enish、第3四半期(1~9月)決算は売上高11.9%増、8900万円の営業黒字に転換 『ごとぱず』が引き続きけん引役に 『かのぱず』は想定を下回る
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enish<3667>は、10月29日、2021年12月期の第3四半期累計(1~9月)の決算(非連結)を発表、リリース1周年を迎え、累計700万ダウンロードを突破した『五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。』(以下『ごとぱず』)が業績をけん引して2ケタ増収となり、黒字転換を達成した。
売上高31億6200万円(前年同期比11.9%増)
営業利益8900万円(前年同期7億2400万円の赤字)
経常利益6100万円(同7億6200万円の赤字)
最終利益5000万円(同11億円の赤字)『ごとぱず』は、1周年施策や出演人気声優を起用した公式放送を行い、番組とゲームで連動した企画の実施や、書き下ろしイラストの充実など、引き続き魅力的な施策の実施を行って収益寄与につなげていく。
リリース後11年目を迎えた『ぼくのレストラン2』と『ガルショ☆』は、11周年施策やコラボレーション施策などが好調に推移し、引き続き売上収益に貢献した。
9月2日にリリースした新作『彼女、お借りします ヒロインオールスターズ』(以下『かのぱず』)は、リリース5日目に100万ダウンロードを突破するなど順調なスタートを切ったものの、その後は想定売上を下回る水準での推移となった。
足元の状況は、2022年1月にTVアニメの放送を予定している大人気作品「進撃の巨人」のスマートフォンゲーム最新作『進撃の巨人 Brave Order』の制作を決定しており、鋭意開発を進めている。第3四半期累計期間には、これらの新規タイトルの開発コストが計上されている。
■通期予想は非開示
なお、2021年12月通期の見通しは引き続き非開示。エンターテインメント事業を取り巻く環境は変化が激しく、同社の事業も短期間に大きく変動する可能性があることなどから、信頼性の高い業績予想数値を算出することが困難であり、現時点で合理的な業績予想の算出ができないため、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667