【決算レポート】エディア、8月中間は営業益338%増の5700万円と大幅増益 高採算ライセンス収益やグッズ販売伸長 『夢幻戦士ヴァリス』予約好調

エディア<3935>の2022年2月期の8月中間期の連結決算は、売上高12億0500万円(前四半期比2.9%減)、営業利益5700万円(同338.4%増)、経常利益5400万円(同800.0%増)、最終利益4000万円(同471.4%増)と大幅な増益となった。第2四半期(21年6~8月)だけを見ると、3四半期連続の営業黒字となる。

・売上高:12億0500万円(同2.9%減)
・営業利益:5700万円(同338.4%増)
・経常利益:5400万円(同800.0%増)
・最終利益:4000万円(同471.4%増)

 

売上高を見ていくと、減収となった。オンラインくじサービス売上やレトロゲームタイトルのライセンスアウト案件などIP事業の売上が増えたものの、新作コミック創刊遅延による出版事業の一時的な落ち込みや、BtoB事業の制作受託案件の反動減などが響いた。

 

利益は大きく伸びたが、採算性の高いライセンスアウト収益やオンラインくじの売上が伸びたことに加えて、出版作品の海外翻訳・他社利用案件増加によるライセンスアウト収益が伸びたことによる。

 

なお、子会社の本社移転に係る資産除却と、移転費用など700万円を特別損失で計上したが、営業利益、経常利益の伸びでカバーした。今後、グループのフロア統合による固定費削減効果は今後出てくる見通しだ。

 

具体的なコンテンツの取り組みとしては、『DIG-ROCK』の新展開が挙げられる。ドラマCDの販売はセールスとのことだが、コミカライズとゲーム化が決定したとのこと。ゲームは協業先から提供する予定だ。

 

また、『夢幻戦士ヴァリス』は、12月9日にSwitch向けに発売するが、予約は好調だそうだ。欧州市場に向けたレトロゲーム12タイトルのライセンスアウトも決定したが、保有IPの展開は今後も強化する予定。

 

このほか、海外向けのハイパーカジュアルゲームにも注力する。配信に向けて準備を行っているそうだ。野球盤ゲームをモチーフとしたハイパーカジュアルゲーム『Miracle Baseball』を準備している。

 

株式会社エディア
http://www.edia.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エディア
設立
1999年4月
代表者
代表取締役社長 賀島 義成
決算期
2月
直近業績
売上高24億9400万円、営業利益1億2300万円、経常利益1億1300万円、最終利益1億800万円(2022年2月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3935
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