メルカリ、21年6月通期決算は営業益51億円と黒字転換 メルカリJP拡大、メルペイ単月黒字化、メルカリUS四半期黒字化と採算改善

 

 

メルカリ<4385>は、8月12日、2021年6月通期の連結決算を発表し、売上高1061億1500万円(前年同期比39.1%増)、営業利益51億8400万円(前年同期は193億0800万円の損失)、経常利益49億7500万円(同193億9100万円の損失)、最終利益57億2000万円(同227億7200万円の損失)と大幅増収・黒字転換を達成した。メルカリJPが引き続き拡大したほか、メルペイが単月黒字化、メルカリUSが第4四半期に黒字化するなど拡大しつつも採算性が大きく改善した。

 

・売上高:1061億1500万円(同39.1%増)
・営業利益:51億8400万円(同193億0800万円の損失)
・経常利益:49億7500万円(同193億9100万円の損失)
・最終利益:57億2000万円(同227億7200万円の損失)

 

 

主力事業であるメルカリJPでは、中長期での成長を図るため、継続的な出品の強化に取り組むとともに、プロダクトの改善や梱包発送等の利便性の向上、マーケティング施策により、MAUの増加に取り組んできた。この結果、「メルカリ」の流通総額は、前期において7845億円となり、同で1586億円増加し、MAUは1954万人となった。

 

スマホ決済サービスを提供するメルペイは、与信分野を中心に収益力の強化に取り組んできた。注力している「メルペイスマート払い(定額払い)」において利用者や残高が着実に増加しており、「メルペイ」の利用者数は1067万人となった。

 

メルカリUSでは「Mercari:Your Marketplace」として、誰もがより簡単で安全に様々なモノが売れるマーケットプレイス「Mercari」の浸透・成長に向けて、マーケティング施策を中心とした認知度向上及び新規ユーザ獲得に加え、出品及び配送の最適化を推進し、これにより高い成長を実現した。

この結果、「Mercari」の流通総額は前期において1238億円となり、同で501億円増加し、MAUは461万人となった。また、今年度は、販売手数料(SellingFee)に加え、決済手数料(Payment Processing Fee)の徴収を開始したことにより、収益基盤が向上し、第4四半期において初の四半期営業利益(黒字)となった。

 

株式会社メルカリ
https://about.mercari.com/

会社情報

会社名
株式会社メルカリ
設立
2013年2月
代表者
代表取締役 CEO(社長) 山田 進太郎
決算期
6月
上場区分
東証プライム
証券コード
4385
企業データを見る