Aiming、大規模な構造改革を行いグループ従業員数を635名→410名に削減 大阪スタジオ譲渡の経緯も明かす



Aiming<3911>は、この日(2月14日)開催の決算説明会で、大規模な構造改革を行い、人員削減を進めていく考えを示した。2019年12月末現在で635名の従業員が在籍しているが、本日発表した大阪スタジオの売却や、台湾・東京スタジオの人員削減などを通じて、2020年3月末に225名減の410名まで減らす計画だが、「すでに計画を実行している」(椎葉忠志社長、19年7月に撮影)とのこと。

ドキドキグルーヴワークスに譲渡する大阪スタジオは、『ログレス』シリーズや『HUNTER×HUNTERグリードアドベンチャー』を開発したが、期待した結果が出ず、「余剰人員が生まれていた。立地を考えると、良い仕事を与え続けられるのか経営陣でも議論があった」。余剰人員の引取先を探す中、ドキドキグルーヴワークスからスタジオ全体を引き受けたいという話があったという。

なお、「ログレス」シリーズの譲渡は行わないとのこと。マーベラスとAimingとの共同事業の形態を維持しながら、開発体制についてはAimingとドキドキグルーヴワークスが共同で行っていく形になるという。

台湾スタジオでは、受託案件にも対応できる高いスキルをもったスタッフ以外を対象に80~90名規模の人員削減(資料は70~80名と記載している)をすでに行っており、3月15日付で退職になるように手続きを行っている。東京スタジオについては、昨年末から退職金の支払い、うまくいかなかったプロジェクトの余剰人員の削減を行ったという。
 



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(編集部 木村英彦)