【レビュー】トランプの要素を取り入れた新たなカードバトル『ウイニングハンド』体験会をレポート…「ポーカー」と「召喚」で勝利を呼び込め!

 
DMM.com POWERCHORD STUDIOが、12月15日に配信を開始したスマートフォン向け新作トランプ召喚バトル『ウイニングハンド』。YouTuberヒカキンとのコラボでも話題となっている。
 
本作はキャラクターやモンスターを召喚し戦う、トランプ召喚バトル。1人プレイはもちろん、まだ見ぬライバルが待つランキング戦や友達や同僚、家族とも楽しめるフリーのルームバトルが楽しめる。今回は、一足先に本作を遊ぶ機会をいただけたので、プレイレポートをお届けしていく。
 
 

■勝負の鍵は召喚獣 高い役を揃えて相手を攻めよう

 
『ウイニングハンド』の肝となるのは、自分の組んだデッキで様々な能力を持つ絵札や字札キャラを駆使して相手を倒すことが目的の”トランプ召喚バトル”だ。カードに描かれた数字や柄を組み合わせて役にすることで、強力な召喚獣を呼び出せるのが特徴となっている。簡単なルールながらも奥深い戦略をもってバトルを楽しめるのが魅力のひとつでもある。
 

 
バトルでは、毎ターン自分のターンに手札が5枚になるようにカードを引き、その中からキャラ札を1枚だけ場に出すことができる。キャラにはそれぞれ「攻撃力」と「体力」の値が定められており、場に出したターンから即座に攻撃可能となる。対象は相手の場にいる敵キャラ、または敵キャラが居ない場合はリーダーにダイレクトアタックが可能で、先に相手リーダーの体力を0にした方が勝利というルールだ。
 

▲ただし、バトル開始後の初ターンのみ互いに最大2体までのキャラを場に出すことができる。自分の場には、最大5体までのキャラを召喚できるようになっている。
 
また、札にはキャラ札以外にマジック札と呼ばれるものがあり、こちらは1ターン中に何枚でも使用することが可能。効果は、味方キャラの攻撃力や体力を上げるものから、特定のマークの相手キャラを破壊できるものまで様々だ。
 
さらに、各札にはトランプ同様に数字とマークが設定されており、手札の中で「ワンペア」や「スリーカード」「フルハウス」など、ポーカーの役が揃っていれば役に必要な札を複数枚消費することで強力な召喚獣を呼び出すことができる。難しい役ほど強力な召喚獣を召喚できるため、不利な状況からの一発逆転も可能となっている。1ターンごとに戦況が目まぐるしく展開するのも本作の特徴的なポイントだ。

 
▲マジック札の中でも「2」と「7」は全デッキ共通の固定マジック札となっており、2は「手札から不要な札を捨ててその枚数分新しい札を手に入れることができる」、7は「召喚獣を1体破壊する」と、どちらも強力な効果を持つ。
 
そのほか、場の1キャラと手札で役を成立させて強化する「レイズアタック」や、札をコピーできるジョーカーなど、突き詰めるほど奥深い戦略が練れるのは先述した通り。
 
 
▲ジョーカーは役に組み込めば自然と高い役になってくれる非常に便利なカード。
 
 

■全国のプレイヤーと戦える「ランク戦」から、ひとりで遊べる「クエスト」も

 
そんな本作で遊べるモードは、同じランク帯のプレイヤーとの対戦が楽しめる「ランク戦」に、友人や家族など自分の好きな相手と戦える「フリーマッチ」、さらにCPUと戦いアイテムや召喚獣をゲットできる「クエスト」の3種類が用意されている。今回は、その中でも「クエスト」についてもう少し詳細を追っていく。
 
クエストのステージはスゴロク式になっており、ルーレットを回して出た目の数だけ駒が進み、止まったマスに応じてゴールドを獲得できたり、バトルが発生したり、様々なイベントが起きる。
 
 
 
そのほか、バトルのルールは基本的には対人戦のときと同様だが、一部のクエストでは「ジョーカータイム」という特殊なモードが採用されているところも。ジョーカータイムは、バトル中の配札でジョーカーが出た際に発生するモードで、伏せた札からジョーカーを当てることで最大7枚のジョーカーを手にすることができる。召喚獣が手に入る「ゲリラクエスト」など、高難度のクエストに挑む際はジョーカータイムを活かすことが勝利に繋がりそうだ。
 

▲伏せ札から好きなものを選択してジョーカーを当てていくのだが、ジョーカーを当てるたびにハズレの枚数が増えていく。
 
 

■種族やスキルを見極めて独自のデッキを構築

 
最後はデッキとカードについて。本作では52枚+ジョーカー1枚+召喚獣10枚+クエストの場合はフレンドのカード1枚からなるデッキを使用して戦うことになるのだが、各キャラには「神」「悪魔」「英雄」といった種族が設定されており、種族によって回復や強化といった特殊な「スキル」を備えている。
 

 
スキルは、同じカードを合成して「覚醒」することで解放されるので、ガチャなどで同じカードが被った際には積極的にカードを育成して覚醒を狙っていきたい。覚醒が解放された後、必要なゴールドやアイテムを消費して覚醒を行うことでスキルが使用できるようになり、グッとバトルが有利に進められるようになる。
 
また、カードを合成することで「チャンス」と呼ばれる値が上がり、デッキに含まれるチャンスの合計によってクエストクリア時にボーナス宝箱を入手できるため一石二鳥となっている。
 

 
今回の体験プレイから強く感じたのは、非常に相手との駆け引きを楽しめるゲームであるということだ。手札が5枚というルールなので自分が1ターンにできることは限られているのだが、先を見据えてどの札を残していくか、相手が使用した札から先の展開を読みどこで自身の切り札を切っていくかなど、細かなところまで考えると非常に高度な読み合いが展開できる。
 
その反面、基本的なルールは難しくなく、一発逆転の要素も多分に含まれているため、これまでカードゲームを遊んだことがないというプレイヤーへの間口も広く、ユーザーの受け皿が非常に大きな作品となっている。正に謳い文句通り、誰でも遊べるe-Sportsになり得る作品となっているので、興味が湧いた方は是非、一度プレイしてみてほしい。
 

 
■『ウイニングハンド』

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