【コロプラ決算レポート】『バクモン』立ち上げ苦戦や10周年費用増で四半期ベースで赤字に 『アリス・ギア・アイギス』を含むFY18ものが伸長


コロプラ<3668>は、2月6日、2019年9月期の第1四半期(10~12月)の連結決算を発表した。今回はその決算内容を同日に実施されたテレフォンカンファレンス(電話会議)による説明会の内容も踏まえながらまとめてみた。
 

■四半期ベースで赤字転落 『バクモン』の立ち上げ苦戦や10周年関連費用増で


まず始めに業績を四半期推移(QonQ)で見ると、第1四半期の売上高は前四半期比22.6%減の98億4800万円となり、営業損益1億9900万円の赤字、経常損益4億1800万円の赤字、最終利益3億7600万円の赤字と各利益項目は赤字に転落した。前四半期に実施した『白猫プロジェクト』(以下『白猫PJ』)の周年イベントの反動減が出ているほか、新作『バクレツモンスター』(以下『バクモン』)の「立ち上げ苦戦した」(馬場社長)という。
 

また、第4四半期は「コロプラフェス2018」の開催や企業TVCMの放映など10周年記念施策を実施したことで、広告宣伝費が『白猫PJ』の周年イベントを実施した前四半期比と同水準まで膨らんだことが費用の拡大につながったほか、新作開発パイプラインが例年より増加したこと外注費も増加している。

この外注費の増加については、「パイプライン本数増に比例して増加する外注費は、しっかりとグリップすべきと考えている」(同)としていた。
 

なお、従業員数の推移については、第1四半期末時点で前四半期比17名の増加となっている。なお、第3四半期となる4月に新卒社員として61名の入社が予定されている。
 
 

■『白猫PJ』周年の反動でFY14ものが減少 『アリス・ギア・アイギス』がFY18ものをけん引


リリース時期別等売上推移では、『白猫PJ』の周年イベントで大きく売り上げを伸ばしたFY14ものが前四半期からは売り上げが縮小した一方、FY18ものの売り上げが順調に拡大している。そのFY18ものをけん引しているのは、『アリス・ギア・アイギス』で、今年に入り初のApp Store売上ランキング(ゲームカテゴリー)でのトップ30入りを果たしたことが収益面でも結果として表れている格好だ。
 


また、海外についても1月に台湾版『アリス・ギア・アイギス』を配信開始したことが寄与し、売上高、営業利益ともに前四半期比で増加した。
 
 

■新作パイプラインは2タイトル減に 今期は5タイトルをリリース予定


新作のパイプラインについては、開発リソースと収益性の観点から、今期(FY19)、来期(FY20)以降ともにリリース予定本数を厳選した。具体的には今期リリース予定だった自社IPタイトル1本を来期以降に延期し、来期リリース予定だった自社IPタイトル2本の開発を保留したとのこと。
 

2019年9月期通期の予想は、グループを取り巻く事業環境は短期的な変化が激しいことから、グループの業績の見通しについては適正かつ合理的な数値の算出が困難とし、非開示としている。

なお、足元の第2四半期の手応えについては「2月と3月は例年も良くないが、(今年は)想定よりは悪くない」(同)としていた。

 
株式会社コロプラ
https://colopl.page.link/Am8B

会社情報

会社名
株式会社コロプラ
設立
2008年10月
代表者
代表取締役社長 馬場 功淳
決算期
9月
直近業績
売上高371億2500万円、営業利益63億2000万円、経常利益78億4300万円、最終利益30億4700万円(202年9月期)
上場区分
東証一部
証券コード
3668
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