任天堂、第3四半期(4~12月)は営業益98%増 スーパーマリオ35周年タイトル『スーパーマリオ 3Dコレクション』の販売本数は832万本に

任天堂<7974>は、2月1日、2021年3月期の第3四半期(4~12月)の連結決算を発表し、Nintendo Switch向けソフトの好調な販売などにより、営業利益が98.2%増となるなど大幅な増益を達成した。

売上高1兆4044億円(前年同期比37.3%増)
営業利益5211億円(同98.2%増)
経常利益5282億円(同92.9%増)
最終利益3766億円(同91.8%増)
 

Nintendo Switchでは、7月に発売した『ペーパーマリオ オリガミ キング』が305万本、9月に「スーパーマリオブラザーズ35周年」のキャンペーンタイトルの1つとして発売した『スーパーマリオ 3Dコレクション』が832万本と引き続き販売を伸ばしたほか、10月に発売した『マリオカート ライブ ホームサーキット』が108万本、『ピクミン3 デラックス』が194万本と好調な販売を記録した。

また、 『あつまれ どうぶつの森』(当期販売本数1,941万本/累計販売本数3,118万本)、『マリオカート8 デラックス』(当期販売本数864万本/累計販売本数3,341万本)、『リングフィット アドベンチャー』(当期販売本数595万本/累計販売本数868万本)など、前期までに発売したタイトルも勢いを落とすことなく順調に推移し、ハードウェアのけん引にも大きく貢献した。

加えてソフトメーカーのタイトルも同様に販売を伸ばし、ミリオンセラータイトルはソフトメーカーのタイトルも含めて29タイトルとなった。これらの結果、ハードウェアの販売台数は2410万台(前年同期比35.8%増)、ソフトウェアの販売本数は1億7610万本(同43.0%増)となった。

 ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、Nintendo Switchのパッケージ併売ダウンロードソフトによる売上が好調に推移したほか、10月に第2弾「冠の雪原」の配信を開始した追加コンテンツ『ポケットモンスター ソー ド・シールド エキスパンションパス』も販売を伸ばした。加えて、ダウンロード専用ソフトやNintendo Switch Onlineによる売上も順調に推移し、デジタル売上高は2560億円(同104.9%増)となった。

モバイルビジネスでは、多くのユーザーに継続してアプリを楽しんでもらえており、モバイル・IP関連収入等の売上高は420億円(同13.8%増)となった。

なお、2021年3月期通期の業績予想については、同日に予想の上方修正を発表している。業績予想の数値は以下のとおり。

売上高1兆6000億円(前期比22.3%増)
営業利益5600億円(同58.9%増)
経常利益5500億円(同52.6%増)
最終利益4000億円(同54.7%増)
 

 
任天堂株式会社
http://www.nintendo.co.jp/

会社情報

会社名
任天堂株式会社
設立
1947年11月
代表者
代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
決算期
3月
直近業績
売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7974
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