モバイルファクトリー、第3四半期(1~9月)決算は売上高2.8%減、営業益10.7%減 コロナ禍で位置ゲームは前年と同水準に 「ユニマ」の広告宣伝費が増加
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モバイルファクトリー<3912>は、10月22日、2021年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表、緊急事態宣言下で位置ゲームは前年と同水準を維持したものの、「ユニマ」の広告宣伝費が増加したことや、利益率の高いコンテンツ事業が減収となった影響で2ケタの減益となった。
売上高20億3400万円(同2.8%減)
営業利益5億6100万円(同10.7%減)
経常利益5億6400万円(同10.6%減)
最終利益3億8700万円(同11.0%減)セグメント別の状況は以下のとおり。
①モバイルゲーム事業…売上高17億1200万円、セグメント利益4億6600万円
位置情報連動型ゲームである『駅メモ!(ステーションメモリーズ!)』と『アワメモ!(駅メモ! Our Rails)』において、コロナ禍の影響が続くなか、感染症の動向や社会情勢を注視しつつ、他社IPとのコラボイベントを実施した。また、『駅メモ!』では、ライセンスの月額サブスクリプションを2021年6月に実装した。『アワメモ!』の新機能であるステーションNFT(旧称 駅トークン)については、2021年9月までに4回のオークションを実施した。その他の位置情報連動型ゲームの『駅奪取』においても、コラボイベントの実施などゲームを継続して遊んでもらえるような施策を実施した。
②コンテンツ事業…売上高3億2200万円、セグメント利益1億8200万円
プラットフォームであるキャリア各社の方針変更により、2021年3月にフィーチャーフォン向けサービスが終了した。また、自社で運営している各着信メロディサービスの課金会員数が緩やかに減少した。③ブロックチェーン事業…売上高7000円となり、セグメント損益8700万円の赤字
目標に掲げている「Uniqys SaaS」利用者拡大への取り組みとして、デジタルデータをブロックチェーン上で個人の資産として保有可能とする、NFT生成・販売のプラットフォームである、「ユニマ(Uniqys マーケットプレイス)」を2021年7月にリリースした。取り扱う商材とするアートや書籍といったNFTの販売を行い、SaaSの機能拡充に向けても取り組んだ。また、継続してコンプライアンス充足のための関係各所との協議を行うとともに、ゲーム以外の多種多様なNFTの独占販売に向けて取り組んでいる。
■通期予想は非開示
なお、2021年12月期通期の見通しは非開示。新規事業を含めた同社グループを取り巻く事業環境は、新型コロナウイルス感染症をはじめとする短期的な変化が激しいことから、適正かつ合理的な数値の算出が困難なため、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912