【決算レポート】enish、第1四半期は好調『ごとぱず』とコスト削減奏功し2四半期連続の黒字を確保 テレビCM実施で利益水準は前四半期に比べて低下
enish<3667>の2021年12月期の第1四半期(1~3月)の決算は、売上高12億1300万円(前四半期期比QonQ2.7%減)、営業利益5400万円(同3.4%減)、経常利益4500万円(同57.3%減)、最終利益3600万円(同36.3%減)と減収減益だったものの、前期第4四半期に続いて2期連続の黒字化を達成した。
・売上高:12億1300万円(前四半期比2.7%減)
・営業利益:5400万円(同3.4%減)
・経常利益:4500万円(同57.3%減)
・最終利益:3600万円(同36.3%減)
『ぼくのレストランII』や『ガルショ☆』などブラウザゲームは引き続き安定した水準を維持する一方、新規タイトル『五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。(ごとぱず)』がプロモーション強化で好調を維持し、売上高はほぼ横ばいとなった。
営業利益については大きく減ったが、『ごとぱず』関連のテレビCMを実施するなど広告宣伝費を増やしたことが響いた格好だ。広告宣伝費は前四半期から7800万円増やして1億2500万円となった。
その一方で、労務費と外注費を中心とする費用は削減し、支払手数料(原)・広告宣伝費を除くコストはQonQ4.3%減とコントロールした、としている。収益構造の改革が実を結んだともいえる。
なお、今後の開発タイトルについては、優良IP案件のパイプラインが3~4本になっているとのこと。新規タイトルは年間1~2本ペースでリリースして利益を積み上げていく考え。
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667