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日本ファルコム<3723>は、8月12日、2021年9月期の第3四半期累計(10~6月)の決算(非連結)を発表、北米・欧州地域における『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-』や『英雄伝説 閃の軌跡シリーズ』の販売などライセンス部門の好調が業績をけん引し、増収増益での着地となった。
売上高14億400万円(前年同期比21.5%増)
営業利益7億7900万円(同57.6%増)
経常利益7億8700万円(同58.5%増)
最終利益5億8000万円(同65.6%増)
各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①製品部門…売上高1億6000万円(前年同期比30.0%減)
PS4向けに、『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-スーパープライス』『イースⅨ-Monstrum NOX-』、『英雄伝説 閃の軌跡Ⅰ:改』『英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ:改』を販売した。また、PS4向けゲームソフト『英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ スーパープライス』や『英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ スーパープライス』のほか、「英雄伝説 創(はじまり)の軌跡 オリジナルサウンドトラック」や「Falcomアクースティックス2」などの音楽アルバムを発売し、6月には、PS4向けゲームソフト『那由多の軌跡:改』を発売した。
創立40周年記念タイトルの「軌跡」シリーズ最新作『英雄伝説 黎(くろ)の軌跡』については鋭意制作中としている。
②ライセンス部門…売上高12億4300万円(同34.3%増)
『イース オリジン スペシャルエディション』や、PS4向けに『英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ』英語版、『イースⅨ-Monstrum NOX-』英仏語版を発売した。Nintendo Switch向けには、『英雄伝説 零の軌跡:改』『英雄伝説 碧の軌跡:改』の繁体字中国語版・韓国語版と『英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ』英語版を、PC・Steam向けには、『英雄伝説 閃の軌跡Ⅰ:改』『英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ:改』『英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ』のそれぞれ繁体字中国語版・韓国語版と『英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ』英語版を発売した。
また、旧タイトルのPCゲーム英語版ダウンロード販売やオンラインストーリーRPG『英雄伝説 暁の軌跡』『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-』『英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ』の英仏語版や、PS4およびPC向けゲームソフト『東亰ザナドゥeX+』英語版のほか、Restar Limitedと『イース6 Online~ナピシュテムの匣~』スマートフォン用アプリの配信契約や「英雄伝説 閃の軌跡シリーズ」TVアニメ化プロジェクトに関する契約を締結している。
■通期予想は据え置き
なお、2021年9月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、以下のとおり。
売上高25億円(前期比0.1%増)
営業利益13億円(同3.7%減)
経常利益13億円(同3.9%減)
最終利益8億6000万円(同1.8%減)
会社情報
- 会社名
- 日本ファルコム株式会社
- 設立
- 1981年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 近藤 季洋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高25億3300万円、営業利益14億6000万円、経常利益15億7300万円、最終利益10億2700万円(2022年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3723