【決算レポート】BOI、3月中間期は減収・赤字転落 新作ゲーム・新サービスリリースに向けた端境期 『恋庭』は順調な立ち上がり
バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>は、5月14日、2021年9月期の3月中間決算を発表するとともに、決算説明資料を公開した。発表した連結決算は、売上高11億6200万円(前年同期比29.5%減)、営業損失2億4300万円(前年同期は6300万円の利益計上)、経常損失2億4300万円(同5700万円の利益計上)、最終損失1億9100万円(同2800万円の利益計上)と減収・赤字転落となった。
・売上高:11億6200万円(前年同期比29.5%減)
・営業損失:2億4300万円(前年同期は6300万円の利益計上)
・経常損失:2億4300万円(同5700万円の利益計上)
・最終損失:1億9100万円(同2800万円の利益計上)
『ミトラスフィア』や『クリプトラクト』など既存タイトルの売上の減少が続く一方、『恋庭』や新作RPGなどに先行投資を行ったことが主な要因としている。新作ゲーム及び新規サービスの開発費は4億2400万円を売上原価に計上したそうだ。同社では、今期を底にして業績を回復させていく考えだ。
業績回復の鍵を握るのは、4月28日にリリースした『恋庭』と、新作RPGとなる。『恋庭』については、DAU(日次アクティブユーザー数)が1万人、売上高が5月13日までに1200万円を突破しており、マッチングアプリとして順調な立ち上がりだったと見ているという。今後、サービス改善とともに、開発・公告投資も行い、収益源として育てていく考え。
このほか、新規ゲームとサービスについてはまだ情報は開示されていないが、国内外で自社配信・運営を行うことを前提に開発を進めているとのこと。投資家から質問が多かったとして、IRサイト上に概要を紹介している。
<『新作 RPG①』の状況>
現在、本開発と並行して、事前登録の開始に向けた準備を進めている。2D グラフィックの品質を向上させたものとなっている。事前登録が開始したら発表する。
<『新作 RPG②』の状況>
現在、本開発フェーズとして、開発を進めている。こちらも、2Dグラフィックの品質を向上させたものとなっている。
<『新規サービス②』の状況>
現在、『恋庭』に続く新規サービスを開発中。
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンク・オブ・イノベーション(BOI)
- 設立
- 2006年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 樋口 智裕
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高213億3300万円、営業利益49億円、経常利益49億2000万円、最終利益32億9300万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4393