【決算レポート】BOI、第3四半期は『恋庭』への投資で営業損失5.3億円 『恋庭』登録者16万人、マッチング22万突破 新作『メメントモリ』を発表

バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>の第3四半期累計(2020年10月~2021年6月)の連結決算は、売上高16億1300万円(前年同期比33.1%減)、営業損失5億3800万円(前四半期は5000万円の利益)、経常損失5億3900万円(同4200万円の利益)、最終損失4億2200万円(同900万円の利益)と大幅減収・赤字転落となった。既存タイトルの売上減に加えて、『恋庭』のプロモーションコストが収益を圧迫した。

・売上高:16億1300万円(同33.1%減)
・営業損失:5億3800万円(同5000万円の利益)
・経常損失:5億3900万円(同4200万円の利益)
・最終損失:4億2200万円(同900万円の利益)

第3四半期(21年4月~6月)をみると、売上高4億5100万円(前四半期比16.7%減)、営業損失2億9500万円(前四半期は1億4600万円の損失)、経常損失2億9600万円(同1億4500万円の損失)、最終損失2億3100万円(同1億1000万円の損失)となった。

・売上高:4億5100万円(同16.7%減)
・営業損失:2億9500万円(同1億4600万円の損失)
・経常損失:2億9600万円(同1億4500万円の損失)
・最終損失:2億3100万円(同1億1000万円の損失) 

 『恋庭』は4月28日の配信開始以降、DAU・課金高等、各種KPIは好調に推移しているという点においては、マッチングアプリとしては「比較的良いスタート」を切ったものの、既存タイトルの売上高減少のほか、「恋庭」の立ち上げ初期におけるユーザー獲得を目的とした広告宣伝費や新作タイトル開発費の影響で営業損失を計上した、としている。

決算説明資料では、『恋庭』のリリース以来の状況を紹介している。2023年に1000億円規模に成長する恋活・婚活マッチングサービスに参入するため、「ゲーム×マッチング」の新機軸のサービスとして提供を開始した。

 男女ともに月額利用料金の設定はなく、マッチングやメッセージは無料として、アバターガチャやプレゼント機能、VI機能などを必要に応じて購入するアイテム課金制になっているという。

  マッチングアプリ未経験者が安心して利用できるよう、顔写真不要としてアバターによるマッチングや、公的証明書による年齢認証など業界が入りづらいシステムを導入しているそうだ。

 リリース以来の状況だが、配信開始から利用者は増加しており、新規登録者は16万人、マッチング成立数は22万を突破した。また、利用者の男女比率については同程度になっている。

 運営するバンク・オブ・インキュベーションの業績は、運営を開始した第3四半期で売上が出たものの、広告宣伝の強化で営業損失が拡大。今後は、8月~9月にアップデートを行うとともに、それに合わせたPR・認知施策により、早期の売上高拡大を目指す、としている。当面は利益よりも売上拡大を目指すフェーズと考えているようだ。

 このほか、新作としては、『メメントモリ』を発表した。こちらは8月20日より事前登録を開始しており、すでに3万人に到達したそうだ。過酷な運命を背負う“魔女”たちのオリジナルRPGとのことで、今後の活躍を期待したい。

 これ以外に新作RPG1本と、新規サービス1本の開発を進めている。

株式会社バンク・オブ・イノベーション(BOI)
http://www.boi.jp/

会社情報

会社名
株式会社バンク・オブ・イノベーション(BOI)
設立
2006年1月
代表者
代表取締役社長 樋口 智裕
決算期
9月
直近業績
売上高21億2900万円、営業損益8億700万円の赤字、経常損益8億100万円の赤字、最終損益5億4100万円の赤字(2021年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
4393
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