楽天グループ<4755>の2021年6月中間期の連結決算(IFRS)は、売上収益7963億円(前の期比17.3%増)、営業損失1008億円(前の期は207億円の損失)、税引前損失817億円(同403億円の損失)、最終損失654億円(同274億円の損失)と巨額の赤字を計上した。同社では、モバイルにおける自社基地局設置等の先行投資が継続中のため、としている。
・売上収益:7963億円(同17.3%増)
・営業損失:1008億円(同207億円の損失)
・税引前損失:817億円(同403億円の損失)
・最終損失:654億円(同274億円の損失)
主力の『楽天市場』における共同の送料無料(込み)ライン導入に代表する顧客利便性向上の施策等の奏功により、昨年、『楽天市場』などで増加した顧客の定着が進んだ。
また、前年同期に外出自粛等の影響を大きく受け、宿泊予約の低迷が続いた『楽天トラベル』において、安心安全な旅への取組等により国内EC取扱高が前年同期比で堅調に増加した。
フィンテックにおいては、各サービスにおける顧客基盤の拡大が続き、クレジットカード関連サービス、銀行サービス、証券サービス等において増収増益を達成した。
また、モバイルにおいては、順調に顧客獲得が進捗する中、通信料金を1年間無料とするキャンペーン期間の終了に伴い、一部のユーザーの通信料収入が順次計上され始めた一方、自社ネットワークエリア拡大の前倒しに伴い、減価償却費等のネットワーク関連費用が増加した。
会社情報
- 会社名
- 楽天グループ株式会社
- 設立
- 1997年2月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 三木谷 浩史
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4755