東京eスポーツゲート、JTやRobot Homeなどから3億円の資金調達 東京タワーフットタウンビルを拠点にesportsを軸としたエンタメを多角展開

東京eスポーツゲート(TEG)は、日本たばこ産業(JT)やRobot Home、プロパティエージェント、メディアクリエイトコミュニケーションズ、Gushcloud International Venturesなどを引受先とする第三者割当増資を実施し、現時点で約3億円(資本準備金含む)の資金調達を行ったことを明らかにした。

同社は、東京タワー直下の東京タワーフットタウンビル(1階/3階/4階/5階)に、2022年4月開業を予定している「RED°TOKYO TOWER(レッド トーキョータワー)」施設開発を皮切りに、日本各地で併せてesportsを軸としたエンタメ領域で多角的に事業を展開している。

●リアルプラットフォーム事業
「東京タワー」という立地を活かし、コアな esports ファン層だけでなく、「最新トレンドに敏感な10代後半から30歳前半の男女」を主なターゲットとし、最新ゲームタイトルの体験エリアや、esports の大会、音楽ライブ、ファッションショーなど、さまざまなライブエンターテインメントを実施する「RED゜TOKYO TOWER SKY STADIUM」、配信スタジオ、ショップなどを展開する。さらに東京タワーから地方へと範囲を拡大し、日本各地のesports施設やイベント、カテゴリー特化型の小規模施設などもプロデュースしていく。

●デジタルプラットフォーム事業
リアル、デジタルがOMOモデルで相互連動したデジタルプラットフォームを構築。リアルからデジタルへと体験を拡張し、「配信、EC(コラボ商品、オンラインガチャ、NFT)、ブロックチェーンを活用したトークンエコノミー、ゲーム」などのデジタルコンテンツを提供するメディア事業なども展開する事で、「RED゜TOKYO TOWER」に中々足を運べないユーザーへも熱狂をお届けする。

●イベント・コンテンツ事業
esportsを軸に、ソーシャルゲーム・ホビーゲーム・音楽・アニメなど親和性の高いエンターテイメントのイベントをRED゜TOKYO TOWERを中心に展開。さらに、施設内でのイベントだけでなくXR等の最新技術を組み合わせた配信や、デジタルプラットフォーム、リアル×デジタルなど、ジャンルに囚われないイベントを開催する。また、ジャパンエンタメを扱うメディアや、ストリーマーを抱える事務所、パーク内に出展するIPとの連携により、常に旬でココにしかないコンテンツを展開する。

■今回の調達の目的と今後の予定
今回の資金調達では、国内外の esports/エンタメの最先端を感じられる今までにないコンテンツの提供を届けるため、さらには市場の成長が著しい esports 領域においてその成長を牽引できる拠点となることを目指し、「RED°TOKYO TOWER」施設開発およびデジタルプラットフォーム構築の基盤整備の開発費用として活用していく。また、今後の調達予定としては、リアルプラットフォーム、デジタルプラットフォーム、イベント・コンテンツ各事業の垂直立上げに向け、以下の資金調達を予定している。

【リアルプラットフォーム事業】
東京タワーフットタウン内で2022年4月に開業する「RED°TOKYO TOWER」の施設開発における総事業費に関しては、別途 SPC を設立し金融機関および匿名組合出資者を募り、引き続き資金調達を行っていく。

【デジタルプラットフォーム事業、イベント・コンテンツ事業】
「RED°TOKYO TOWER」開業に合わせた事業立ち上げの資金調達を実施する予定。