した新規タイトルを含む、制作途上ゲームを償却することを決定した。
③その他…売上高300万円(同83.1%減)、営業損益2000万円の赤字(前々期6100万円の赤字)
AI事業「found it Project」においては、データ解析・システム構築を進めるほか、勉強会の開催を通じて人材の確保、認知度の向上を図り、VR事業においては、米国法人である DoubleMe,Inc. との共同事業に関してプロジェクトの準備を進めるほか、中国のVR端末開発企業である小派科技(上海)有限責任公司と、日本における同社製品の販売総代理店業務に関する業務提携契約を締結するなど、着実に事業を推進した。また、2017年9月には、100%出資で中国法人を設立し、上海で中国法人とのインターネットの運営配信に伴う業務提携強化に向けた体制整備を行っている。
なお、2018年8月期の連結業績予想は、売上高23億5000円(前期比4.4%増)、営業利益7000万円、経常利益6000万円、当期純利益1500万円の見込み。
電話占い事業が順調に業績を伸ばしたものの、既存占いコンテンツの売上不振や、OBOKAID'EMタイトルの早期償却により、営業損失を計上した。さらに、来期以降の収益の拡大を目的として、現在進行中の案件を含め各事業内容を厳に精査し、子会社ルイスファクトリーにおける制作途上ゲームを償却するほか、不採算事業として、OBOKAID'EMとO2O事業の撤退を決定し、特別損失計2億3200万円を計上した。
各セグメント別の状況は以下の通り。
①占いコンテンツ事業…売上高17億5500万円(前々期比4.8%減)、営業利益5億円(同18.0%減)
第4四半期連結会計期間においては売上回復傾向が見られたものの、既存占いコンテンツにおける会員数の減少や集客数の伸び悩み、キャリアの方針による広告掲載ルールの変更に伴うIPコラボレーションアプリの短命化により、収益ともに前年を下回る結果となった。
②ゲームコンテンツ事業…売上高4億9200万円(同6.4倍)、営業損益8900万円の赤字(前々期1億900万円の赤字)
子会社ルイスファクトリーにおけるセカンダリー事業に注力し、2016年9月の事業譲受以降、譲受タイトルのほか、新たに『イグドラシル戦記~世界樹の騎士団~』『バハムートブレイブ』計2本の運用を開始した。セカンダリー新規運営本数が計画を下回ったことから、当初の予測には達しなかったものの、当該新規運用タイトルが、当社グループのゲームコンテンツ事業の収益に一定の寄与を見せた。
一方で、「OBOKAID'EM」は、売上不調が引き続いたことが影響し、タイトルの早期償却を実施することとなった。これを受けて、「OBOKAID'EM」を不採算部門として撤退することを決定し、特別損失1億7000万円を計上した。また、合わせてゲームコンテンツ事業に関しては各案件の徹底的な見直しを行い、ルイスファクトリーにおいても、冬ごろリリース予定であった、セカンダリー案件で取得したIPを活用した新規タイトルを含む、制作途上ゲームを償却することを決定した。
③その他…売上高300万円(同83.1%減)、営業損益2000万円の赤字(前々期6100万円の赤字)
AI事業「found it Project」においては、データ解析・システム構築を進めるほか、勉強会の開催を通じて人材の確保、認知度の向上を図り、VR事業においては、米国法人である DoubleMe,Inc. との共同事業に関してプロジェクトの準備を進めるほか、中国のVR端末開発企業である小派科技(上海)有限責任公司と、日本における同社製品の販売総代理店業務に関する業務提携契約を締結するなど、着実に事業を推進した。また、2017年9月には、100%出資で中国法人を設立し、上海で中国法人とのインターネットの運営配信に伴う業務提携強化に向けた体制整備を行っている。
なお、2018年8月期の連結業績予想は、売上高23億5000円(前期比4.4%増)、営業利益7000万円、経常利益6000万円、当期純利益1500万円の見込み。
会社情報
- 会社名
- 株式会社メディア工房
- 設立
- 1997年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 長沢 一男
- 決算期
- 8月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3815