enish<3667>の第2四半期(21年4~6月)の連結決算は、売上高10億5500万円(前四半期比13.1%減)、営業利益1億2500万円(同129.2%増)、経常利益1億1600万円(同157.6%増)、最終利益1億1400万円(同214.7%増)と減収・大幅増益となった。売上が2ケタ減益だったものの、費用圧縮を図ったことで利益が大きく伸び、3四半期連続の黒字を達成した。
・売上高:10億5500万円(同13.1%減)
・営業利益:1億2500万円(同129.2%増)
・経常利益:1億1600万円(同157.6%増)
・最終利益:1億1400万円(同214.7%増)
売上高をみていくと、前四半期比13.1%減の10億5500万円だった。『HiGH&LOW THE GAME ANOTHER WORLD』や『欅のキセキ/日向のアユミ』のサービス終了の告知を行ったように選択と集中を実施した。
『五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。(ごとぱず)』と『ぼくのレストランⅡ』、『ガルショ☆』を主要タイトルと位置づけて運用を行っていくという。
費用面では、広告宣伝費を削減したほか、中国とベトナムへのオフショアの進展に伴い、労務費・外注加工費も削減した。運用フェーズに移行したタイトルは海外のチームが開発しているという。さらに本店移転による地代家賃も削減。これに伴い、費用は前四半期の11億5800万円から9億2900万円まで20%減らすことに成功した。
下期においては、『彼女、お借りします ヒロインオールスターズ』を第3四半期中にリリースする予定で、売上拡大が期待される。同社としては、今後、IPタイトルを中心に新作を年1~2本ペースでリリースして収益を積み上げていく考え。現在、パイプラインは3~4本になっているそうだ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667