アエリア、第1四半期の営業利益は2.8億円と黒字転換 不採算タイトルのコスト削減が寄与

アエリア<3758>は、5月14日、2021年12月期の第1四半期の連結決算を発表し、売上高52億3100万円(前年同期比20.4%減)、営業利益2億8100万円(前年同期は2億8000万円の損失計上)、経常利益2億7000万円(前年同期は3億4200万円の損失計上)、最終利益1億8500万円(前年同期は47億8700万円の損失計上)と減収・黒字転換を達成した。

同社では、主力のゲーム事業で前期に実施した不採算タイトルのコスト削減などが寄与し、収益が改善した、としている。ただ、新型コロナによるイベント開催の影響で減収となった。


売上高:52億3100万円(前年同期比20.4%減)
営業利益:2億8100万円(前年同期は2億8000万円の損失計上)
経常利益:2億7000万円(前年同期は3億4200万円の損失計上)
最終利益:1億8500万円(前年同期は47億8700万円の損失計上)


セグメントごとの経営成績を示すと、次のとおり。


①ITサービス事業
売上高は7億5900万円(前年同期比29.3%減少)、営業利益は5400万円(前年同期比55.4%減少)となった。

データサービス事業を行うエアネットが安定した収益を獲得しているが、オンライン電子出版に特化したアフィリエイトプラットフォーム事業を行うファーストペンギンの決済代行収益並びにアフィリエイト広告収益の減少に伴い売上高及び営業利益が減少している。


②コンテンツ事業
売上高は32億2600万円(前年同期比7.4%減少)、営業利益は1億5400万円(前年同期は営業損失4億4200万円)となった。

スマートフォン・タブレット向けゲームの開発、配信及び運営並びにキャラクターグッズの販売等を行っている。コロナウイルス感染症の拡大によりイベント等の延期或いは中止に伴い売上高は減少しているが、前期において実施した不採算コンテンツに係るコスト削減効果により営業利益は増加している。


③アセットマネージメント事業
売上高は12億7400万円(前年同期比37.7%減少)、営業利益は7300万円(前年同期比95.8%増加)となった。

不動産の賃貸及び売買並びに国内外の企業等への投資等を行っている。コロナウイルス感染症の拡大により十分な営業活動ができないことから売上高は減少している。


 
■2021年12月期の見通し

続く2021年12月通期は、売上高200億円(前期比22.2%減)、営業利益10億円(同174.3%増)、経常利益9億円(同178.9%増)、最終利益6億円(-)を見込む。


売上高:200億円(前期比22.2%減)
営業利益:10億円(同174.3%増)
経常利益:9億円(同178.9%増)
最終利益:6億円(-)
株式会社アエリア
http://www.aeria.jp/

会社情報

会社名
株式会社アエリア
設立
2002年10月
代表者
代表取締役会長 長嶋 貴之/代表取締役社長 小林 祐介
決算期
12月
直近業績
売上高226億7100万円、営業利益4億7300万円、経常利益7億5200万円、最終利益4億8000万円(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3758
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