セガサミーHD、デジタルゲームの2Q営業益は47%減の20億円に MAUと主力タイトルの比率が落ち込む 下期以降リリースの新作にも期待
セガサミーホールディングス<6460>は、この日(11月2日)発表した第2四半期累計(4~7月)の連結決算で、セガゲームスの展開するPCオンラインゲームとスマートフォンゲームなど「デジタルゲーム分野」の売上高が前年同期比16%減の193億円、営業利益が同47%減の20億円だったことを明らかにした。第2四半期(7~9月)の売上高も98億円と2四半期連続で100億円を割り込んだ。
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・セガサミーHD、2Qは売上高14%増、営業益74%増…遊技機事業が好転、デジタルゲーム分野は連結子会社f4samuraiの『マギレコ』も寄与
同社では『ファンタシースターオンライン2』EPISODE5の配信を開始したほか、『オルタンシア・サーガ』『ぷよぷよ!!クエスト』など既存主力タイトルを中心に堅調に推移した、としている。新作タイトルについては、連結子会社f4samuraiが開発・運営を受託している『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』がセールスランキングの上位にランクインするなど好調だったという。
各種のKPIは以下のとおり。平均MAU(月次アクティブユーザー数)が331万人とKPIの発表以来、最低水準だった。これまでの発表をもとに平均MAUの推移を示すグラフを作成したので、こちらも確認してほしい。また、上位3タイトルの売上占有率も57.7%に下がっており、これまで同社の業績をけん引してきたタイトルの収益が落ち込んできたことを示唆しているようにみえる。
『マギアレコード』については業績への寄与という観点からすると「受託」だという点が気になるが、今回の決算には8月22日のリリースから第2四半期末となる9月30日までの40日弱の数字しか含まれていない。下期以降、四半期ベースでフル寄与することになる。また年内リリース予定の『D×2 真・女神転生リベレーション』と、来年登場する『龍が如く ONLINE』にも期待したいところだ。
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各種のKPIは以下のとおり。平均MAU(月次アクティブユーザー数)が331万人とKPIの発表以来、最低水準だった。これまでの発表をもとに平均MAUの推移を示すグラフを作成したので、こちらも確認してほしい。また、上位3タイトルの売上占有率も57.7%に下がっており、これまで同社の業績をけん引してきたタイトルの収益が落ち込んできたことを示唆しているようにみえる。
『マギアレコード』については業績への寄与という観点からすると「受託」だという点が気になるが、今回の決算には8月22日のリリースから第2四半期末となる9月30日までの40日弱の数字しか含まれていない。下期以降、四半期ベースでフル寄与することになる。また年内リリース予定の『D×2 真・女神転生リベレーション』と、来年登場する『龍が如く ONLINE』にも期待したいところだ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社セガ
- 設立
- 1960年6月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長執行役員COO 内海 州史/代表取締役副社長執行役員Co-COO 杉野 行雄
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460