【速報2】ベイスターズの観客動員数は過去最高 稼働率96%とフル稼働 守安社長「勝ち負けに関わらず楽しんでいただけるよう心がけた」
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>の守安功社長は、この日(11月9日)開催の決算説明会で、横浜DeNAベイスターズについて、主催試合の平均観客動員数は2万7880名となるなど過去最高を更新したことを明らかにした。
守安社長は、「試合の勝ち負けは重要だが、来ていただいたお客様には勝っても負けても楽しんでいただくことを意識してきたことが良かった。観客動員数はこの2年ほどは伸び悩んでいるように見えるが、これは稼働率が96%とほとんどの試合が満席となっているため。2020年までに行うスタジアムの増席(6000席)でさらに増やすことができる」との見通しを示した。
また、収益の多様化も進んだことも特筆すべき事項だ。球場運営会社を買収したことで、球団と球場の一体経営が可能になった。これにより、チケット収入に依存するだけでなく、飲食やグッズの売上やスポンサー収入も増えることになり、経営の安定感も増したという。
今後はスポーツ事業の新しいビジョン「スポーツとひとを通じて街を元気にする」というビジョンのもと、スタジアムの周辺施設の運営なども行ない、さらに収益拡大を目指していく考えだ。
なお、ポストシーズンの業績への影響については軽微だった模様。「おかげさまで、初めて日本シリーズに進出できた。日本一になれなかったものの、良いゲームができた。また、2年連続でクライマックスシリーズに進出し、チーム力が着実にアップしているという手応えを持っている」と感想を述べた後、クライマックスシリーズ(CS)は3位なのでホーム開催できなかったこと、日本シリーズについては日本プロ野球機構の主催試合のため、通常の主催試合と違って業績に大きな影響を与えるものではないとのことだった。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432