2018年12月に四半期・期末を迎えたゲーム関連企業の決算発表を一覧としてまとめた。並び方は50音順となっている。決算発表の詳細は、その企業の決算短信や決算説明会資料などを参照してほしい。
なお、決算期恒例のまとめ記事はあらためて後日掲載する予定だ。
アエリア<3758>は、昨日(2月14日)22時、2018年12月期の連結決算を発表し、売上高314億7100万円(前の期比98.3%増)、営業利益18億7600万円(同30.3%減)、経常利益16億1500万円(同41.5%減)、最終損益15億3800万円の赤字(前の期20億円の黒字)と最終赤字転落となった。
この期は8月と11月に利益予想の下方修正を行ったが、11月の発表予想からさらに下ぶれた。11月の予想に対して売上高が1.7%、営業利益が21.8%、経常利益が26.6%ショートして着地したが、同社は「売上高、営業利益及び経常利益は概ね予想通り推移」したと説明している。
続く2019年12月期は、売上高320億円(前期比1.7%増)、営業利益22億円(同17.3%増)、経常利益20億円(同23.8%増)、最終利益14億円(黒字転換)を見込む。
アカツキ<3932>は、1月31日、2019年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、売上高185億9600万円(前年同期比16.4%増)、営業利益83億200万円(同5.0%増)、経常利益82億3700万円(同5.0%増)、最終利益57億7500万円(同2.0%増)となった。
業績を四半期推移(QonQ)で見ると、売上高は前四半期比13.6%減の64億2300万円、営業利益は同22.3%減の30億100万円、経常利益は同21.7%減の29億9600万円、最終利益は同29.2%減の19億8700万円となった。前述の『ドッカンバトル』の2.5億ダウンロードイベントを8月に実施した反動が出ていることに加え、『ロマサガ リ・ユニバース』のリリースに向けた費用の増加が利益率を押し下げたものと思われる。
なお、2019年3月通期の業績予想は非開示。
アクセルマーク<3624>は、本日2月14日、第1四半期(2018年10月~12月)の連結決算を発表し、売上高7億1300万円(前年同期比16.3%増)、営業損益1億4300万円の赤字(前年同期6900万円の赤字)、経常損益1億4400万円の赤字(同7000万円の赤字)、最終損益1億4500万円の赤字(同7100万円の赤字)と増収・赤字幅拡大となった。
ゲーム事業は、売上高2億6800万円(同28.1%増)、セグメント損益8400万円の赤字(前年同期は2900万円の赤字)だった。「幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル」が本格的に売上に寄与したものの、自社で配信していた「ワールドクロスサーガ -時と少女と鏡の扉-」の運営主体を他社に変更したことや、 複数ゲームタイトルで不具合によるメンテナンス等が発生したことで、一時的にゲームがプレイできない状況が発生したことで、売上が想定を下回った。
続く2019年9月通期の見通しは非開示。第2四半期累計(18年10月~19年3月)を発表しており、売上高14億3500万円(前期比21.8%増)、営業損益3億1100万円の赤字、経常損益3億1500万円の赤字、最終損益3億1700万円の赤字を見込む。
イグニス<3689>は、本日(2月13日)、第1四半期(18年10月~12月)の連結決算を発表し、売上高13億4300万円(前年同期比4.2%増)、営業損益3億4000万円の赤字(前年同期2億4700万円の赤字)、経常損益3億6100万円の赤字(同2億5000万円の赤字)、最終損益4億1600万円の赤字(同2億3300万円の赤字)だった。
オンライン恋愛・婚活サービス『with』を中心とするコミュティ関連サービスの売上が93.5%増と大きく伸びた一方、モバイルゲームの売上が低下した。
続く2019年9月通期の業績は、売上高60億円(前期比23.1%増)、営業利益3000万円、経常利益1000万円、最終利益500万円と黒字転換を見込む。
Aiming<3911>は、本日2月14日、2018年12月通期の連結決算を発表し、売上高73億1400万円(前の期比7.0%増)、営業損益15億0900万円の赤字(同29億4900万円の赤字)、経常損益15億0900万円の赤字(同29億4700万円の赤字)、最終損益15億5300万円の赤字(同29億7200万円の赤字)だった。
第4四半期(2018年10~12月)の連結業績について計画から下振れとなったようだ。昨年10月時点の予想では、売上高22億6800万円、営業利益7100万円、経常利益6400万円、最終利益6200万円としていたものの、フタを開けていると、売上高17億9500万円、営業損益3億6600万円の赤字、経常損益3億6700万円の赤字、最終損益3億9500万円の赤字で着地した。
第1四半期(1~3月)は、売上高16億0400万円(前期比18.5%減)、営業利益4000万円、経常利益3500万円、最終利益2700万円と黒字転換を見込む。
エクストリーム<6033>は、2月14日、2019年3月期の連結業績予想を上方修正し、売上高63億0800万円(前回予想56億9000万円)、営業利益9億4200万円(同1億6300万円)、経常利益8億4500万円(同1億6500万円)、最終利益5億2200万円(同1億6500万円)とした。従来予想からの修正率は、売上高が10.9%増、営業利益が475.8%増、経常利益が412.1%増、最終利益が421.8%増となった。
スマートフォン版ゲームアプリ『ラングリッサー』が中国と台湾、香港、マカオでヒットしたことで、ゲームの販売額に応じたロイヤリティ収益が発生した。
同時に発表した第3四半期(2018年4-12月)の連結決算を発表し、売上高44億5900万円(前の期比82.3%増)、営業利益5億2100万円(同129.3%増)、経常利益4億3400万円の(前の期比90.8%増)、最終利益は2億5600万円の黒字(86.1%増)だった。
enish<3667>は、本日(2月13日)、2018年12月期の決算を発表し、売上高54億4900万円(前の期比24.3%増)、営業損益7億1600万円の赤字(前の期9億1400万円の赤字)、経常損益7億1200万円の赤字(同9億1100万円の赤字)、最終損益7億1900万円の赤字(同9億8200万円の赤字)だった。
『欅坂46』初となる公式ゲームアプリ「欅のキセキ」が貢献し、赤字幅が縮小した。
なお、2019年12月期の見通しは非開示。現時点で合理的な業績予想の算定ができないため、としている。
オルトプラス<3672>は、本日2月14日、第1四半期(18年10月~12月)を発表し、売上高12億4700万円(前年同期比27.6%増)、営業損益2億6300万円の赤字(前年同期2億5800万円の赤字)、経常損益2億7600万円の赤字(同2億4600万円の赤字)、最終損益2億7800万円の赤字(同2億4700万円の赤字)だった。
自社・協業6タイトル、パブリッシング1タイトルの合計7タイトルの運営を行うとともに、新規2タイトルの開発を進めた。
続く2019年9月期の業績予想は非開示。合理的な業績予想を算定できないため、と説明している。
カプコン<9697>は、本日(2月4日)、第3四半期累計(4月~12月)を発表し、売上高612億円(前年同期比28.3%増)、営業利益134億円(同92.0%増)、経常利益135億円(同90.7%増)、最終利益91億円(同106.8%増)と大幅増益を達成した。第3四半期決算としては過去最高の営業利益を記録した。
『モンスターハンター:ワールド』が単一タイトルとして初となる1000万本を突破し、引き続き業績向上のけん引役を果たした、としている。また、『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル』や『ロックマン11 運命の歯車!!』が順調に推移したことに加え、利益率が高いリピートタイトルが堅調に販売を伸長した。
続く2019年3月通期は、売上高960億円(前期比1.6%増)、営業利益170億円(同6.0%増)、経常利益165億円(同8.2%増)、最終利益120億円(同9.7%増)を見込む。
カヤック<3904>は、本日2月14日、2018年12月通期の連結決算を発表し、売上高58億1600万円(前の期比4.4%減)、営業損益3億9100万円の赤字(前の期は6億7500万円の黒字)、経常損益3億4700万円の赤字(同7億3700万円の黒字)、最終損益2億5300万円の赤字(同5億0700万円の黒字)だった。
「プラコレWedding」など新規サービスの売上が伸びたものの、ソーシャルゲームの不振が響いた。「東京プリズン」など新作をリリースしたものの、新作はいずれも想定した売上水準に届かず、クローズすることになったという。
続く2019年12月期は、売上高70億円(前期比20.3%増減)、営業利益ゼロ、経常利益ゼロ、最終利益ゼロを見込む。
ガーラ<4777>は、第3四半期累計(4~12月)の連結を発表し、売上高6億9000万円(前年同期比26.8%増)、営業損益1億7300万円の赤字(前年同期2億2700万円の赤字)、経常損益1億6900万円の赤字(同2億2200万円の赤字)、最終損益1億7300万円の赤字(同2億2700万円の赤字)だった。
スマートフォンアプリ事業で「Flyff Legacy」を中心にアプリの売上高が伸びたことで26%増収を達成した。これに伴い、売上原価やマーケティング活動費用の増加などが負担となり、引き続き赤字となった。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は、2月1日、2018年12月期の連結決算を発表、売上高921億円(前年同期比0.2%減)、営業利益265億円(同22.7%減)、経常利益266億円(同22.4%減)、最終利益165億円(同25.9%減)となった。
売上高は前年同期と比べて減収となったものの、スマートフォン向けゲームが堅調に推移し、前年同期比でほぼ横ばいとなった。各利益項目は、主にGRAVITYの売上高比率が高まったことによって売上構成比が変化し、利益率が減少したことから前年同期比で減益となった。
四半期期間(10~12月)の業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比59.2%増の303億3800万円、営業利益は同85.0%増の93億1200万円、経常利益は同78.1%増の92億3600万円、最終利益は同99.5%増の59億8400万円と大幅な増収増益での着地となった。
KLab<3656>は、本日(2月13日)、2018年12月通期の連結決算を発表し、売上高326億7300万円(前の期比22.0%増)、営業利益49億9500万円(同2.1%増)、経常利益49億9700万円(同3.0%増)、最終利益25億7000万円(同17.8%減)となった。
「BLEACH Brave Souls」や「キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~」「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」「幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル」が売上増加に貢献した。ただ、広告宣伝費を中心に販売管理費が重しとなり、営業増益幅は縮小した。
続く2019年12月期の予想はレンジ予想となっており、売上高320~400億円(前期比2.1%減~22.4%増)、営業利益10~45億円(同9.9%減~80.0%減)、経常利益10~45億円(同80%減~10%減)、最終利益7~31億円(同72.8%減~20.6%増)としている。
グリー<3632>は、本日(2月4日)、第2四半期累計(18年7月~12月)の連結決算を発表し、売上高358億円(前年同期比12.6%減)、営業利益25億円(同48.7%減)、経常利益29億円(同48.2%減)、最終利益22億円(同42.5%減)だった。
アプリ及びプラットフォームにおけるコイン消費が減少したことに加えて、新作開発への投資を本格的に行ったため、としている。海外展開については、2本の既存タイトルの海外展開と展開エリアの拡大が実現したという。
続く第3四半期(18年7月~19年3月)の業績は、売上高523~533億円(前年同期比11.1~9.4%減)、営業利益28~33億円(同63.1~56.7%減)、経常利益32~37億円(同61.2~55.3%減)、最終利益22~27億円(同61.3~52.6%減)を見込む。
クルーズ<2138>は、2月13日、第3四半期累計(4-12月)の連結は、売上高238億円(前年同期比23.9%増)、営業損益1億0900万円の赤字(前年同期7億7600万円の黒字)、経常損益6600万円の赤字(同7億8000万円の黒字)、最終損益5億円の赤字(同3億9200万円の黒字)と増収・赤字転落となった。
「SHOPLIST」が第3四半期で赤字となるなど先行投資を行ったほか、ゲーム事業における利益減少も響いた。
コーエーテクモホールディングス<3632>は、本日(1月28日)、第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表し、売上高268億円(前年同期比11.5%増)、営業利益71億円(同24.9%増)、経常利益114億円(同0.5%増)、最終利益84億円(同2.5%増)と増収増益だった。売上、利益ともに過去最高を更新した。
パッケージゲームの売上が好調で、スマートフォンゲームの運営収入やIP許諾等のロイヤリティ収入が増加したことにより、高い成長性と収益性を実現した。
続く2019年3月期は、売上高410億円(前期比5.3%増)、営業利益120億円(同2.5%増)、経常利益175億円(同4.3%増)、最終利益125億円(同4.0%減)を見込む。
コナミホールディングス<9766>は、1月31日、2019年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算(IFRS)を発表、売上高1926億円(前年同期比7.8%増)、営業利益394億円(同2.4%増)、最終利益272億円(同4.5%増)となった。
デジタルエンタテインメント事業におけるサッカーおよび野球コンテンツの各シリーズタイトルが堅調に推移し、前年同期に主力タイトルの販売が好調だったアミューズメント事業の反動減をカバーし、売上高・営業利益ともに前年同期を上回った。
なお、2019年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高2500億円(前期比4.4%増)、営業利益500億円(同10.7%増)、最終利益320億円(同4.9%増)の見込み。
コロプラ<3668>は、2月6日、2019年9月期の第1四半期(10~12月)の連結決算を発表、売上高98億4800万円(前年同期比20.4%減)、営業損益1億9900万円の赤字(前年同期21億9700万円の黒字)、経常損益4億1800万円の赤字(同22億1200万円の黒字)、最終利益3億7600万円の赤字(同13億5200万円の黒字)となった。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比22.6%減の98億4800万円となった。前四半期比では大幅な減収となり、金額も100億円の大台を割り込む格好となったが、2四半期前と比べるとやや上回る数字となっている。一方、各利益項目はいずれも赤字計上となっているが、営業利益は販売管理費が31億円台となっており、広告宣伝費やイベント関連費用などが膨らんでいるものと思われる。さらに経常利益以降については、投資有価証券評価損として1億7900万円を計上していることも影響しているもようだ。
なお、2019年9月期通期の予想は非開示。グループを取り巻く事業環境は短期的な変化が激しいことから、グループの業績の見通しについては適正かつ合理的な数値の算出が困難としている。
サイバーエージェント<4751>は、本日(1月30日)、第1四半期(18年10月~12月)の連結決算を発表し、売上高1108億円(前年同期比13.2%増)、営業利益53億円(同35.2%減)、経常利益51億円(同33.7%減)、最終利益9億円(同61.2%減)だった。Abemaへの先行投資に加えて、ゲーム事業とネット広告事業における減益が響いた。
2019年9月通期の業績予想を下方修正し、売上高4400億円(前回予想4700億円)、営業利益200億円(同300億円)、経常利益190億円(同290億円)、最終利益20億円(同50億円)とした。
修正の理由について、ゲーム事業における新規タイトルの初速の好調さを確認し、見通しを公表したが、現時点において想定を下回る実績のため、売上高の見通しを減額修正した、と説明している。これに伴い広告事業やゲーム事業等の既存事業の営業利益予想を期初に想定した500億円から20%減の400億円に、「AbemaTV」等の先行投資事業は、拡大期と位置づけ期初の想定通り営業赤字200億円とした。
サイバーステップ<3810>は、1月15日、2019年5月期通期の連結業績予想の修正を発表、売上高を従来予想の80億円から95億円(増減率18.8%増)に上方修正した。なお、各利益項目については、従来予想の営業利益7億円、経常利益6億5000万円、最終利益5億5000万円を据え置いている。
売上高は、現在サービス中の「オンラインクレーンゲーム・トレバ(以下、トレバ)」が、テレビCM放映の効果と、2018年11月に増床、増台を行ったことにより好調に推移し、前期比・計画比で増加の見込みとなった。
また、同日に発表した第2四半期累計(6~11月)の連結決算は、売上高52億2200万円(前年同期比74.6%増)、営業損益6500万円の赤字(前年同期2億9000万円の黒字)、経常損益1億600万円の赤字(同2億7000万円の黒字)、最終損益1億4200万円の赤字(同2億1100万円の黒字)となった。
スクウェア・エニックス・ホールディングスは、本日(2月5日)、第3四半期累計(18年4月~12月)の連結決算を発表し、売上高1790億円(前年同期比4.8%減)、営業利益117億円(同65.3%減)、経常利益159億円(同54.1%減)、最終利益89億円(同60.1%減)だった。
電子書籍が好調だったことを受けて出版事業が大きく伸びたものの、主力のゲーム事業が減収減益となった。家庭用ゲームソフトやスマートフォンゲーム、MMOゲームはいずれも減益となった。
続く2019年3月通期は、売上高2700億円(前期比%増減)、営業利益300億円(同21.4%減)、経常利益300億円(同17.0%減)、最終利益210億円(同18.7%減)を見込む。
セガサミーホールディングス<6460>は、2月5日、2019年3月期通期の連結業績予想の修正を発表、売上高は従来予想3900億円から3370億円(増減率13.6%減)、営業利益は同210億円から130億円(同38.1%減)、経常利益は同160億円から75億円(同53.1%減)に下方修正し、最終損益は同120億円から15億円の赤字に転落した。
エンタテインメントコンテンツ事業のデジタルゲーム分野は、新作タイトルの投入による収益拡大を目指したが、新作タイトルの投入時期が遅延したことや投入したタイトルが期待値を下回ったことなどから、既存主力タイトルの減衰を補うには至らない見込み。デジタルゲーム分野以外のエンタテインメントコンテンツ事業は、パッケージゲーム分野を中心におおむね前回予想を上回って推移しているが、デジタルゲーム分野の収益低下を補うには至らず、エンタテインメントコンテンツ事業の売上高・営業利益は前回発表予想を下回る見込みとなった。
また、同日に発表した第3四半期累計(4~12月)の連結決算は、売上高2503億円(前年同期比4.0%減)、営業利益119億円(同53.5%減)、経常利益90億円(同62.9%減)、最終利益6億円(同95.0%減)となった。
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、2月7日、2019年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算(IFRS)を発表、売上収益946億円(前年同期比10.8%減)、営業利益85億円(同67.3%減)、最終利益80億円(同64.8%減)となった。
ゲーム事業の減収となり期初の想定を下回ったことに加え、DeNAトラベルの全株式譲渡によって同事業が連結の範囲外になったことなどで前年同期比で減収となった。また、ゲーム事業については、外部プラットフォーマーに対する債権額に関して、過去の支払手数料等の計上漏れが判明し、過去分も含め第3四半期に修正を行い、約8億円の一時的な会計処理が発生したことも影響している。
なお、2019年3月期通期の予想は、2月5日に予想の下方修正を実施しており、売上収益1258億円(前期比9.7%減)、営業利益136億円(同50.6%減)、最終利益105億円(同54.3%減)、EPSは72.26円を見込む。
ドリコム<3793>は、1月31日、2019年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、売上高79億4700万円(前年同期比21.2%減)、営業損益7億400万円の赤字(前年同期3億4100万円の黒字)、経常損益12億8200万円の赤字(同1億9300万円の黒字)、最終損益13億7200万円の赤字(同7500万円の黒字)と大幅赤字を計上した。
『ONE PIECE トレジャークルーズ』(配信:バンダイナムコエンターテインメント)が引き続き堅調に推移したほか、『ダービースタリオン マスターズ』が周年イベントの実施で売り上げを伸ばしたものの、『レイヤードストーリーズ ゼロ』(配信:バンダイナムコエンターテインメント)や『ワールド オブ ファイナルファンタジー メリメロ』(配信:スクウェア・エニックス)のサービス終了が決定するなど、苦戦するタイトルも目立った。
なお、2019年3月期の連結業績予想は、売上高108億円(前年同期比18.1%減)、営業損益6億円の赤字、経常損益13億円の赤字、最終損益15億円の赤字の見込み。
日本一ソフトウェア<3851>は、本日(2月8日)の引け後、第3四半期累計(2018年4~12月)の連結決算を発表した。発表された決算は、売上高36億0100万円(前年同期比4.6%減)、営業利益6億2200万円(同12.7%増)、経常利益6億6900万円(同12.1%増)、最終利益4億3100万円(同0.2%増)となり、営業利益と経常利益は2ケタの増益となった。
モバイルゲームアプリとしては、『真 流行り神 秘密クラブ編』、『ロジック麻雀 創龍 四人打ち・三人打ち』、『Arcane Chess(アーケイン・チェス)』の3タイトルを配信した。また、現在配信中の『魔界ウォーズ』については、2019年2月に配信開始から1周年を迎え、引き続きサービスの向上と収益拡大を図る。
2019年3月通期は、売上高45億6500万円(前期比3.6%減)、営業利益2億9200万円(同55.5%減)、経常利益2億9200万円(同59.4%減)、最終利益1億7500万円(同65.5%減)を見込む。
日本ファルコム<3723>は、本日(2月7日)、第1四半期(10~12月)の決算を発表し、売上高5億5800万円(前年同期比79.2%増)、営業利益3億7400万円(同147.5%増)、経常利益3億7500万円(同145.5%増)、最終利益2億6100万円(同132.3%増)と大幅増収増益を達成した。
製品部門とライセンス部門の売上が好調に推移した。
2019年9月期は、売上高20億円(前期比15.2%減)、営業利益10億円(同22.5%減)、経常利益10億円(同22.8%減)、最終利益6億7000万円(同19.9%減)を見込む。従来予想からは変更はない。
任天堂<7974>は、1月31日、2019年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、売上高9972億円(前年同期比16.4%増)、営業利益2200億円(同40.6%増)、経常利益2402億円(同23.5%増)、最終利益1687億円(同24.9%増)となった。
Nintendo Switchでは、10月に発売した『スーパー マリオパーティ』が530万本、11月に発売した『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』が1000万本、12月に発売した『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』が1208万本の販売を記録する大ヒットとなり、プラットフォームの活性化に貢献した。スマートデバイスビジネスでは、9月に配信を開始した『ドラガリアロスト』も寄与し、スマートデバイス・IP関連収入などの売上高は333億円(同14.7%増)となった。
なお、2019年3月期通期の業績予想は、従来予想から変更なく、売上高1兆2000億円(前期比13.7%増)、営業利益2250億円(同26.7%増)、経常利益2300億円(同15.4%増)、最終利益1650億円(同18.2%増)の見込み。
ネクソン<3659>は、2月12日、2018年12月期の連結決算を発表、売上収益2537億円(前々期比8.0%増)、営業利益983億円(同8.7%増)、最終利益1076億円(同89.7%増)となった。
中国、北米およびその他の地域の事業のけん引により売上収益が前々期比で増加した。中国は、主力PCオンラインゲーム『アラド戦記』の旧正月アップデート(1月)、10周年アップデート(6月)、国慶節アップデート(9月)などの主要アップデートがユーザーの好評を博し、売上収益が前期比で増加した。
なお、その他の費用として、第2四半期連結会計期間において連結子会社ネクソン・コリア・コーポレーションがナット・ゲームズ・カンパニー・リミテッド株式を取得した際に認識したのれんおよび無形資産について減損損失を計上している。
2019年12月期通期の見通しについては、第1四半期の連結業績予想のみを開示しており、売上収益796~873億円(前年同期比12.0~3.4%減)、営業利益406~474億円(同25.7~13.3%減)、最終利益379~436億円(同18.6~6.3%増)、EPS42.40~48.83円の見込み。
バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>は、2月12日、2019年9月期第1四半期の決算(非連結)を発表、売上高11億7400万円、営業利益1億9100万円、経常利益1億8900万円、最終利益1億2900万円となった。初の第1四半期決算開示となるため、前年同期比較はできないが、前四半期との比較を見てみると、売上高は前四半期比0.8%減、営業利益は同25.7%増、経常利益は同27.7%増、最終利益は同13.2%増となっている。
主力タイトルである『ミトラスフィア』および『幻獣契約クリプトラクト』を中心に、クリスマスや年末年始などに合わせたイベントやキャンペーン施策を実施した。
バンダイナムコホールディングス<7832>は、本日(2月6日)、第3四半期累計(18年4月~12月)の連結を発表し、売上高5287億円(前年同期比9.4%増)、営業利益698億円(同30.7%増)、経常利益714億円(同30.6%増)、最終利益535億円(同30.9%増)と大幅増益を達成した。
同社では、各事業において主力IPや商品・サービスが好調に推移した、としている。
続く2019年3月通期の業績予想を上方修正し、売上高7100億円(前回予想6500億円)、営業利益750億円(同600億円)、経常利益760億円(同610億円)、最終利益540億円(同430億円)とした。従来予想からの修正率は、売上高が9.2%増、営業利益が25.0%増、経常利益が24.6%増、最終利益が25.6%増となる。
フリュー<6238>は、本日(2月13日)、2019年3月期の連結業績予想を上方修正し、売上高268億円(前回予想250億円)、営業利益32億8000万円(同25億円)、経常利益32億7000万円(同25億円)、最終利益17億7000万円(同17億4000万円)とした。従来予想からの修正率は、売上高が7.2%増、営業利益が31.2%増、経常利益が30.8%増、最終利益が1.7%増となった。
同社では、プリントシール事業のプレイ回数、コンテンツ・メディア事業のピクトリンク有料会員数、キャラクタ・マーチャンダイジング事業の受注が好調に推移したことに加え、コアエッジの連結子会社化などが奏功したため、としている。
なお、同時に発表した第3四半期累計(4-12月)の業績は、売上高202億3800万円(前年同期比7.8%増)、営業利益27億7500万円(同44.2%増)、経常利益27億4900万円(同43.2%増)、最終利益14億1000万円(同8.3%増)だった。
ベクター<2656>は、本日(1月25日)、第3四半期累計(2018年4月~12月)を発表し、売上高7億6400万円(前年同期比18.4%減)、営業損益1億9400万円の赤字(前年同期1億7500万円の赤字)、経常損益1億9300万円の赤字(同1億6500万円の赤字)、最終損益1億9600万円の赤字(同1億6700万円の赤字)と赤字幅が拡大した。
オンラインゲーム事業の営業収益は、第3四半期にサービスを開始したゲームタイトルが伸び悩やんだことに加え、ソフトウェア販売事業も減収となった。広告宣伝費や地代家賃を大幅に減らし、営業費用を前年同期比で1億5400万円減らしたものの、減収分をカバーすることができなかった。
2019年3月通期は、売上高11億3500万円(前期比11.0%減)、営業損益1億6500万円の赤字、経常損益1億6400万円赤字、最終損益1億6700万円の赤字を見込む。
ボルテージ<3639>は、2月7日、2019年6月期の第2四半期累計(7~12月)の連結決算を発表、売上高36億7800万円(前年同期比1.6%減)、営業損益9300万円の赤字(前年同期7億7900万円の赤字)、経常損益1億800万円の赤字(同7億9000万円の赤字)、最終損益1億1600万円の赤字(同7億5700万円の赤字)となった。
主力の「日本語女性向け」が減少したものの、「男性向け」と「IP展開」が増加し、「英語女性向け」が若干増加した。また、採用抑制などに伴う労務費の減少や制作・システム外注費の減少、テレビCMの出稿を行わなかったことによる広告宣伝費の減少などで、費用は大幅に減少した。
なお、2019年6月期の連結業績予想は、売上高74億5000万円(前年同期比0.8%増)、営業損益5000万円の赤字、経常損益8000万円の赤字、最終損益1億3000万円の赤字の見込み。
マイネット<3928>は、本日(2月14日)、2018年12月期の連結決算を発表し、売上高121億3300万円(前の期比1.5%増)、営業利益1700万円(同97.2%減)、経常損益2900万円の赤字(前の期5億5000万円の黒字)、最終損益32億5700万円の赤字(同1200万円の黒字)だった。
一部サーバーに対する不正アクセスが発生したことを受けて13タイトルに長期メンテナンスが発生し、利益面に大きな影響を与えた。ゲームのサービスは再開し、収益はインシデント発生以前の水準に戻っているという。
続く2019年12月期については変則的な業績予想の開示を行っている。売上高133億4900万円(前期比10.0%増)を見込む。第1四半期(1~3月)については、売上高30億0100万円(前年同期比23.9%増)、営業損益1億4900万円の赤字、EBITDA5000万円計画しているという。
マーベラス<7844>は、1月31日、2019年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、売上高201億9300万円(前年同期比16.1%増)、営業利益42億1000万円(同42.1%増)、経常利益42億8500万円(同43.3%増)、最終利益28億4200万円(同40.4%増)となった。
オンライン事業は、第3四半期累計では減収減益となっているが、第3四半期期間(10~12月)の業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比11.7%増、セグメント利益は同53.1%増と回復傾向を見せた。これは主力の『剣と魔法のログレス いにしえの女神』が11月に5周年の周年イベントを実施していることに加え、『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』が11月より新たにDMM GAMES版のサービスも開始したことなどが寄与しているものと思われる。
なお、2019年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高250億円(前期比1.2%減)、営業利益45億円(同12.6%減)、経常利益45億円(同11.9%減)、最終利益29億8000万円(同15.2%減)の見込み。
ミクシィ<2121>は、2月7日、2019年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、売上高1059億円(前年同期比21.7%減)、営業利益268億円(同43.8%減)、経常利益269億円(同44.0%減)、最終利益171億円(同31.9%減)となった。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比4.2%減の349億円、営業利益は同36.3%減の61億円、経常利益は同36.5%減の61億円、最終利益は同25.8%減の41億円となった。減益幅が目立つがこれはモンスト5周年と年末年始キャンペーンにより広告宣伝費が増加したことが影響している。
なお、2019年3月期通期の予想については、前回予想から修正はなく、売上高1550億円(前期比18.0%減)、営業利益420億円(同42.0%減)、経常利益420億円(同42.2%減)、最終利益270億円(同35.4%減)の見込みとなっている。一株当たり利益(EPS)は356.58円の見込み。
モバイルファクトリー<3912>は、1月25日、2018年12月期の連結決算を発表、売上高29億7800万円(前年同期比22.2%増)、営業利益8億4900万円(同15.4%増)、経常利益8億4800万円(同17.5%増)、最終利益5億8500万円(同14.4%増)となった。
第4四半期期間(10~12月)の前四半期比10.0%増の8億4200万円、営業利益が同25%増の2億6500万円といずれも過去最高を更新した。その原動力となったのは、主力タイトルの『ステーションメモリーズ!』(以下『駅メモ!』)を軸とした位置ゲームの好調だ。足元の第4四半期期間(10~12月)についても位置ゲームの売上高は、前年同期比で42.2%増、前四半期比で13.3%増となっている。
なお、2019年12月期の連結業績予想については非開示とし、第2四半期累計の連結業績予想のみを開示。2019年12月期の第2四半期累計(1~6月)は、売上高15億5800万円(前年同期比13.8%増)、営業利益4億500万円(同8.9%増)、経常利益4億500万円(同9.1%増)、最終利益2億8000万円(同9.3%増)の見込み。
モブキャストホールディングス<3664>は、本日(2月13日)、2018年12月期の連結決算を発表し、売上高72億4500万円(前の期比119.4%増)、営業損益5億3600万円の赤字(前年同期は12億1800万円の赤字)、経常損益6億3000万円の赤字(同12億4200万円の赤字)、最終損益12億2100万円の赤字(同13億4500万円の赤字)だった。
モバイルゲーム事業における新規タイトル「キングダム乱-天下統一への道-」の配信開始による売上の増加、「モバサカCHAMPIONS MANAGER」の売上の通年寄与、モータースポーツ事業のトムスの売上高が加わったことで、売上高が大きく伸びた。モバイルゲーム事業の売上拡大に伴う売上総利益の増加により営業損益、経常損益の赤字幅が縮小した。
LINE<3938>は、1月31日、2018年12月期の連結決算を発表、売上収益2071億円(前々期比24.0%増)、営業利益161億円(同35.8%減)、最終損益37億円の赤字(前々期80億円の黒字)と最終赤字に転落した。
売上収益が増加した主な要因は、広告売上の増加によるもの。コミュニケーション・コンテンツの売上収益は減収であったものの、ディスプレイ広告やアカウント広告が好調だったことによる広告売上の増収が貢献した。
なお、2019年12月期予想は非開示。
なお、決算期恒例のまとめ記事はあらためて後日掲載する予定だ。
■アエリア<3758>
アエリア<3758>は、昨日(2月14日)22時、2018年12月期の連結決算を発表し、売上高314億7100万円(前の期比98.3%増)、営業利益18億7600万円(同30.3%減)、経常利益16億1500万円(同41.5%減)、最終損益15億3800万円の赤字(前の期20億円の黒字)と最終赤字転落となった。
この期は8月と11月に利益予想の下方修正を行ったが、11月の発表予想からさらに下ぶれた。11月の予想に対して売上高が1.7%、営業利益が21.8%、経常利益が26.6%ショートして着地したが、同社は「売上高、営業利益及び経常利益は概ね予想通り推移」したと説明している。
続く2019年12月期は、売上高320億円(前期比1.7%増)、営業利益22億円(同17.3%増)、経常利益20億円(同23.8%増)、最終利益14億円(黒字転換)を見込む。
■アカツキ<3932>
アカツキ<3932>は、1月31日、2019年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、売上高185億9600万円(前年同期比16.4%増)、営業利益83億200万円(同5.0%増)、経常利益82億3700万円(同5.0%増)、最終利益57億7500万円(同2.0%増)となった。
業績を四半期推移(QonQ)で見ると、売上高は前四半期比13.6%減の64億2300万円、営業利益は同22.3%減の30億100万円、経常利益は同21.7%減の29億9600万円、最終利益は同29.2%減の19億8700万円となった。前述の『ドッカンバトル』の2.5億ダウンロードイベントを8月に実施した反動が出ていることに加え、『ロマサガ リ・ユニバース』のリリースに向けた費用の増加が利益率を押し下げたものと思われる。
なお、2019年3月通期の業績予想は非開示。
■アクセルマーク<3624>
アクセルマーク<3624>は、本日2月14日、第1四半期(2018年10月~12月)の連結決算を発表し、売上高7億1300万円(前年同期比16.3%増)、営業損益1億4300万円の赤字(前年同期6900万円の赤字)、経常損益1億4400万円の赤字(同7000万円の赤字)、最終損益1億4500万円の赤字(同7100万円の赤字)と増収・赤字幅拡大となった。
ゲーム事業は、売上高2億6800万円(同28.1%増)、セグメント損益8400万円の赤字(前年同期は2900万円の赤字)だった。「幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル」が本格的に売上に寄与したものの、自社で配信していた「ワールドクロスサーガ -時と少女と鏡の扉-」の運営主体を他社に変更したことや、 複数ゲームタイトルで不具合によるメンテナンス等が発生したことで、一時的にゲームがプレイできない状況が発生したことで、売上が想定を下回った。
続く2019年9月通期の見通しは非開示。第2四半期累計(18年10月~19年3月)を発表しており、売上高14億3500万円(前期比21.8%増)、営業損益3億1100万円の赤字、経常損益3億1500万円の赤字、最終損益3億1700万円の赤字を見込む。
■イグニス<3689>
イグニス<3689>は、本日(2月13日)、第1四半期(18年10月~12月)の連結決算を発表し、売上高13億4300万円(前年同期比4.2%増)、営業損益3億4000万円の赤字(前年同期2億4700万円の赤字)、経常損益3億6100万円の赤字(同2億5000万円の赤字)、最終損益4億1600万円の赤字(同2億3300万円の赤字)だった。
オンライン恋愛・婚活サービス『with』を中心とするコミュティ関連サービスの売上が93.5%増と大きく伸びた一方、モバイルゲームの売上が低下した。
続く2019年9月通期の業績は、売上高60億円(前期比23.1%増)、営業利益3000万円、経常利益1000万円、最終利益500万円と黒字転換を見込む。
■Aiming<3911>
Aiming<3911>は、本日2月14日、2018年12月通期の連結決算を発表し、売上高73億1400万円(前の期比7.0%増)、営業損益15億0900万円の赤字(同29億4900万円の赤字)、経常損益15億0900万円の赤字(同29億4700万円の赤字)、最終損益15億5300万円の赤字(同29億7200万円の赤字)だった。
第4四半期(2018年10~12月)の連結業績について計画から下振れとなったようだ。昨年10月時点の予想では、売上高22億6800万円、営業利益7100万円、経常利益6400万円、最終利益6200万円としていたものの、フタを開けていると、売上高17億9500万円、営業損益3億6600万円の赤字、経常損益3億6700万円の赤字、最終損益3億9500万円の赤字で着地した。
第1四半期(1~3月)は、売上高16億0400万円(前期比18.5%減)、営業利益4000万円、経常利益3500万円、最終利益2700万円と黒字転換を見込む。
■エクストリーム<6033>
エクストリーム<6033>は、2月14日、2019年3月期の連結業績予想を上方修正し、売上高63億0800万円(前回予想56億9000万円)、営業利益9億4200万円(同1億6300万円)、経常利益8億4500万円(同1億6500万円)、最終利益5億2200万円(同1億6500万円)とした。従来予想からの修正率は、売上高が10.9%増、営業利益が475.8%増、経常利益が412.1%増、最終利益が421.8%増となった。
スマートフォン版ゲームアプリ『ラングリッサー』が中国と台湾、香港、マカオでヒットしたことで、ゲームの販売額に応じたロイヤリティ収益が発生した。
同時に発表した第3四半期(2018年4-12月)の連結決算を発表し、売上高44億5900万円(前の期比82.3%増)、営業利益5億2100万円(同129.3%増)、経常利益4億3400万円の(前の期比90.8%増)、最終利益は2億5600万円の黒字(86.1%増)だった。
■enish<3667>
enish<3667>は、本日(2月13日)、2018年12月期の決算を発表し、売上高54億4900万円(前の期比24.3%増)、営業損益7億1600万円の赤字(前の期9億1400万円の赤字)、経常損益7億1200万円の赤字(同9億1100万円の赤字)、最終損益7億1900万円の赤字(同9億8200万円の赤字)だった。
『欅坂46』初となる公式ゲームアプリ「欅のキセキ」が貢献し、赤字幅が縮小した。
なお、2019年12月期の見通しは非開示。現時点で合理的な業績予想の算定ができないため、としている。
■オルトプラス<3672>
オルトプラス<3672>は、本日2月14日、第1四半期(18年10月~12月)を発表し、売上高12億4700万円(前年同期比27.6%増)、営業損益2億6300万円の赤字(前年同期2億5800万円の赤字)、経常損益2億7600万円の赤字(同2億4600万円の赤字)、最終損益2億7800万円の赤字(同2億4700万円の赤字)だった。
自社・協業6タイトル、パブリッシング1タイトルの合計7タイトルの運営を行うとともに、新規2タイトルの開発を進めた。
続く2019年9月期の業績予想は非開示。合理的な業績予想を算定できないため、と説明している。
■カプコン<9697>
カプコン<9697>は、本日(2月4日)、第3四半期累計(4月~12月)を発表し、売上高612億円(前年同期比28.3%増)、営業利益134億円(同92.0%増)、経常利益135億円(同90.7%増)、最終利益91億円(同106.8%増)と大幅増益を達成した。第3四半期決算としては過去最高の営業利益を記録した。
『モンスターハンター:ワールド』が単一タイトルとして初となる1000万本を突破し、引き続き業績向上のけん引役を果たした、としている。また、『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル』や『ロックマン11 運命の歯車!!』が順調に推移したことに加え、利益率が高いリピートタイトルが堅調に販売を伸長した。
続く2019年3月通期は、売上高960億円(前期比1.6%増)、営業利益170億円(同6.0%増)、経常利益165億円(同8.2%増)、最終利益120億円(同9.7%増)を見込む。
■カヤック<3904>
カヤック<3904>は、本日2月14日、2018年12月通期の連結決算を発表し、売上高58億1600万円(前の期比4.4%減)、営業損益3億9100万円の赤字(前の期は6億7500万円の黒字)、経常損益3億4700万円の赤字(同7億3700万円の黒字)、最終損益2億5300万円の赤字(同5億0700万円の黒字)だった。
「プラコレWedding」など新規サービスの売上が伸びたものの、ソーシャルゲームの不振が響いた。「東京プリズン」など新作をリリースしたものの、新作はいずれも想定した売上水準に届かず、クローズすることになったという。
続く2019年12月期は、売上高70億円(前期比20.3%増減)、営業利益ゼロ、経常利益ゼロ、最終利益ゼロを見込む。
■ガーラ<4777>
ガーラ<4777>は、第3四半期累計(4~12月)の連結を発表し、売上高6億9000万円(前年同期比26.8%増)、営業損益1億7300万円の赤字(前年同期2億2700万円の赤字)、経常損益1億6900万円の赤字(同2億2200万円の赤字)、最終損益1億7300万円の赤字(同2億2700万円の赤字)だった。
スマートフォンアプリ事業で「Flyff Legacy」を中心にアプリの売上高が伸びたことで26%増収を達成した。これに伴い、売上原価やマーケティング活動費用の増加などが負担となり、引き続き赤字となった。
■ガンホー<3765>
ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は、2月1日、2018年12月期の連結決算を発表、売上高921億円(前年同期比0.2%減)、営業利益265億円(同22.7%減)、経常利益266億円(同22.4%減)、最終利益165億円(同25.9%減)となった。
売上高は前年同期と比べて減収となったものの、スマートフォン向けゲームが堅調に推移し、前年同期比でほぼ横ばいとなった。各利益項目は、主にGRAVITYの売上高比率が高まったことによって売上構成比が変化し、利益率が減少したことから前年同期比で減益となった。
四半期期間(10~12月)の業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比59.2%増の303億3800万円、営業利益は同85.0%増の93億1200万円、経常利益は同78.1%増の92億3600万円、最終利益は同99.5%増の59億8400万円と大幅な増収増益での着地となった。
■KLab<3656>
KLab<3656>は、本日(2月13日)、2018年12月通期の連結決算を発表し、売上高326億7300万円(前の期比22.0%増)、営業利益49億9500万円(同2.1%増)、経常利益49億9700万円(同3.0%増)、最終利益25億7000万円(同17.8%減)となった。
「BLEACH Brave Souls」や「キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~」「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」「幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル」が売上増加に貢献した。ただ、広告宣伝費を中心に販売管理費が重しとなり、営業増益幅は縮小した。
続く2019年12月期の予想はレンジ予想となっており、売上高320~400億円(前期比2.1%減~22.4%増)、営業利益10~45億円(同9.9%減~80.0%減)、経常利益10~45億円(同80%減~10%減)、最終利益7~31億円(同72.8%減~20.6%増)としている。
■グリー<3632>
グリー<3632>は、本日(2月4日)、第2四半期累計(18年7月~12月)の連結決算を発表し、売上高358億円(前年同期比12.6%減)、営業利益25億円(同48.7%減)、経常利益29億円(同48.2%減)、最終利益22億円(同42.5%減)だった。
アプリ及びプラットフォームにおけるコイン消費が減少したことに加えて、新作開発への投資を本格的に行ったため、としている。海外展開については、2本の既存タイトルの海外展開と展開エリアの拡大が実現したという。
続く第3四半期(18年7月~19年3月)の業績は、売上高523~533億円(前年同期比11.1~9.4%減)、営業利益28~33億円(同63.1~56.7%減)、経常利益32~37億円(同61.2~55.3%減)、最終利益22~27億円(同61.3~52.6%減)を見込む。
■クルーズ<2138>
クルーズ<2138>は、2月13日、第3四半期累計(4-12月)の連結は、売上高238億円(前年同期比23.9%増)、営業損益1億0900万円の赤字(前年同期7億7600万円の黒字)、経常損益6600万円の赤字(同7億8000万円の黒字)、最終損益5億円の赤字(同3億9200万円の黒字)と増収・赤字転落となった。
「SHOPLIST」が第3四半期で赤字となるなど先行投資を行ったほか、ゲーム事業における利益減少も響いた。
■コーエーテクモHD<3635>
コーエーテクモホールディングス<3632>は、本日(1月28日)、第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表し、売上高268億円(前年同期比11.5%増)、営業利益71億円(同24.9%増)、経常利益114億円(同0.5%増)、最終利益84億円(同2.5%増)と増収増益だった。売上、利益ともに過去最高を更新した。
パッケージゲームの売上が好調で、スマートフォンゲームの運営収入やIP許諾等のロイヤリティ収入が増加したことにより、高い成長性と収益性を実現した。
続く2019年3月期は、売上高410億円(前期比5.3%増)、営業利益120億円(同2.5%増)、経常利益175億円(同4.3%増)、最終利益125億円(同4.0%減)を見込む。
■コナミHD<9766>
コナミホールディングス<9766>は、1月31日、2019年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算(IFRS)を発表、売上高1926億円(前年同期比7.8%増)、営業利益394億円(同2.4%増)、最終利益272億円(同4.5%増)となった。
デジタルエンタテインメント事業におけるサッカーおよび野球コンテンツの各シリーズタイトルが堅調に推移し、前年同期に主力タイトルの販売が好調だったアミューズメント事業の反動減をカバーし、売上高・営業利益ともに前年同期を上回った。
なお、2019年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高2500億円(前期比4.4%増)、営業利益500億円(同10.7%増)、最終利益320億円(同4.9%増)の見込み。
■コロプラ<3668>
コロプラ<3668>は、2月6日、2019年9月期の第1四半期(10~12月)の連結決算を発表、売上高98億4800万円(前年同期比20.4%減)、営業損益1億9900万円の赤字(前年同期21億9700万円の黒字)、経常損益4億1800万円の赤字(同22億1200万円の黒字)、最終利益3億7600万円の赤字(同13億5200万円の黒字)となった。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比22.6%減の98億4800万円となった。前四半期比では大幅な減収となり、金額も100億円の大台を割り込む格好となったが、2四半期前と比べるとやや上回る数字となっている。一方、各利益項目はいずれも赤字計上となっているが、営業利益は販売管理費が31億円台となっており、広告宣伝費やイベント関連費用などが膨らんでいるものと思われる。さらに経常利益以降については、投資有価証券評価損として1億7900万円を計上していることも影響しているもようだ。
なお、2019年9月期通期の予想は非開示。グループを取り巻く事業環境は短期的な変化が激しいことから、グループの業績の見通しについては適正かつ合理的な数値の算出が困難としている。
■サイバーエージェント<4751>
サイバーエージェント<4751>は、本日(1月30日)、第1四半期(18年10月~12月)の連結決算を発表し、売上高1108億円(前年同期比13.2%増)、営業利益53億円(同35.2%減)、経常利益51億円(同33.7%減)、最終利益9億円(同61.2%減)だった。Abemaへの先行投資に加えて、ゲーム事業とネット広告事業における減益が響いた。
2019年9月通期の業績予想を下方修正し、売上高4400億円(前回予想4700億円)、営業利益200億円(同300億円)、経常利益190億円(同290億円)、最終利益20億円(同50億円)とした。
修正の理由について、ゲーム事業における新規タイトルの初速の好調さを確認し、見通しを公表したが、現時点において想定を下回る実績のため、売上高の見通しを減額修正した、と説明している。これに伴い広告事業やゲーム事業等の既存事業の営業利益予想を期初に想定した500億円から20%減の400億円に、「AbemaTV」等の先行投資事業は、拡大期と位置づけ期初の想定通り営業赤字200億円とした。
■サイバーステップ<3810>
サイバーステップ<3810>は、1月15日、2019年5月期通期の連結業績予想の修正を発表、売上高を従来予想の80億円から95億円(増減率18.8%増)に上方修正した。なお、各利益項目については、従来予想の営業利益7億円、経常利益6億5000万円、最終利益5億5000万円を据え置いている。
売上高は、現在サービス中の「オンラインクレーンゲーム・トレバ(以下、トレバ)」が、テレビCM放映の効果と、2018年11月に増床、増台を行ったことにより好調に推移し、前期比・計画比で増加の見込みとなった。
また、同日に発表した第2四半期累計(6~11月)の連結決算は、売上高52億2200万円(前年同期比74.6%増)、営業損益6500万円の赤字(前年同期2億9000万円の黒字)、経常損益1億600万円の赤字(同2億7000万円の黒字)、最終損益1億4200万円の赤字(同2億1100万円の黒字)となった。
■スクエニHD<9684>
スクウェア・エニックス・ホールディングスは、本日(2月5日)、第3四半期累計(18年4月~12月)の連結決算を発表し、売上高1790億円(前年同期比4.8%減)、営業利益117億円(同65.3%減)、経常利益159億円(同54.1%減)、最終利益89億円(同60.1%減)だった。
電子書籍が好調だったことを受けて出版事業が大きく伸びたものの、主力のゲーム事業が減収減益となった。家庭用ゲームソフトやスマートフォンゲーム、MMOゲームはいずれも減益となった。
続く2019年3月通期は、売上高2700億円(前期比%増減)、営業利益300億円(同21.4%減)、経常利益300億円(同17.0%減)、最終利益210億円(同18.7%減)を見込む。
■セガサミーHD<6460>
セガサミーホールディングス<6460>は、2月5日、2019年3月期通期の連結業績予想の修正を発表、売上高は従来予想3900億円から3370億円(増減率13.6%減)、営業利益は同210億円から130億円(同38.1%減)、経常利益は同160億円から75億円(同53.1%減)に下方修正し、最終損益は同120億円から15億円の赤字に転落した。
エンタテインメントコンテンツ事業のデジタルゲーム分野は、新作タイトルの投入による収益拡大を目指したが、新作タイトルの投入時期が遅延したことや投入したタイトルが期待値を下回ったことなどから、既存主力タイトルの減衰を補うには至らない見込み。デジタルゲーム分野以外のエンタテインメントコンテンツ事業は、パッケージゲーム分野を中心におおむね前回予想を上回って推移しているが、デジタルゲーム分野の収益低下を補うには至らず、エンタテインメントコンテンツ事業の売上高・営業利益は前回発表予想を下回る見込みとなった。
また、同日に発表した第3四半期累計(4~12月)の連結決算は、売上高2503億円(前年同期比4.0%減)、営業利益119億円(同53.5%減)、経常利益90億円(同62.9%減)、最終利益6億円(同95.0%減)となった。
■DeNA<2432>
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、2月7日、2019年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算(IFRS)を発表、売上収益946億円(前年同期比10.8%減)、営業利益85億円(同67.3%減)、最終利益80億円(同64.8%減)となった。
ゲーム事業の減収となり期初の想定を下回ったことに加え、DeNAトラベルの全株式譲渡によって同事業が連結の範囲外になったことなどで前年同期比で減収となった。また、ゲーム事業については、外部プラットフォーマーに対する債権額に関して、過去の支払手数料等の計上漏れが判明し、過去分も含め第3四半期に修正を行い、約8億円の一時的な会計処理が発生したことも影響している。
なお、2019年3月期通期の予想は、2月5日に予想の下方修正を実施しており、売上収益1258億円(前期比9.7%減)、営業利益136億円(同50.6%減)、最終利益105億円(同54.3%減)、EPSは72.26円を見込む。
■ドリコム<3793>
ドリコム<3793>は、1月31日、2019年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、売上高79億4700万円(前年同期比21.2%減)、営業損益7億400万円の赤字(前年同期3億4100万円の黒字)、経常損益12億8200万円の赤字(同1億9300万円の黒字)、最終損益13億7200万円の赤字(同7500万円の黒字)と大幅赤字を計上した。
『ONE PIECE トレジャークルーズ』(配信:バンダイナムコエンターテインメント)が引き続き堅調に推移したほか、『ダービースタリオン マスターズ』が周年イベントの実施で売り上げを伸ばしたものの、『レイヤードストーリーズ ゼロ』(配信:バンダイナムコエンターテインメント)や『ワールド オブ ファイナルファンタジー メリメロ』(配信:スクウェア・エニックス)のサービス終了が決定するなど、苦戦するタイトルも目立った。
なお、2019年3月期の連結業績予想は、売上高108億円(前年同期比18.1%減)、営業損益6億円の赤字、経常損益13億円の赤字、最終損益15億円の赤字の見込み。
■日本一ソフト<3851>
日本一ソフトウェア<3851>は、本日(2月8日)の引け後、第3四半期累計(2018年4~12月)の連結決算を発表した。発表された決算は、売上高36億0100万円(前年同期比4.6%減)、営業利益6億2200万円(同12.7%増)、経常利益6億6900万円(同12.1%増)、最終利益4億3100万円(同0.2%増)となり、営業利益と経常利益は2ケタの増益となった。
モバイルゲームアプリとしては、『真 流行り神 秘密クラブ編』、『ロジック麻雀 創龍 四人打ち・三人打ち』、『Arcane Chess(アーケイン・チェス)』の3タイトルを配信した。また、現在配信中の『魔界ウォーズ』については、2019年2月に配信開始から1周年を迎え、引き続きサービスの向上と収益拡大を図る。
2019年3月通期は、売上高45億6500万円(前期比3.6%減)、営業利益2億9200万円(同55.5%減)、経常利益2億9200万円(同59.4%減)、最終利益1億7500万円(同65.5%減)を見込む。
■日本ファルコム<3723>
日本ファルコム<3723>は、本日(2月7日)、第1四半期(10~12月)の決算を発表し、売上高5億5800万円(前年同期比79.2%増)、営業利益3億7400万円(同147.5%増)、経常利益3億7500万円(同145.5%増)、最終利益2億6100万円(同132.3%増)と大幅増収増益を達成した。
製品部門とライセンス部門の売上が好調に推移した。
2019年9月期は、売上高20億円(前期比15.2%減)、営業利益10億円(同22.5%減)、経常利益10億円(同22.8%減)、最終利益6億7000万円(同19.9%減)を見込む。従来予想からは変更はない。
■任天堂<7974>
任天堂<7974>は、1月31日、2019年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、売上高9972億円(前年同期比16.4%増)、営業利益2200億円(同40.6%増)、経常利益2402億円(同23.5%増)、最終利益1687億円(同24.9%増)となった。
Nintendo Switchでは、10月に発売した『スーパー マリオパーティ』が530万本、11月に発売した『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』が1000万本、12月に発売した『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』が1208万本の販売を記録する大ヒットとなり、プラットフォームの活性化に貢献した。スマートデバイスビジネスでは、9月に配信を開始した『ドラガリアロスト』も寄与し、スマートデバイス・IP関連収入などの売上高は333億円(同14.7%増)となった。
なお、2019年3月期通期の業績予想は、従来予想から変更なく、売上高1兆2000億円(前期比13.7%増)、営業利益2250億円(同26.7%増)、経常利益2300億円(同15.4%増)、最終利益1650億円(同18.2%増)の見込み。
■ネクソン<3659>
ネクソン<3659>は、2月12日、2018年12月期の連結決算を発表、売上収益2537億円(前々期比8.0%増)、営業利益983億円(同8.7%増)、最終利益1076億円(同89.7%増)となった。
中国、北米およびその他の地域の事業のけん引により売上収益が前々期比で増加した。中国は、主力PCオンラインゲーム『アラド戦記』の旧正月アップデート(1月)、10周年アップデート(6月)、国慶節アップデート(9月)などの主要アップデートがユーザーの好評を博し、売上収益が前期比で増加した。
なお、その他の費用として、第2四半期連結会計期間において連結子会社ネクソン・コリア・コーポレーションがナット・ゲームズ・カンパニー・リミテッド株式を取得した際に認識したのれんおよび無形資産について減損損失を計上している。
2019年12月期通期の見通しについては、第1四半期の連結業績予想のみを開示しており、売上収益796~873億円(前年同期比12.0~3.4%減)、営業利益406~474億円(同25.7~13.3%減)、最終利益379~436億円(同18.6~6.3%増)、EPS42.40~48.83円の見込み。
■BOI<4393>
バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>は、2月12日、2019年9月期第1四半期の決算(非連結)を発表、売上高11億7400万円、営業利益1億9100万円、経常利益1億8900万円、最終利益1億2900万円となった。初の第1四半期決算開示となるため、前年同期比較はできないが、前四半期との比較を見てみると、売上高は前四半期比0.8%減、営業利益は同25.7%増、経常利益は同27.7%増、最終利益は同13.2%増となっている。
主力タイトルである『ミトラスフィア』および『幻獣契約クリプトラクト』を中心に、クリスマスや年末年始などに合わせたイベントやキャンペーン施策を実施した。
■バンナムHD<7832>
バンダイナムコホールディングス<7832>は、本日(2月6日)、第3四半期累計(18年4月~12月)の連結を発表し、売上高5287億円(前年同期比9.4%増)、営業利益698億円(同30.7%増)、経常利益714億円(同30.6%増)、最終利益535億円(同30.9%増)と大幅増益を達成した。
同社では、各事業において主力IPや商品・サービスが好調に推移した、としている。
続く2019年3月通期の業績予想を上方修正し、売上高7100億円(前回予想6500億円)、営業利益750億円(同600億円)、経常利益760億円(同610億円)、最終利益540億円(同430億円)とした。従来予想からの修正率は、売上高が9.2%増、営業利益が25.0%増、経常利益が24.6%増、最終利益が25.6%増となる。
■フリュー<6238>
フリュー<6238>は、本日(2月13日)、2019年3月期の連結業績予想を上方修正し、売上高268億円(前回予想250億円)、営業利益32億8000万円(同25億円)、経常利益32億7000万円(同25億円)、最終利益17億7000万円(同17億4000万円)とした。従来予想からの修正率は、売上高が7.2%増、営業利益が31.2%増、経常利益が30.8%増、最終利益が1.7%増となった。
同社では、プリントシール事業のプレイ回数、コンテンツ・メディア事業のピクトリンク有料会員数、キャラクタ・マーチャンダイジング事業の受注が好調に推移したことに加え、コアエッジの連結子会社化などが奏功したため、としている。
なお、同時に発表した第3四半期累計(4-12月)の業績は、売上高202億3800万円(前年同期比7.8%増)、営業利益27億7500万円(同44.2%増)、経常利益27億4900万円(同43.2%増)、最終利益14億1000万円(同8.3%増)だった。
■ベクター<2656>
ベクター<2656>は、本日(1月25日)、第3四半期累計(2018年4月~12月)を発表し、売上高7億6400万円(前年同期比18.4%減)、営業損益1億9400万円の赤字(前年同期1億7500万円の赤字)、経常損益1億9300万円の赤字(同1億6500万円の赤字)、最終損益1億9600万円の赤字(同1億6700万円の赤字)と赤字幅が拡大した。
オンラインゲーム事業の営業収益は、第3四半期にサービスを開始したゲームタイトルが伸び悩やんだことに加え、ソフトウェア販売事業も減収となった。広告宣伝費や地代家賃を大幅に減らし、営業費用を前年同期比で1億5400万円減らしたものの、減収分をカバーすることができなかった。
2019年3月通期は、売上高11億3500万円(前期比11.0%減)、営業損益1億6500万円の赤字、経常損益1億6400万円赤字、最終損益1億6700万円の赤字を見込む。
■ボルテージ<3639>
ボルテージ<3639>は、2月7日、2019年6月期の第2四半期累計(7~12月)の連結決算を発表、売上高36億7800万円(前年同期比1.6%減)、営業損益9300万円の赤字(前年同期7億7900万円の赤字)、経常損益1億800万円の赤字(同7億9000万円の赤字)、最終損益1億1600万円の赤字(同7億5700万円の赤字)となった。
主力の「日本語女性向け」が減少したものの、「男性向け」と「IP展開」が増加し、「英語女性向け」が若干増加した。また、採用抑制などに伴う労務費の減少や制作・システム外注費の減少、テレビCMの出稿を行わなかったことによる広告宣伝費の減少などで、費用は大幅に減少した。
なお、2019年6月期の連結業績予想は、売上高74億5000万円(前年同期比0.8%増)、営業損益5000万円の赤字、経常損益8000万円の赤字、最終損益1億3000万円の赤字の見込み。
■マイネット<3928>
マイネット<3928>は、本日(2月14日)、2018年12月期の連結決算を発表し、売上高121億3300万円(前の期比1.5%増)、営業利益1700万円(同97.2%減)、経常損益2900万円の赤字(前の期5億5000万円の黒字)、最終損益32億5700万円の赤字(同1200万円の黒字)だった。
一部サーバーに対する不正アクセスが発生したことを受けて13タイトルに長期メンテナンスが発生し、利益面に大きな影響を与えた。ゲームのサービスは再開し、収益はインシデント発生以前の水準に戻っているという。
続く2019年12月期については変則的な業績予想の開示を行っている。売上高133億4900万円(前期比10.0%増)を見込む。第1四半期(1~3月)については、売上高30億0100万円(前年同期比23.9%増)、営業損益1億4900万円の赤字、EBITDA5000万円計画しているという。
■マーベラス<7844>
マーベラス<7844>は、1月31日、2019年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、売上高201億9300万円(前年同期比16.1%増)、営業利益42億1000万円(同42.1%増)、経常利益42億8500万円(同43.3%増)、最終利益28億4200万円(同40.4%増)となった。
オンライン事業は、第3四半期累計では減収減益となっているが、第3四半期期間(10~12月)の業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比11.7%増、セグメント利益は同53.1%増と回復傾向を見せた。これは主力の『剣と魔法のログレス いにしえの女神』が11月に5周年の周年イベントを実施していることに加え、『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』が11月より新たにDMM GAMES版のサービスも開始したことなどが寄与しているものと思われる。
なお、2019年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高250億円(前期比1.2%減)、営業利益45億円(同12.6%減)、経常利益45億円(同11.9%減)、最終利益29億8000万円(同15.2%減)の見込み。
■ミクシィ<2121>
ミクシィ<2121>は、2月7日、2019年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、売上高1059億円(前年同期比21.7%減)、営業利益268億円(同43.8%減)、経常利益269億円(同44.0%減)、最終利益171億円(同31.9%減)となった。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比4.2%減の349億円、営業利益は同36.3%減の61億円、経常利益は同36.5%減の61億円、最終利益は同25.8%減の41億円となった。減益幅が目立つがこれはモンスト5周年と年末年始キャンペーンにより広告宣伝費が増加したことが影響している。
なお、2019年3月期通期の予想については、前回予想から修正はなく、売上高1550億円(前期比18.0%減)、営業利益420億円(同42.0%減)、経常利益420億円(同42.2%減)、最終利益270億円(同35.4%減)の見込みとなっている。一株当たり利益(EPS)は356.58円の見込み。
■モバイルファクトリー<3912>
モバイルファクトリー<3912>は、1月25日、2018年12月期の連結決算を発表、売上高29億7800万円(前年同期比22.2%増)、営業利益8億4900万円(同15.4%増)、経常利益8億4800万円(同17.5%増)、最終利益5億8500万円(同14.4%増)となった。
第4四半期期間(10~12月)の前四半期比10.0%増の8億4200万円、営業利益が同25%増の2億6500万円といずれも過去最高を更新した。その原動力となったのは、主力タイトルの『ステーションメモリーズ!』(以下『駅メモ!』)を軸とした位置ゲームの好調だ。足元の第4四半期期間(10~12月)についても位置ゲームの売上高は、前年同期比で42.2%増、前四半期比で13.3%増となっている。
なお、2019年12月期の連結業績予想については非開示とし、第2四半期累計の連結業績予想のみを開示。2019年12月期の第2四半期累計(1~6月)は、売上高15億5800万円(前年同期比13.8%増)、営業利益4億500万円(同8.9%増)、経常利益4億500万円(同9.1%増)、最終利益2億8000万円(同9.3%増)の見込み。
■モブキャストHD<3664>
モブキャストホールディングス<3664>は、本日(2月13日)、2018年12月期の連結決算を発表し、売上高72億4500万円(前の期比119.4%増)、営業損益5億3600万円の赤字(前年同期は12億1800万円の赤字)、経常損益6億3000万円の赤字(同12億4200万円の赤字)、最終損益12億2100万円の赤字(同13億4500万円の赤字)だった。
モバイルゲーム事業における新規タイトル「キングダム乱-天下統一への道-」の配信開始による売上の増加、「モバサカCHAMPIONS MANAGER」の売上の通年寄与、モータースポーツ事業のトムスの売上高が加わったことで、売上高が大きく伸びた。モバイルゲーム事業の売上拡大に伴う売上総利益の増加により営業損益、経常損益の赤字幅が縮小した。
■LINE<3938>
LINE<3938>は、1月31日、2018年12月期の連結決算を発表、売上収益2071億円(前々期比24.0%増)、営業利益161億円(同35.8%減)、最終損益37億円の赤字(前々期80億円の黒字)と最終赤字に転落した。
売上収益が増加した主な要因は、広告売上の増加によるもの。コミュニケーション・コンテンツの売上収益は減収であったものの、ディスプレイ広告やアカウント広告が好調だったことによる広告売上の増収が貢献した。
なお、2019年12月期予想は非開示。