ブシロード、劇団飛行船とその親会社を買収　IPディベロッパー戦略における"舞台"の重要性向上、シナジー加速を目指す

ブシロード<7803>は、この日（1月27日）、劇団飛行船の親会社であるソプラティコの171株を追加で取得し、完全子会社化すると発表した。劇団飛行船と資本業務提携を行う旨の発表と行ったが、舞台事業とのシナジーを加速するために今回の決定に至った、としている。株式取得日は2月3日で、取得価額については非開示としている。今期の業績への営業は軽微となる見込み。

ブシロードは、IPを軸にアニメ、ゲーム、音楽、イベント、MD など様々な事業展開を行うIP ディベロッパー戦略を推進しており、近年立ち上げを行った舞台発となるオリジナル IP「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」を皮切りに、今後、IPプロデュースにおける舞台の役割は重要になるものと認識し、昨年9月30日に劇団飛行船と資本業務提携を行った。

その後、IPを活用した新たな舞台を共同で企画するなど、今後、劇団飛行船の事業はブシロードグループの重要な機能の一部となると判断し、シナジーを加速させるため、子会社化することとしたという。また、劇団飛行船社の親会社であるソプラティコは、劇団飛行船の発行済株式の100%を保有している。

なお、ソプラティコはフィットネスクラブ事業を営んでいるが、当社グループ事業であるアニメ・ゲーム・音楽・プロレス・格闘技などを掛け合わせた業態やスタジオプログラムを開発し、B2B、B2C にサービス提供していくことで、ブシロードグループのライブIPセグメントのサービスを拡充利用できるとも判断したという。