グリー、2019年10~12月の営業利益は8.1億円と2009年以降で最低水準に 

グリー<3632>は、この日(2月3日)の引け後に発表した第2四半期(2019年10~12月)の連結決算で、売上高が前年同期比12.9%減の164億4000万円、営業利益が同1.5%減の8億1000万円と減収減益となった。営業利益は、2009年以降で最も低い水準となったことがわかった。

同社は、2008年12月にSNS「GREE」運営会社として東証マザーズに新規上場を果たした。その後、SNS上で提供するソーシャルゲームで大きく業績を伸ばし、2012年1~3月には売上高461億円、営業利益225億円を記録。それをピークに売上と利益の低下傾向が続いている。
 


その後、『パズル&ドラゴンズ』や『モンスターストライク』などアプリの台頭とともに、ソーシャルゲームは徐々に売上を落とした。

グリー自身も別に手をこまねいていたわけではなく、アプリ開発のスタジオを設けてアプリ展開を強化し、『アナザーエデン』や『消滅都市』『シノアリス』などのヒット作を世に出したのだが、かつての水準に遠く及ばない状況が続いている。
グリー株式会社
http://www.gree.co.jp/

会社情報

会社名
グリー株式会社
設立
2004年12月
代表者
代表取締役会長兼社長 田中 良和
決算期
6月
直近業績
売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3632
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