日本一ソフト、21年3月期は売上高59%増の53億円、営業益171%増の12億円 計画上回る 『ディスガイア6』など新作やリピート販売好調

日本一ソフトウェア<3851>は、5月14日、2021年3月期の連結決算を発表し、売上高53億円(前の期比59.1%増)、営業利益12億4800万円(同171.3%増)、経常利益12億8500万円(同164.4%増)、最終利益9億0500万円(同236.2%増)と大幅増収増益を達成した。計画に対して、売上高3億円、営業利益3億0800万円、経常利益3億7400万円、最終利益3億3800万円上回る着地となった。


売上高:53億円(前の期比59.1%増)
営業利益:12億4800万円(同171.3%増)
経常利益:12億8500万円(同164.4%増)
最終利益:9億0500万円(同236.2%増)


パッケージタイトルとしては、『ボク姫PROJECT』、『少女地獄のドクムス〆』、『夜、灯す』、『MAD RATDEAD』、『プリニー1・2』、『ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』、『魔界戦記ディスガイア6』、『void tRrLM;++ver;』、『英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ』を発売した。

また、来期以降に発売を予定している、『探偵撲滅』、『わるい王様とりっぱな勇者』、『風雨来記4』等について開発を進めてきた。

スマートフォンゲームアプリとしては、『htoL#NiQ -ホタルノニッキ-』、『ソリティア』、『嘘つき姫と盲目王子』、『ずけいタワー』、『プロテインシェイカー』、『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』、『ドミノ』、『ブロック崩し』、『ビリヤード』、『五目並べ』、『ピンボール』の計11タイトルを配信した。

また、海外インディーゲームを発掘し、国内移植・販売を行うプロジェクトである日本一Indie Spiritsとしてダウンロード専用タイトル『羽ばたくヒーロー』を発売した。

その他については、インターネット環境でゲームソフトを購入できるPlayStation Network、ニンテンドーeショップ、Steam等を通じたゲームソフト及びダウンロードコンテンツの販売や北米・欧州・アジア地域に向けた国内で発売したタイトルのローカライズを行った。

加えて、新規タイトルの開発及び関連商品のライセンスアウト、他社タイトルの受託開発、カードゲームショップ「プリニークラブ」の運営も引き続き行ってきた。


 

■2021年3月期の見通し


続く2022年3月期は、売上高47億2500万円、営業利益10億6000万円、経常利益10億5700万円、最終利益7億4200万円を見込む。収益認識に関する会計基準を適用するため、前期との比較はないとのこと。


売上高:47億2500万円
営業利益:10億6000万円
経常利益:10億5700万円
最終利益:7億4200万円


新規IPとして『探偵撲滅』『わるい王様とりっぱな勇者』等の発売を予定している。また、自社タイトル及び国内タイトルをローカライズし、北米・欧州を中心に販売展開を継続する。

また、過去IPの有効活用と、新規IPの商品価値と収益の最大化を目指し、『真 流行り神2』の続編である『真 流行り神3』の発売を予定しているほか、北米子会社NIS Americaと連携し、Steamへ積極的に商品を展開していく。

株式会社日本一ソフトウェア
https://nippon1.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社日本一ソフトウェア
設立
1993年7月
代表者
代表取締役会長 北角 浩一/代表取締役社長 世古 哲久
決算期
3月
直近業績
売上高53億3900万円、営業利益4億100万円、経常利益8億4200万円、最終利益5億9300万円(2024年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3851
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