LINEモバイル、2019年3月期は76億円の営業赤字を計上 決算期の12月から3月への変更に伴う15ヶ月分の決算が「官報」で判明

LINEモバイルは、7月23日付の「官報」に第3期(2019年3月期)の決算公告を掲載し、売上高110億6000万円、営業損益76億8900万円の赤字、経常損益76億9500万円の赤字、最終損益76億9600万円の赤字となった。引き続き、2019年3月期も売上原価が売上高を上回っており、粗利段階から赤字となっている。

同社は2019年3月期より決算期を12月から3月に変更しており、今回発表した第3期決算は2018年1月1日から2019年3月31日までの15ヶ月分の決算ということになる。

同社は、LINE<3938>とソフトバンク<9434>の合弁会社。もともとはLINEの子会社として2016年2月に設立されたが、ソフトバンクを割当先とする第三者割当増資を行い、ソフトバンクが51%、LINEが49%の株式を保有する合弁会社となっている。決算期の変更もこの資本体制の変更が影響しているもよう。

なお、比較数字としては参考値となるが、第2期(2017年12月期)は、売上高33億8500万円、営業損益33億1100万円の赤字、経常損益33億1200万円の赤字、最終損益33億1300万円の赤字だった。