セガサミーHD、1Qは売上高5.7%増、営業益は3.6倍に デジタルゲーム分野の収益性が大幅に改善…既存タイトル好調やタイトル譲渡などで

セガサミーホールディングス<6460>は、7月30日、2020年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、売上高727億円(前年同期比5.7%増)、営業利益34億円(同3.6倍)、経常利益23億円(同3.4倍)、最終利益17億円(同5.0倍)となった。
 

セグメント別の状況は以下のとおり。

①遊技機事業…売上高171億円(前年同期比20.1%減)、営業利益13億円(同22.6%減)
パチスロ遊技機は前期発売タイトルの継続販売を行い、1万7000台の販売(前年同期は9000台の販売)となった。パチンコ遊技機は、高継続タイプの遊技機を販売したが、前年同期からは減少となる1万6000台の販売(前年同期は4万台の販売)となった。

②エンタテインメントコンテンツ事業…売上高530億円(同17.9%増)、営業利益49億円(同195.1%増)
デジタルゲーム分野で、一部既存タイトルの好調や、タイトルの譲渡などによる収益を計上したことなどにより、大幅に収益性が改善した。パッケージゲーム分野は、リピート販売が前年同期比で減少した一方で、新作タイトルの販売が好調だったことにより、販売本数は624万本(前年同期は570万本の販売)となった。

アミューズメント機器分野は、プライズ機を中心に販売したが、本社移転に伴い固定費が増加した。アミューズメント施設分野は、プライズを中心とした施設オペレーションの実施により、国内既存店舗の売上高は前年同期比で109.0%となった。映像・玩具分野は、映像配信や海外ライセンス収入を計上したほか、玩具において、定番製品を販売した。

③リゾート事業…売上高24億円(同6.0%増)、営業損益8億円の赤字(前年同期6億円の赤字)
「フェニックス・シーガイア・リゾート」において、利用者数が堅調に伸び、前年同期比12.5%増となった。一方で、日本国内におけるIR(統合型リゾート)参入に向けた費用が増加した。

なお、2020年3月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、売上高3900億円(前期比17.6%増)、営業利益270億円(同2.0倍)、経常利益230億円(同3.0倍)、最終利益150億円(同5.6倍)の見込み。
 
セガサミーホールディングス株式会社
http://www.segasammy.co.jp

会社情報

会社名
セガサミーホールディングス株式会社
設立
2004年10月
代表者
代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
決算期
3月
直近業績
売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6460
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