DeNA、9月中間の営業益は314%増の209億円 ゲームと「ポコチャ」収益けん引 SHOWROOM売却益なども貢献
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、この日(11月10日)、2021年3月期の9月中間期の連結決算(IFRS)を発表し、売上収益687億9600万円(前年同期比5.4%増)、営業利益209億1900万円(同314.7%増)、税引前利益260億9700万円(同246.7%増)、最終利益191億5400万円(同299.2%増)と大幅増益を達成した。
売上収益は、前年同期比で増収となった。スポーツ事業では新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受け、前年同期比で減収となったが、ライブストリーミング事業やゲーム事業で増収となった。
売上原価・販売費及び一般管理費は前年同期比で減少した。ゲーム事業やライブストリーミング事業の推移に応じて売上原価の支払手数料等の費用が増加した一方で、前年同期末比での無形資産の減少に伴い、減価償却費が減少した。
また、スポーツ事業や旧オートモーティブ事業に関する費用が減少した。その他の収益においては、タクシー配車アプリ等に関する事業の吸収分割に起因する移転損益20億4500万円やSHOWROOM株式の一部譲渡に伴う子会社株式売却益78億8900万円等を計上した。
セグメント別の業績は次のとおりである。
①ゲーム事業
売上収益は466億7300万円(前年同期比13.4%増)、セグメント利益は110億4300万円(同60.1%増)となった。既存のタイトルが堅調に推移するとともに、前の期以降に国内外で配信を開始したタイトルの貢献も加わり、ユーザ消費額は前年同期比で増加し、前年同期比で増収増益となった。
②スポーツ事業
売上収益は66億6700万円(前年同期比59.5%減)、セグメント損失は10億2400万円(前年同期は54億6600万円の利益)となった。例年3月下旬より開幕となるプロ野球の公式戦は、6月19日からの開幕となった。開幕当初は、無観客での試合開催となり、その後観客数の上限は段階的に緩和したものの、新型コロナウイルス感染症の拡大が影響した。
③ライブストリーミング事業
売上収益は115億0800万円(前年同期比202.5%増)、セグメント利益は23億9500万円(前年同期は7億2400万円の損失)となった。前の期以前より、ライブストリーミングの領域では、成長に向けた投資を積極的に行ってきたが、「Pococha(ポコチャ)」を中心に好調に推移している。なお、2020年6月30日を期日としたSHOWROOMの同社保有株式の一部譲渡により、同社は同社の持分法適用関連会社となり、第2四半期より同社の業績はセグメント別の業績には含んでいない。
④ヘルスケア事業
売上収益は9億2300万円(前年同期比17.7%増)、セグメント損失は7億1400万円(前年同期は8億5200万円の損失)となった。「MYCODE(マイコード)」「kencom(ケンコム)」「歩いておトク」をはじめ、ヘルスケアサービスの分野における既存の提供サービスや関連した事業が堅調に推移した一方で、R&D分野中心に、先行投資を行った。
⑤新規事業・その他
売上収益は32億3100万円(前年同期比3.6%増)、セグメント損失は2億1100万円(前年同期は36億9500万円の損失)となった。当区分には、中長期での事業ポートフォリオの強化を目指した各種取り組み、及び、EC事業におけるサービスを含んでいる。なお、前の期には、旧オートモーティブ事業における積極的な投資を含んでいる。
なお、2021年3月通期の見通しは非開示。同社では、合理的な数値の算出が困難であるため、としている。
売上収益は、前年同期比で増収となった。スポーツ事業では新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受け、前年同期比で減収となったが、ライブストリーミング事業やゲーム事業で増収となった。
売上原価・販売費及び一般管理費は前年同期比で減少した。ゲーム事業やライブストリーミング事業の推移に応じて売上原価の支払手数料等の費用が増加した一方で、前年同期末比での無形資産の減少に伴い、減価償却費が減少した。
また、スポーツ事業や旧オートモーティブ事業に関する費用が減少した。その他の収益においては、タクシー配車アプリ等に関する事業の吸収分割に起因する移転損益20億4500万円やSHOWROOM株式の一部譲渡に伴う子会社株式売却益78億8900万円等を計上した。
セグメント別の業績は次のとおりである。
①ゲーム事業
売上収益は466億7300万円(前年同期比13.4%増)、セグメント利益は110億4300万円(同60.1%増)となった。既存のタイトルが堅調に推移するとともに、前の期以降に国内外で配信を開始したタイトルの貢献も加わり、ユーザ消費額は前年同期比で増加し、前年同期比で増収増益となった。
②スポーツ事業
売上収益は66億6700万円(前年同期比59.5%減)、セグメント損失は10億2400万円(前年同期は54億6600万円の利益)となった。例年3月下旬より開幕となるプロ野球の公式戦は、6月19日からの開幕となった。開幕当初は、無観客での試合開催となり、その後観客数の上限は段階的に緩和したものの、新型コロナウイルス感染症の拡大が影響した。
③ライブストリーミング事業
売上収益は115億0800万円(前年同期比202.5%増)、セグメント利益は23億9500万円(前年同期は7億2400万円の損失)となった。前の期以前より、ライブストリーミングの領域では、成長に向けた投資を積極的に行ってきたが、「Pococha(ポコチャ)」を中心に好調に推移している。なお、2020年6月30日を期日としたSHOWROOMの同社保有株式の一部譲渡により、同社は同社の持分法適用関連会社となり、第2四半期より同社の業績はセグメント別の業績には含んでいない。
④ヘルスケア事業
売上収益は9億2300万円(前年同期比17.7%増)、セグメント損失は7億1400万円(前年同期は8億5200万円の損失)となった。「MYCODE(マイコード)」「kencom(ケンコム)」「歩いておトク」をはじめ、ヘルスケアサービスの分野における既存の提供サービスや関連した事業が堅調に推移した一方で、R&D分野中心に、先行投資を行った。
⑤新規事業・その他
売上収益は32億3100万円(前年同期比3.6%増)、セグメント損失は2億1100万円(前年同期は36億9500万円の損失)となった。当区分には、中長期での事業ポートフォリオの強化を目指した各種取り組み、及び、EC事業におけるサービスを含んでいる。なお、前の期には、旧オートモーティブ事業における積極的な投資を含んでいる。
なお、2021年3月通期の見通しは非開示。同社では、合理的な数値の算出が困難であるため、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432