ミクシィ<2121>の木村こうき社長(写真)は、本日(11月8日)開催の決算説明会で、2019年3月通期の業績予想の下方修正の理由について、「『モンスターストライク』の売り上げ減少によるもの」と明かした。この日、2019年3月通期の連結業績予想について、売上高を従来予想の1750億円から1550億円、営業利益を同480億円から420億円に減額していた。
『モンスターストライク』について、リリースから5年経過した現在もなお高い人気を誇っているものの、「アクティブユーザーの水準が期初の想定よりも低調に推移」し、売上は未達となった。さらにアクティブユーザーだけでなく、ARPPUも1Qは想定を下回り、2Qにおいては回復の兆しが見られたものの、下期の挽回ではカバーできない水準になったと判断したそうだ。
利益面については、『モンスターストライク』と関連売上の減少に伴い、110億円のマイナスが発生した。『モバイルボール』を2019年春にリリースを延期したことや、新規IPのリリース延期、さらに通信系事業の中止など投資を抑制することで、営業利益で50億円のプラス要因が発生したが、主力タイトルの未達の影響をカバーできなかった。
なお、3Qでは『モンスターストライク』の5周年イベントを開催したことでユーザーの熱量が上がり、MAUは増加しているとのこと。今後はクリスマスや年始にある毎年恒例の新限定キャラクターの追加を行い、下半期の売上の回復を狙う。
会社情報
- 会社名
- 株式会社MIXI
- 設立
- 1997年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 木村 弘毅
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2121