【速報】マーベラス、9月中間決算は売上高36%増の128億円、営業益70%増の29億円 『ルーンファクトリー』や『牧場物語』の新作など家庭用ゲームけん引
マーベラス<7844>は、この日(10月29日)、2022年3月期の9月中間連結決算を発表し、売上高128億3800万円(前年同期比36.3%増)、営業利益29億円(同70.7%増)、経常利益29億8400万円(同77.7%増)、最終利益20億7900万円(同79.2%増)と大幅な増収・増益を達成した。オンラインゲームや舞台などが苦戦したものの、家庭用ゲームを展開するコンシューマ事業が好調に推移した。
・売上高:128億3800万円(同36.3%増)
・営業利益:29億円(同70.7%増)
・経常利益:29億8400万円(同77.7%増)
・最終利益:20億7900万円(同79.2%増)
セグメントごとの経営成績は次のとおり。
①オンライン事業
売上高は29億5500万円(同26.1%減)、セグメント利益は6億0300万円(同38.2%減)となった。
『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』や『剣と魔法のログレス いにしえの女神』、『ブラウザ三国志』といった長期運営タイトルにおいて、コラボ施策や周年イベントを行ったが、経年に加えオンライン市場における競争環境の激化により売上が減少した。スマートフォン向けゲームアプリ『一騎当千エクストラバースト』については、App Store・Google Play・DMM GAMES版に加え、新たにMarvelous Apps版を9月に配信開始した。
②コンシューマ事業
売上高は79億9900万円(同105.1%増)、セグメント利益は29億4100万円(同164.7%増)となった。
ゲームソフト販売部門では、本年5月に発売した「ルーンファクトリー」シリーズの最新作『ルーンファクトリー5』や、前期に発売した『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』が堅調に推移した。『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』については、9月16日よりSteam版を発売し、全世界累計出荷本数が100万本を突破した。
また、「ノーモア★ヒーローズ」シリーズ最新作となる『No MoreHeroes3』を、Nintendo Switch向けに8月27日に発売した。
アミューズメント部門では、新型コロナウイルスの影響を受けつつも、主力であるキッズアミューズメントマシン『ポケモンメザスタ』において、9月16日より稼動を開始した「スーパータッグ2弾」が好調に推移した。一方で、海外展開中の『ポケモンガオーレ』については、感染拡大地域における一部営業自粛や営業制限といった影響を受けた。
③音楽映像事業
売上高は18億8400万円(同23.9%増)、セグメント利益は5700万円(同84.1%減)となった。
TVアニメ『トロピカル~ジュ!プリキュア』、『映画ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!』、TVアニメ『遊☆戯☆王SEVENS』等のパッケージ商品化を行った。
ステージ制作部門では、「ミュージカル『テニスの王子様』」、「『家庭教師ヒットマンREBORN!』the STAGE」、「ミュージカル『憂国のモリアーティ』」、「舞台『モブサイコ100』」といったシリーズ作の公演を行ったが、長期に渡った緊急事態宣言によるイベント人数規制や公演中止などが影響し、依然として厳しい状況が続いた。1月~6月に公演を実施した「舞台『刀剣乱舞』」の売上計上があり増収となったが、大幅な減益となった。
■2022年3月通期の見通し
続く2022年9月通期の業績については、売上高240億円(前期比6.0%減)、営業利益40億円(同9.4%減)、経常利益40億円(同12.3%減)、最終利益27億6000万円(同15.5%減)を見込む。
・売上高:240億円(同6.0%減)
・営業利益:40億円(同9.4%減)
・経常利益:40億円(同12.3%減)
・最終利益:27億6000万円(同15.5%減)
会社情報
- 会社名
- 株式会社マーベラス
- 設立
- 1997年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7844