創通、第1四半期の営業益は5.6%増の7.07億円…「ガンダム」遊技機化や「メルクストーリア」などアニメ作品のライセンス収入が寄与

創通<3711>は、この日(1月10日)、第1四半期(2019年9月~11月)の連結決算を発表し、売上高36億7100万円(前年同期比13.9%増)、営業利益7億0700万円(同5.6%増)、経常利益6億9200万円(同2.8%増)、最終利益4億7700万円(同3.6%増)と増収増益を達成した。

 


■メディア事業
売上高は21億9000万円(同15.0%増)、営業利益6400万円(同13.1%減)となった。継続番組である「それいけ!アンパンマン」の他、「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くよう!」「アズールレーン」「戦×恋(ヴァルラヴ)」等の新作のテレビアニメ番組についての製作出資・製作委員会の組成・共同運営並びにプロデュース事業を行った。

期初の計画通りに推移したが、同社管理のキャラクターを利用した販促・集客キャンペーン、イベントの新規受注が増加し、前年同期に比べ売上高増加の主な要因となっている。また就職情報事業を行う子会社であるジェイ・ブロードの業績は採用広告収入が前年同期に比べ減少したとのこと。


■ライツ事業
売上高は14億6100万円(同14.7%増)、営業利益6億7100万円(同7.6%増)だった。「ガンダム」シリーズについては、遊技機に関する商品化権収入が増加したこと、また「ガンダム」シリーズ以外については「メルクストーリア」をはじめとするアニメ作品の商品化権収入および番組版権収入が増加したことが増収要因だった。


■スポーツ事業
売上高は1900万円(同57.2%減)、営業損益700万円の赤字(前年同期は500万円の赤字)となった。プロ野球のオフシーズンに当たるため売上額自体は大きくないが、今期は主要取引先によるスポット広告がなかったことが減収要因となった。


なお、同社は、バンダイナムコホールディングス<7832>による完全子会社化のため、上場廃止となる予定。このため、2020年8月通期の業績予想は開示していない。
株式会社創通
https://www.sotsu.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社創通
設立
1965年10月
代表者
代表取締役社長 難波 秀行
決算期
3月
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