サイバーエージェント、3月中間の営業益は45%増の202億円 ABEMA投資継続もゲームと広告けん引 グラブル、プリコネR、ガルパ、このファン貢献

中長期の柱に育てるため「ABEMA」への投資を行った一方で、ゲームと広告が売上、利益ともに拡大し全体の収益拡大をけん引した。

セグメント別の状況は以下の通り。
①メディア事業
「ABEMA」、「Ameba」、「タップル誕生」等が属している。「ABEMA」への投資をしつつ、売上を伸ばし、売上高260億円(同12.9%増)、営業損益92億円の赤字(前年同期は90億円の赤字)となった。
②ゲーム事業
Cygames、Craft Egg、サムザップ等が属している。『グランブルーファンタジー』や『プリンセスコネクト!Re:Dive』、『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』など主力タイトルの周年記念を迎えたことに加えて、新作『この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ』が好スタートを見せ、売上高801億円(同5.0%増)、営業利益155億円(同45.9%増)となった。
③インターネット広告事業
インターネット広告事業には、インターネット広告事業本部、CyberZ等が属している。新規開拓した広告主を伸ばす戦略が奏功し、売上高1401億円(同8.7%増)、営業利益123億円(同28.1%増)となった。
④投資育成事業
投資育成事業にはコーポレートベンチャーキャピタル、サイバーエージェント・キャピタルにおけるファンド運営等が属しており、売上高は33億円(同32.8%減)、営業利益27億円(同32.5%減)となった。
⑤その他事業
その他事業には、CAM、マクアケ、ゼルビア等が属しており、売上高96億円(同2.9%増)、営業利益7億円(同252.2%増)となった。
■2020年9月通期の見通し
続く2020年9月通期は、売上高4650億円(前期比2.5%増減)、営業利益280~320億円(同9.2%減~3.8%増)、経常利益280~320億円(同8.2%減~4.9%増)、最終利益80~100億円(同372.1~490.1%増)を見込む。従来予想からは変更はない。

会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高8029億9600万円、営業利益418億4300万円、経常利益414億7500万円、最終利益162億4600万円(2024年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751