【ゲーム関連企業の決算まとめ(速報版)】7~9月期決算を発表した主なゲーム関連企業38社…アカツキが『ドッカンバトル』で再浮上 マイネットが黒字回復

2018年9月に四半期・期末を迎えたゲーム関連企業の決算発表を一覧としてまとめた。並び方は50音順となっている。決算発表の詳細は、その企業の決算短信や決算説明会資料などを参照してほしい。

なお、決算期恒例のまとめ記事はあらためて後日掲載する予定だ。
 

■アエリア<3758>


アエリア<3758>は、11月14日、2018年12月期通期の連結業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の330億円から320億円(増減率3.0%減)、営業利益は同34億円から24億円(同29.4%減)、経常利益は同32億円から20億円(同31.3%減)、最終利益は同9億円から3億円(同66.7%減)といずれも下方修正されている。

修正の理由は、連結子会社リベル・エンタテインメントが配信している『A3!(エースリー)』の中国版配信を当初は今夏の予定としていたが、諸般の事情により配信の時期が来期以降に延期となったため。

同日発表された2018年12月期の第3四半期(1~9月)決算は、売上高240億200万円(前年同期比2.4倍)、営業利益17億8500万円(同25.2%減)、経常利益16億2400万円(同33.4%増)、最終損益1億2400万円の赤字(前年同期15億200万円の黒字)と減収、最終赤字に転落した。
 
 

■アカツキ<3932>


アカツキ<3932>は、11月2日、2019年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、売上高121億7300万円(前年同期比19.0%増)、営業利益53億100万円(同5.0%増)、経常利益52億4100万円(同4.7%増)、最終利益37億8800万円(同4.8%増)となった。

主力タイトルであるバンダイナムコエンターテインメントとの協業タイトル『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』は、グローバルで長期・大規模運営のノウハウが更に蓄積しており、8月から実施した2.5億ダウンロードイベントが国内外で好調に推移した。

第2四半期期間(7~9月)の業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は74億3600万円(前四半期比57.0%増)、営業利益38億6000万円(同167.9%増)、経常利益38億2800万円(同170.9%増)、最終利益28億800万円(同186.5%増)と大幅な増収増益を達成し、『ドッカンバトル』の周年イベントで賑わった2018年3月期の第4四半期も大きく上回る格好となった。
 
 

■アクセルマーク<3624>


アクセルマーク<3624は、本日(11月13日)、2018年9月通期の決算を発表し、売上高24億6600万円(前の期比25.5%減)、営業損益4億1600万円の赤字(前年同期2億5900万円の赤字)、経常損益4億2600万円の赤字(同2億7200万円の赤字)、最終損益5億1100万円の赤字(同3億1600万円の赤字)だった。

ゲーム事業の収益の落ち込みとand Experience事業での先行投資が主な要因だった。ゲーム事業の売上については、広告事業の売上の半分にまで低下した。

第1四半期(10~12月)の予想は、売上高8億1500万円(前期比32.9%増)、営業損益9700万円の赤字、経常損益9900万円の赤字)、最終損益9900万円の赤字を見込む。
 
 

■イグニス<3689>


イグニス<3689>は、11月12日、2018年9月期の連結決算を発表、売上高48億7400万円(前年同期比12.6%減)、営業損益25億3200万円の赤字(前年同期8300万円の黒字)、経常損益25億7100万円の赤字(同7100万円の黒字)、最終損益26億5100万円の赤字(同3500万円の赤字)と各利益項目とも大幅な赤字計上に終わった。

売上高は、主に既存ジャンルであるコミュニティの『with』の伸長による増加と、ネイティブゲーム『ぼくとドラゴン』の売上が想定を上回る推移となったことで、前年同期比では減収ながら予想を上回って着地した。一方、利益面では、主に広告宣伝費や研究開発費などが増加するなど先行投資負担が増加したほか、VRなど新規事業領域などに係る債権の貸倒引当金繰入額15億900万円を販売費および一般管理費に計上した。

なお、2019年9月期通期の連結業績予想については、売上高60億円(前期比23.1%増)、営業利益3000万円、経常利益1000万円、最終利益500万円の見込み。
 
 

■Aiming<3911>


Aiming<3911>は、10月26日、第3四半期(1月~9月)累計の連結決算を発表し、増収・赤字幅縮小だった。発表した決算は、売上高55億1900万円(前年同期比10.6%増)、営業損益11億2000万円の赤字(前年同期19億2600万円の赤字)、経常損益11億4200万円の赤字(同19億3000万円の赤字)、最終損益11億5800万円の赤字(同19億5100万円の赤字)だった。

第3四半期期間(7~9月)は、売上高が前四半期比5.0%減の17億2800万円となった一方で、営業損益は500万円の赤字、経常損益は700万円の赤字、四半期純損益は1900万円の赤字と前四半期比で赤字幅が大きく縮小した。これは2019年リリース予定タイトルが共同事業化されたため、開発費負担が減少するとともに、これまでの開発費用の負担分も同様にこの四半期でまとめて計上した影響が大きく出ている。
 
 

■エクストリーム<6033>


エクストリーム<6033>は、本日(11月14日)、第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表し、売上高26億3900万円(前年同期比61.9%増)、営業利益1億1600万円(同22.6%減)、経常利益7700万円(同48.8%減)、最終利益2500万円(同71.3%減)だった。

同社では、EPRAKテクノロジーズの連結子会社化により売上規模が順調に拡大した、としている。ただ、売上原価が91%増えたほか、販売管理費も16%増加したことが収益を圧迫し、営業減益となった。さらに持分法投資損失4200万円を計上したことなどが響き経常利益、最終利益も大幅なマイナスとなった。

2019年3月期は、売上高56億9000万円(前期比74.5%増)、営業利益1億6300万円(同44.6%減)、経常利益1億6500万円(同44.6%減)、最終利益1億円(同42.8%減)を見込む。従来予想からは変更なし。『ラングリッサー』関連の収益は織り込んでいないとのこと。
 

■enish<3667>


enish<3667>は、本日(10月30日)、第3四半期累計(1月~9月)の連結決算を発表し、売上高42億3100万円(前年同期比51.5%増)、営業損益4億5200万円の赤字(前年同期7億3200万円の赤字)、経常損益4億4800万円の赤字(同7億2700万円の赤字)、最終損益4億5700万円の赤字(同7億9600万円の赤字)だった。

欅坂46初となる公式ゲームアプリ『欅のキセキ』がけん引した模様だ。アプリは累計350万ダウンロードを突破し、全国のローソン店舗との連動によるコラボ企画や、映画『響-HIBIKI-』とのコラボイベントなどを実施し、ゲーム内の活性化を図った。

なお、第3四半期(7~9月)の業績は、売上高が前四半期比6.1%減の13億1600万円、営業損益が1億6100万円の赤字(前四半期1億9400万円の赤字)だった。
 
 

■オルトプラス<3672>


オルトプラス<3672>は、11月8日、2018年9月期の連結決算を発表、売上高44億8700万円(前々期比36.0%増)と大幅な増収を達成したものの、営業損益13億4900万円の赤字(前々期4億1500万円の赤字)、経常損益13億6100万円の赤字(同3億8000万円の赤字)、最終損益14億200万円の赤字(同6億500万円の赤字)と赤字幅が膨らんだ。

第4四半期期間(7~9月)は6月にリリースした『シンエンレジスト』と、フォワードワークスとの協業タイトル『アークザラッド R』の寄与により、売上高13億5700万円(前四半期比20.3%増)と3四半期連続で創業以来の最高売上高を更新した。

なお、営業利益については、2億7400万円の赤字となっているが、これは7、8月に『アークザラッド R』のリリース直前の投資コストが膨らんだため。
 
 

■カプコン<9697>


カプコン<9697>は、10月29日、2019年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、売上高433億2700万円(前年同期比28.5%増)、営業利益105億800万円(同2.1倍)、経常利益102億9700万円(同2.0倍)、最終利益68億4900万円(同96.8%増)となった。

2018年1月に発売開始した『モンスターハンター:ワールド』(プレイステーション4、Xbox One、パソコン用)が引き続き好調に推移し、出荷本数が1,000万本を突破して、同社の単一タイトルとしては過去最高記録を更新した。利益面については、連結子会社の開発中止損を計上したものの、デジタルコンテンツ事業が好伸したことにより、大幅な増益を達成した。

なお、2019年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高960億円(前期比1.6%増)、営業利益170億円(同6.0%増)、経常利益165億円(同8.2%増)、最終利益120億円(同9.7%増)の見込み。
 

■カヤック<3904>


カヤック<3904>は、本日(11月13日)、第3四半期(1月~9月)を発表し、売上高42億5100万円(前年同期比2.3%減)、営業損益2億9600万円の赤字(前年同期5億8600万円の黒字)、経常損益2億4300万円の赤字(同6億3700万円の黒字)、最終損益2億2100万円の赤字(同4億1300万円の黒字)だった。

減収・赤字転落となったが、主力のソーシャルゲームの売上が低迷したことが主な要因。

続く2018年12月通期は、売上高59億円(前期比3.1%減)、営業損益2億~4億円の赤字、経常損益1億5000万円~3億5000万円の赤字、最終損益3億円の赤字~0を見込む。
 
 

■ガーラ<4777>


ガーラ<4777>は、11月9日、2019年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、売上高4億4800万円(前年同期比45.5%増)、営業損益1億3500万円の赤字(前年同期1億6600万円の赤字)、経常損益1億2400万円の赤字(同1億6700万円の赤字)、最終損益1億2300万円の赤字(同1億7300万円の赤字)となった。

子会社Gala Labが『Flyff Legacy(フリフレガシー)』のグローバルサービスを開始したこともあり、スマートフォンアプリ事業の売上高が増加した。
 

■ガンホー<3765>


ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は、10月31日、2018年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表、売上高617億円(前年同期比11.8%減)、営業利益172億円(同38.7%減)、経常利益174億円(同38.1%減)、最終利益106億円(同40.9%減)となった。

主力タイトルである『パズル&ドラゴンズ』(以下『パズドラ』)の売上高が減少したことが減収減益の要因。

3四半期期間の実績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比8.4%減の190億円と200億円の大台を2012年の10~12月期以来、23四半期ぶりに下回った。また、営業利益は同12.8%円の50億円、経常利益は同13.1%減の51億円、最終利益は同15.5%減の30億円となっている。
 
 

■KLab<3656>


KLab<3656>は、11月8日、2018年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表、売上高249億3600万円(前年同期比36.7%増)、営業利益39億8900万円(同24.4%増)、経常利益41億900万円(同9.1%増)、最終利益26億2900万円(同1.6%増)となった。

『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~」において、各国代表の最新公式ユニフォームを着用した選手たちを配信し好調な売上を計上したことと、『BLEACH Brave Souls』が3周年記念キャンペーンや「千年血戦篇」のキャラクターの配信などで日本版およびグローバル版ともに好調な売上を計上したことなどが貢献した。

なお、2018年12月期通期の予想については、これまでのレンジ予想から一本値での予想に修正しており、売上高315億円(前期比17.6%増)、営業利益40億円(同18.2%減)、経常利益41億円(同15.5%減)、最終利益25億円(同20.1%減)の見込みとしている。
 
 

■グリー<3632>


グリー<3632>は、本日(10月26日)、第1四半期(7月~9月)の連結を発表し、売上高181億円(前年同期比16.0%減)、営業利益16億円(同40.0%減)、経常利益21億円(同28.2%減)、最終利益20億円(同9.4%増)だった。

同社では、既存のスマートフォン向けゲームアプリの継続的な運営と海外展開へ向けた準備を進めながら、新規タイトルの開発を進め、1本の新規タイトルのリリースした、としている。営業利益は大幅な減少になったが、主力のモバイルゲームのコイン消費が減少したことが響いた。

続く2019年6月通期予想は非開示。第2四半期累計(7~12月)のみ開示し、売上高351~361億円(前期比14.4%~12.0%減)、営業利益26~31億円(同48.0%~38.1%減)、経常利益31~36億万円(同44.5%~35.7%減)、最終利益25~30億円(同33.6%~20.8%減)を見込む。
 
 

■クルーズ<2138>


クルーズ<2138>は、11月9日、第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表し、売上高150億5700万円(前年同期比27.2%増)、営業利益3億3500万円(同22.1%減)、経常利益4億0300万円(同8.5%減)、最終利益1億2300万円(同44.2%減)と増収・減益となった。

主力のSHOPLISTとゲーム事業が減益だった。
 

■コーエーテクモHD<3635>


コーエーテクモホールディングス<3635>は、10月25日、2019年3月期の第2四半期(4~9月)の連結決算を発表、売上高174億700万円(前年同期比16.7%増)、営業利益46億8400万円(同64.3%増)、経常利益85億8700万円(同24.5%増)、最終利益62億9000万円(同24.9%増)となった。10月9日に発表した修正予想を売上高、利益とも若干上ブレての着地となっている。

スマートフォンゲームなどの運営収入やIP許諾などのロイヤリティ収入が増加したことで営業利益率が向上した。さらに営業外収益についても安定した利息・配当金収入に加え有価証券売却益を計上し、計画を上回った。その結果、第2四半期連結累計期間としては、売上高、各利益項目とも経営統合以来、最高の業績となっている。

なお、2019年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高410億円(前期比5.3%増)、営業利益120億円(同2.5%増)、経常利益175億円(同4.3%減)、当期純利益125億円(同4.0%減)の見込み。
 

■コナミHD<9766>


コナミホールディングス<9766>は、本日(10月31日)、第2四半期累計(2018年4月~9月)の連結(IFRS)を発表し、売上高1221億円(前年同期比5.9%増)、営業利益250億円(同0.3%増)、税引前利益249億円(同0.5%増)、最終利益171億円(同0.1%増減)だった。

同社では、前年同期に販売が好調であったアミューズメント事業の反動があったものの、eスポーツの取り組みを推進する中で、デジタルエンタテインメント事業の「実況パワフルプロ野球」シリーズ、「ウイニングイレブン」シリーズ等の主力タイトルが堅調に推移した、と説明している。

続く2019年3月通期は、売上高2500億円(前期比4.4%増)、営業利益500億円(同10.7%増)、税引前利益490億円(同9.6%増)、最終利益320億円(同4.9%増)を見込む。
 

■コロプラ<3668>


コロプラ<3668>は、本日(11月7日)、2018年9月期の連結決算を発表し、売上高457億円(前の期比12.4%減)、営業利益69億円(同46.2%減)、経常利益60億円(同52.7%減)、最終利益41億円(同51.8%減)となり、大幅な減益となった。

第4四半期期間(7~9月)の売上高は127億円(前四半期比34.1%増)、営業利益は18億円(同116.3%増)、経常利益14億円(同105.1%増)、最終利益11億円(同153.7%増)と増収増益となった。これは、同社の主力タイトルである『白猫プロジェクト』(以下『白猫PJ』)の4周年イベントが成功したことが主な原動力となっている。

なお、2019年9月期通期の予想については、予定している新作が6本と多く、蓋然性の高い会社予想を開示することは困難とし、予想を非開示としている。
 
 

■サイバーエージェント<4751>


サイバーエージェント<4751>は、本日(7月26日)、第3四半期(2017年10月~2018年6月)を発表し、売上高3119億円(前年同期比15.8%増)、営業利益265億円(同27.1%増)、経常利益251億円(同29.5%増)、最終利益49億円(同66.1%増)だった。

第3四半期(4~9月)の業績をみると、売上高1044億円(前四半期比QonQ4.7%減)、営業利益68億円(同40.6%減)、経常利益65億円(同39.2%減)、最終利益7億円(同60.2%減)と減収減益だった。収益を支えるゲーム事業では、周年イベントで非常に好調だった前四半期の反動減が発生した。また、もう一つの柱であるネット広告でも、需要期だった前四半期の反動が出ただけでなく、先行投資、子会社の異動などが響いた。

続く2018年9月通期は、売上高4200億円(前期比13.1%増)、営業利益300億円(同2.3%減)、経常利益280億円(同2.6%減)、最終利益50億円(同24.2%増)を見込む。
 
 

■スクエニHD<9684>


スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は、本日(11月7日)、第2四半期累計(4月~9月)の連結決算を発表し、売上高1122億円(前年同期比15.0%減)、営業利益100億円(同61.0%減)、経常利益150億円(同43.6%減)、最終利益86億円(同50.7%減)だった。

デジタルエンタテインメント事業とアミューズメント事業が苦戦し、全体として減収減益となった。また完全子会社Luminous Productionsでコンテンツ制作勘定の処分を行い、37億円を特別損失として計上した影響も出た。

続く2019年3月通期は、売上高2700億円(前期比7.8%増)、営業利益300億円(同21.4%減)、経常利益300億円(同17.0%減)、最終利益210億円(同18.7%減)を見込む。
 

■セガサミーHD<6460>


セガサミーホールディングス<6460>は、11月1日、2019年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、売上高1710億円(前年同期比12.2%減)、営業利益102億円(同61.9%減)、経常利益91億円(同63.8%減)、最終利益67億円(同62.3%減)となった。なお、期中には、本社機能集約における一過性の営業費用として約38億円を計上している。

なお、2019年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高3900億円(前期比20.5%減)、営業利益210億円(同18.5%増)、経常利益160億円(同9.7%増)、最終利益120億円(同34.4%増)の見込み。
 

■DeNA<2432>


ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、11月8日、2019年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算(IFRS)を発表、売上収益682億円(前年同期比7.0%減)、営業利益106億円(同21.9%減)、最終利益96億円(同6.6%減)となった。

減収の要因は、主にゲーム事業の減収によるもの。横浜ベイスターズなどスポーツ事業は好調に推移した。

なお、2019年3月期通期の予想は、従来予想から変更なく、売上収益1500億円(前期比7.6%増)、営業利益155億円(同43.6%減)、最終利益110億円(同52.1%減)、EPS75.78円を見込む。
 
 

■ドリコム<3793>


ドリコム<3793>は、この日(10月31日)、第2四半期累計(4~9月)の連結業績を発表し、売上高は前年同期比10.3%減の55億6000万円、営業損益は5億7800万円の赤字(同1億6700万円の黒字)、経常損益は8億2400万円の赤字(同5900万円の黒字)、最終損益は6億5500万円の赤字(同3600万円の黒字)となり、減収・赤字転落となった。

2014年5月にリリースされたIPゲームアプリが好調な推移を維持したほか、6月にリリースされた新作IPゲームアプリも本格的に収益寄与したものの、オリジナルのブラウザゲームやゲームアプリの売上が低下し、全体で減収となった。利益面については、前年度比では運用タイトルの増加とそれに伴う運用費用の増加、さらにブラウザゲームプラットフォーム「enza」への先行投資が負担となった。

2019年3月通期の見通しは非開示。第3四半期の累計(4~12月)のみ発表しており、売上高80億円(前期比20.7%減)、営業損益8億円の赤字(前年同期3億4100万円の黒字)、経常損益11億円の赤字(同1億9300万円の黒字)、最終損益10億円の赤字(同7500万円の黒字)を見込む。
 
 

■日本一ソフト<3851>


日本一ソフトウェア<3851>は、11月9日、2019年3月期の第2四半期累計(4~9月)決算を発表、売上高26億2100万円(前年同期比11.3%減)、営業利益4億1600万円(同13.3%減)、経常利益4億8500万円(同4.7%減)、最終利益3億100万円(同16.2%減)となった。

売上高については、国内市場では2018年5月31日に発売した『嘘つき姫と盲目王子』の販売本数が好調に推移したことと、海外市場の売上が堅調に推移したことで予想を上回った。各利益項目については、増収効果に加え、商品戦略の見直しを図り、開発効率の改善を進めた結果による利益率の向上も影響している。

なお、2019年3月期通期の予想については、第3四半期以降に発売を予定しているタイトルの販売動向が通期業績に与える影響をかんがみ、現時点では予想を据え置くとしており、売上高45億6500万円(前期比3.6%減)、営業利益2億9200万円(同55.5%減)、経常利益2億9200万円(同59.4%減)、最終利益1億7500万円(同65.5%減)の見込み。
 

■日本ファルコム<3723>


日本ファルコム<3723>は、11月8日、2018年9月期の決算を発表し、売上高23億5700万円(前の期比14.7%増)、営業利益12億9400万円(同33.0%増)、経常利益12億9400万円(同33.7%増)、最終利益8億3600万円(同30.2%増)と大幅増益を達成した。

ライセンス部門の収益が大きく伸び、主力の製品部門の売上を上回った。

続く2019年9月期は、売上高20億円(前期比15.2%減)、営業利益10億円(同22.5%減)、経常利益10億円(同22.8%減)、最終利益6億7000万円え(同19.9%減)、EPS65.18円を見込む。また例年通り、下期に比重の大きい予算となっている。
 

■任天堂<7974>


任天堂<7974>は、本日(10月30日)、第2四半期累計(4月~9月)の連結決算を発表し、売上高3889億円(前年同期比4.0%増)、営業利益614億円(同53.7%増)、経常利益919億円(同32.1%増)、最終利益645億円(同25.4%増)と大幅な増益で着地した。

続く2019年3月通期は、売上高1兆2000万円(前期比13.7%増)、営業利益2250億円(同26.7%増)、経常利益2300億円(同15.4%増減)、最終利益1650億円(同18.2%増)を見込む。
 

■ネクソン<3659>


ネクソン<3659>は、11月8日、2018年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表、売上収益2076億円(前年同期比13.9%増)、営業利益944億円(同19.9%増)、最終利益1011億円(同71.6%増)となった。

中国事業が引き続き好調で売上収益は堅調に推移した。

なお、2018年12月期通期の見通しを新たに開示しており、売上収益2535~2576億円(前年同期比7.9~9.7%増)、営業利益1008~1032億円(同11.4~14.1%増)、最終利益1087~1107億円(同91.6~95.1%増)、EPS122.22~124.48円の見込み。
 

■BOI<4393>


バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>は、11月9日、上場後初の本決算発表となる、2018年9月期の決算(非連結)を発表、売上高50億5200万円(前々期比26.3%増)、営業利益5億2700万円(同3.0倍)、経常利益5億900万円(同3.1倍、最終利益3億6300万円(同82.5%増)となった。

売上高、利益ともに8月に発表した上方修正予想をさらに上回っており、売上高は3.1%増、営業利益は31.9%増、経常利益は34.0%増、最終利益36.6%増の上ブレとなった。上方修正の理由は、8月に実施した『ミトラスフィア』の1周年記念イベントなどが好調だったためとしている。

なお、2019年9月期の業績予想については非開示。
 

■バンナムHD<7832>


バンダイナムコホールディングス<7832>は、本日(11月7日)、第2四半期累計(4月~9月)の連結決算を発表し、売上高3346億円(前年同期比8.4%増)、営業利益439億円(同25.7%増)、経常利益458億円(同28.3%増減)、最終利益341億円(同21.3%増)だった。

同社では、ネットワークエンターテインメント事業におけるタイトル編成の違いによる影響があったものの、トイホビー事業や映像音楽プロデュース事業が好調に推移した、と説明している。また、各事業の主力IPや商品・サービスが安定的に推移したとのこと。

続く2019年3月通期は、売上高6500億円(前期比4.2%減)、営業利益600億円(同20.0%減)、経常利益610億円(同19.1%減)、最終利益430億円(同20.5%減)を見込む。
 

■フリュー<6238>


フリュー<6238>は、11月13日、第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表し、売上高127億0600万円(前年同期比5.6%増)、営業利益18億5500万円(同37.1%増)、経常利益18億3400万円(同35.9%増)、最終利益11億9900万円(同32.0%増)だった。

大幅な増益となったが、プリントシール事業が伸びたことに加え、ゲーム事業における採算改善などが主な要因となったようだ。

2019年3月通期は、売上高250億円(前期比1.5%減)、営業利益25億円(同1.9%減)、経常利益25億円(同1.1%増)、最終利益17億4000万円(同0.9%増)を見込む。
 

■ベクター<2656>


ベクター<2656>は、本日(10月19日)、第2四半期累計(4月~9月)の決算を発表し、営業収益4億6400万円(前年同期比17.8%減)、営業損益1億3200万円の赤字(前年同期9200万円の赤字)、経常利益1億3100万円の赤字(同8200万円の赤字)、最終損益1億3300万円の赤字(同8300万円の赤字)と減収・赤字幅拡大となった。

主力のオンラインゲーム事業の営業収益は、前期にサービスを開始したゲームの営業収益が伸び悩み、前年同期と比べて減収となった。利益面では、前年同期に発生した退職金などがなかったことで営業費用が減少したものの、減収分を補いきれなかったようだ。ソフトウェア販売も前四半期に実施した施策が振るわなかった。

第3四半期累計(4~12月)については、営業収益8億円(前年同期比14.7%増)、営業損益2億1000万円の赤字、経常損益2億0900万円の赤字、最終損益2億1100万円の赤字を見込む。
 

■ボルテージ<3639>


ボルテージ<3639>は、11月8日、2019年6月期の第2四半期累計(7~12月)の連結業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の36億円から37億円(増減率2.8%増)、営業損益は同2億5000万円の赤字から1億5000万円の赤字、経常損益は同2億5000万円の赤字から1億5500万円の赤字、最終損益は同2億6000万円の赤字から1億6500万円の赤字に修正された。

第1四半期(7~9月)連結決算は、売上高18億2700万円(前々期比2.1%減)、営業損益8900万円の赤字(前年同期5億2300万円の赤字)、経常損益9200万円の赤字(同5億2600万円の赤字)、最終損益9900万円の赤字(同3億9200万円の赤字)と減収ながら赤字幅が大幅に縮小した。

積極的な広告展開と機能改善により「日本語女性向け」「男性向け」の一部タイトルが好調に推移し、計画を上回った。費用は、広告宣伝費を計画よりも増加させた一方で、採用抑制などによる労務費の減少をはじめ固定費の大幅な抑制に成功し、利益率が改善した。
 
 

■マイネット<3928>


マイネット<3928>の第3四半期(1月~9月)の連結決算は、売上高88億7700万円(前年同期比0.1%減)、営業損益1億8700万円の赤字(前年同期3億2800万円の黒字)、経常損益2億2900万円の赤字(同2億9400万円の赤字)、最終損益32億5800万円の赤字(同1億3400万円の赤字)だった。

第1四半期に発生したゲームサービスの一部サーバーに対する不正アクセスが発生し、13タイトルに長時間メンテナンスなどの影響が及んだことで一時的に悪化したが、その後再開したタイトルの売上高が想定していた水準よりも回復した。
 
 

■マーベラス<7844>


マーベラス<7844>は、本日(10月31日)、第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表し、売上高133億円(前年同期比20.9%増)、営業利益27億円(同56.8%増)、経常利益28億円(同60.9%増)、最終利益19億円(同57.0%増)だった。

同社によると、コンシューマ事業で「Fate/EXTELLA LINK(フェイト/エクステラ リンク)」など新作が寄与したほか、『ポケモンガオーレ』が最高水準の業績推移になり、大幅な増益につながったようだ。

2019年3月通期は、売上高250億円(前期比1.2%減)、営業利益45億円(同11.9%減)、経常利益29億円(同15.2%減)を見込む。
 
 

■ミクシィ<2121>


ミクシィ<2121>は、11月8日、2019年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、売上高710億円(前年同期比23.8%減)、営業利益207億円(同43.9%減)、経常利益207億円(同44.0%減)、最終利益129億円(同48.6%減)となった。

併せて2019年3月期通期の連結業績予想の修正を発表、売上高は従来予想1750億円から1550億円(増減率11.4%減)、営業利益は同480億円から420億円(同12.5%減)、経常利益は同480億円から420億円(同12.5%減)、最終利益は同310億円から270億円(同12.9%減)にいずれも下方修正された。

主力の『モンスターストライク』のアクティブユーザー数がピーク時よりも下回っており、通期での売上高が期初の想定を下回る見通しとなった。また、新経営体制による「選択と集中」を推進する中で、同社の強みを活かしきれない一部の事業について、譲渡および撤退の判断をしたことも影響している。
 
 

■モバイルファクトリー<3912>


モバイルファクトリー<3912>は、10月19日、2018年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表、売上高21億3500万円(前年同期比22.2%増)、営業利益5億8400万円(同7.1%増)、経常利益5億8300万円(同9.6%増)、最終利益4億200万円(同9.6%増)となった。

位置情報連動型ゲームの売上高を四半期推移で見てみると、前四半期比2.6%減の5億8900万円となった。『駅メモ!』のDAU(日次アクティブユーザー数)は過去最高を更新したものの、6月に周年イベントを実施して売り上げが伸びた反動が出ている格好となっている。
 
 

■モブキャストHD<3664>


モブキャストホールディングス<3664>は、11月8日、2018年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表、売上高54億3500万円(前年同期比2.3倍)、営業損益3億1100万円の赤字(前年同期9億6700万円の赤字)、経常損益3億7800万円の赤字(同9億8000万円の赤字)、最終損益4億9700万円(同9億5900万円の赤字)となった。

新作などの開発費に加え、広告宣伝費として3億8800万円を投下するなど引き続き費用が先行している。
 
 

■LINE<3938>


LINE<3938>は、10月24日、2018年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表、売上収益1512億円(前年同期比24.7%増)、営業利益67億円(同72.4%減)、税引前損益2億円の赤字(前年同期211億円の黒字)、最終損益60億円の赤字(同120億円の黒字)と最終赤字に転落した。

同社はLINE PayやLINE Financialなど戦略事業への先行投資を行っており、その費用が引き続き利益面に大きく影響しているようだ。