エイチーム<3662>は、6月11日、2021年7月期の第3四半期累計(8~4月)の連結決算を発表、EC事業は前年同期比が伸長するも、エンターテインメント事業とライフスタイルサポート事業が苦戦した。
特にエンターテインメント事業における新規大型IPゲームの開発費の増加と、ライフスタイルサポート事業の新型コロナウイルスによる一部影響により、営業利益は前年同期比で44.8%の減益となった。
売上高235億900万円(前年同期比3.7%減)
営業利益5億800万円(同44.8%減)
経常利益7億3300万円(同28.0%減)
最終利益9億8100万円(前年同期3億8400万円の赤字)
なお、各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①エンターテインメント事業…売上高55億500万円(前年同期比8.9%減)、セグメント利益3億2200万円(同21.4%減)
売上高は引き続き既存ゲームが減少傾向にあり、前年同期比で減少となった。セグメント利益は、既存ゲームアプリの効率的な運用を実現できているものの、スクウェア・エニックスとの共同開発による、グローバル市場を対象としたスマートデバイス向けアプリ『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER(ファイナルファンタジーVII ザ ファーストソルジャー)』の開発費を計上しているため、前年同期比では減少となった。
なお、この第3四半期連結会計期間より、グループの一部オフィス解約に伴い、在宅勤務を他部門より大きく推進させたため地代家賃が大幅に減少した。
②ライフスタイルサポート事業…売上高153億3800万円(同4.9%減)、セグメント利益10億1200万円(同43.2%減)
売上高は、主に結婚式情報サイト「ハナユメ」が引き続きコロナ影響により前年同期比で大幅に減少したため、ライフスタイルサポート事業全体において前年同期比で減少した。セグメント利益は、「ハナユメ」の売上減少に伴う利益の減少に加え、2020年12月に行われたGoogleコアアルゴリズムアップデートによるキャッシング・カードローン総合検索サイト「ナビナビキャッシング」やクレジットカード総合検索サイト「ナビナビクレジットカード」のSEO(検索エンジン最適化)への影響が続き、リスティング広告への投資が増加したため、全体として減益した。
③EC事業…売上高26億6400万円(同20.0%増)、セグメント利益1億3300万円(前年同期5200万円の赤字)
引き続きオペレーション効率の改善及び在庫管理の徹底、品揃えの見直しなどが功を奏したことに加え、コロナ影響における「三密」を避ける外出手段として引き続き高い自転車需要が追い風になり、前年同期比で売上高が増収、セグメント利益も大幅に改善した。繁忙期である第3四半期期間において、タレントを起用したマスプロモーションの実施により、過去最高の売上高も達成した。
■通期予想は据え置き
なお、2021年7月期通期の連結業績予想は、第2四半期決算発表時と変わりなく、以下のとおり。
売上高335億円(前期比5.5%増)
営業利益5億円(同60.7%減)
経常利益5億円(同60.0%減)
最終利益7億2000万円(前期5億1900万円の赤字)
特にエンターテインメント事業における新規大型IPゲームの開発費の増加と、ライフスタイルサポート事業の新型コロナウイルスによる一部影響により、営業利益は前年同期比で44.8%の減益となった。
売上高235億900万円(前年同期比3.7%減)
営業利益5億800万円(同44.8%減)
経常利益7億3300万円(同28.0%減)
最終利益9億8100万円(前年同期3億8400万円の赤字)
なお、各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①エンターテインメント事業…売上高55億500万円(前年同期比8.9%減)、セグメント利益3億2200万円(同21.4%減)
売上高は引き続き既存ゲームが減少傾向にあり、前年同期比で減少となった。セグメント利益は、既存ゲームアプリの効率的な運用を実現できているものの、スクウェア・エニックスとの共同開発による、グローバル市場を対象としたスマートデバイス向けアプリ『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER(ファイナルファンタジーVII ザ ファーストソルジャー)』の開発費を計上しているため、前年同期比では減少となった。
なお、この第3四半期連結会計期間より、グループの一部オフィス解約に伴い、在宅勤務を他部門より大きく推進させたため地代家賃が大幅に減少した。
②ライフスタイルサポート事業…売上高153億3800万円(同4.9%減)、セグメント利益10億1200万円(同43.2%減)
売上高は、主に結婚式情報サイト「ハナユメ」が引き続きコロナ影響により前年同期比で大幅に減少したため、ライフスタイルサポート事業全体において前年同期比で減少した。セグメント利益は、「ハナユメ」の売上減少に伴う利益の減少に加え、2020年12月に行われたGoogleコアアルゴリズムアップデートによるキャッシング・カードローン総合検索サイト「ナビナビキャッシング」やクレジットカード総合検索サイト「ナビナビクレジットカード」のSEO(検索エンジン最適化)への影響が続き、リスティング広告への投資が増加したため、全体として減益した。
③EC事業…売上高26億6400万円(同20.0%増)、セグメント利益1億3300万円(前年同期5200万円の赤字)
引き続きオペレーション効率の改善及び在庫管理の徹底、品揃えの見直しなどが功を奏したことに加え、コロナ影響における「三密」を避ける外出手段として引き続き高い自転車需要が追い風になり、前年同期比で売上高が増収、セグメント利益も大幅に改善した。繁忙期である第3四半期期間において、タレントを起用したマスプロモーションの実施により、過去最高の売上高も達成した。
■通期予想は据え置き
なお、2021年7月期通期の連結業績予想は、第2四半期決算発表時と変わりなく、以下のとおり。
売上高335億円(前期比5.5%増)
営業利益5億円(同60.7%減)
経常利益5億円(同60.0%減)
最終利益7億2000万円(前期5億1900万円の赤字)
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチーム
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662