アカツキ、第1四半期(4～6月)決算は大幅減収減益に　『ロマサガRS』は前年同期と同水準ながら既存タイトルが低調に推移

アカツキ<3932>は、7月30日、2022年3月期の第1四半期（4～6月）の連結決算を発表、既存タイトルが低調に推移したほか、前期リリースタイトルの収益貢献が限定的だった影響もあり、減収減益となった。

売上高51億2000万円（前年同期比23.4％減）
営業利益9億円（同55.0％減）
経常利益8億9100万円（同54.0％減）
最終利益5億6600万円（同56.1％減）

主力タイトルであるバンダイナムコエンターテインメントとの協業タイトル『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』は、LTV最大化のため、長期目線での運用を強化した結果、国内外ともに大規模イベントのない中でもユーザーベースを確保した。

また、スクウェア・エニックスとの協業タイトル『ロマンシング サガ リ・ユニバース』は、国内版2.5周年イベントを2021年5月より開始するとともに、6月より海外版1周年イベントを開催した結果、国内外合わせて前年同期と同水準となった。

しかし、ゲーム事業全体では既存タイトルが低調に推移したほか、前期リリースタイトルの収益貢献が限定的だった。

IP事業は、新型コロナウイルス感染症の影響は見受けられず、取り扱いIPが増加しているほか、展開チャネルが拡大するなど、IPエコシステムの構築が着実に進捗した。

■通期見通しは非開示
なお、2022年3月期の業績見通しは、ゲーム事業の短期的な事業環境が激しく変化する不確定要素が多いことに加え、IP事業についても積極的に挑戦していく方針であり、適正かつ合理的な数値の算出が非常に困難であるため、非開示としている。