東京通信、21年12月通期の営業益を3.5億円から4.2億円に上方修正 税負担の増加で最終益は計画下回る

東京通信<7359>は、この日(5月7日)、2021年12月通期の連結業績予想を修正し、売上高43億5000万円(前回予想27億6300万円)、営業利益4億2000万円(同3億5200万円の利益計上)、経常利益3億8000万円(同3億5300万円の利益計上)、最終利益1億8000万円(同2億2700万円の利益計上)とした。従来予想からの修正率は、売上高が47.4%増、営業利益が19.3%増、経常利益が7.6%増、最終利益が20.7%減となる。


【予想数字】
・売上高:43億5000万円(前回予想27億6300万円)
・営業利益:4億2000万円(同3億5200万円の利益計上)
・経常利益:3億8000万円(同3億5300万円の利益計上)
・最終利益:1億8000万円(同2億2700万円の利益計上)


【修正率】
・売上高:57.4%増
・営業利益:19.3%増
・経常利益:7.6%増
・最終利益:20.7%減


同社では、アプリ事業でハイパーカジュアルゲームの収益が好調に推移しているほか、買収したティファレトが連結業績に加わるため、と説明している。ただ、ティファレト買収に伴った発生するのれん償却費は損金に入らないため、法人税などの負担が増える。これに伴い、最終利益は計画を下回る見通し。


■アプリ事業
売上高は27億6000万円(対前回予想17.9%増)、セグメント利益は6億1000万円(対前回予想19.3%増)を見込んでいる。2020年11月に本格的に運用を開始したハイパーカジュアルゲームアプリ「Save them all」が第1四半期も引き続き好調に推移しており、売上高が当初の見通しを上回る水準で推移している。営業利益についても、売上高が増加したことで当初の見通しを上回った。


■広告代理事業
広告代理事業の売上高は2億6000万円(対前回予想32.1%減)、セグメント利益は1億6000万円(対前回予想39.0%減)を見込んでいる。主要クライアントの予算縮小の影響を受けたことに加え、新規案件の獲得が当初想定した計画よりも遅れていることから、売上高、営業利益が前回予想数値を下回る見通しとなった。


■その他
ティファレトの株式を取得し、連結子会社化したことにともない、新たな報告セグメントとして「プラットフォーム事業」を追加する。売上高は12億7000万円、セグメント利益は7000万円を見込んでいる。上記のセグメント利益には、ティファレトの連結子会社化により発生するのれんおよび無形資産の償却費を2億2200万円見込んでいる。

なお、のれん償却費は、会計上の費用であり損金に含められず、税金等調整前最終利益に対する法人税等の負担率が増加する。また、資金の借入にともなう借入手数料億6000万円が営業外費用として発生したため、最終利益は前回予想数値を下回る見通し。