【決算説明会速報4】サイバーエージェント、仮想通貨取引所への参入断念は事実 「引き受けてはいけないリスク」 AbemaTVやゲーム関連の仮想通貨の発行を検討
サイバーエージェント<4751>の藤田晋社長(写真)は、この日(4月26日)、サイバーエージェントビットコインが仮想通貨取引所への参入を断念するとの一部報道について事実と認めつつ、仮想通貨の発行を行っていく考えを示した。仮想通貨の発行については「何も決まっていないが、仮想通貨に対する規制を見ながらゲームやAbemaTVに関連するものを検討している。無茶するつもりはない」という。
同社は、昨年10月、仮想通貨取引事業を行う100%子会社として、「株式会社サイバーエージェントビットコイン」を設立。仮想通貨交換業者への登録を進め、仮想通貨取引所の新規運営を2018年春に開始するための準備を進めていた。
仮想通貨取引所への参入が遅れてしまったという時間的な問題だけでなく、コインチェックの事件や2000兆円の誤発注の問題もあり、「引き受けてはいけないリスク」と判断したためと説明した。セキュリティ強化のため、自社開発だけにしようとすると、さらに時間がかかってしまうため、参入はやめたほうが良いと判断したという。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751