東映アニメーション<4816>は、10月30日に公開した第2四半期の決算説明会資料で、版権事業の売上高が前年同期比52.5%増の130億円、セグメント利益が同56.5%増の60億円と大きく伸び、同社の大きな収益源となっているが、そのけん引役は『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』だったことを明らかにした。
『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』は、国内だけでなく、全世界で好調に推移しているという。世界各国のアプリストアで売上ランキング1位を獲得したことは記憶に新しいが、収益の伸びに関しては国内よりも海外の方が著しい。国内版権の売上高は同28%増の67億円だったのに対し、海外版権のそれは同91.8%増の62億円となり、国内版権収入に匹敵する規模となりつつある。
▲ゲーム(アプリ・オンライン)が海外版権事業の収益拡大のけん引役になっていることがわかる。
▲国内では『ONE PIECE』と『ドラゴンボール』ともにアプリの比重が拡大しているとのこと。『ドッカンバトル』については国内では第2四半期はやや落ち着いたことが伺える。
なお、下期以降は、引き続き『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』の世界的な拡大とともに、中国向けに配信している『聖闘士星矢 小宇宙幻想伝』『龙珠Z 覚醒』『航海王燃焼意思』『アラレ大冒険』が収益貢献する見通し。
©バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
会社情報
- 会社名
- 東映アニメーション株式会社
- 設立
- 1948年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高671億1700万円、営業利益177億7200万円、経常利益203億円、最終利益145億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4816