DeNA、2Qは売上収益7%減、営業益21%減と減収減益に…ゲーム事業の減収が響く 横浜DeNAベイスターズなどスポーツ事業は好調

ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、11月8日、2019年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算(IFRS)を発表、売上収益682億円(前年同期比7.0%減)、営業利益106億円(同21.9%減)、最終利益96億円(同6.6%減)となった。
 

減収の要因は、主にゲーム事業の減収によるもの。横浜ベイスターズなどスポーツ事業は好調に推移した。

セグメント別の業績は以下のとおり。

①ゲーム事業…売上収益427億円(前年同期比12.3%減)、セグメント利益100億円(同25.3%減)
ユーザ消費額は前年同期比で減少したが、費用面では、販売促進費・広告宣伝費や業務委託費などを中心に筋肉質化を図ったほか、さらなる固定費の最適化を継続的に行い、健全な収益性確保に向けた取り組みを推進した。

②EC事業…売上収益60億円(同24.0%減)、セグメント利益6億円(前年同期1億円の赤字)
2018年5月31日付で行ったDeNAトラベルの全株式譲渡に伴い、前年同期比で減収となった。また、前年同期は、DeNAトラベルの過年度における原価計上漏れなどの修正を行った影響でセグメント損失になっている。

③スポーツ事業…売上収益146億円(同17.1%増)、セグメント利益54億円(同22.5%増)
横浜DeNAベイスターズの主催試合の平均観客動員数が好調に推移したことに加え、入場料以外の収入も順調に推移した。

④新規事業・その他…売上収益51億円(同13.7%増)、セグメント損益35億円の赤字(前年同期24億円の赤字)
オートモーティブ事業やヘルスケア事業、ネットサービスインキュベーション事業における一部のサービスにおいて成長投資を積極化した。

なお、2019年3月期通期の予想は、従来予想から変更なく、売上収益1500億円(前期比7.6%増)、営業利益155億円(同43.6%減)、最終利益110億円(同52.1%減)、EPS75.78円を見込む。
 
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
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