ファンコミ、第3四半期(1~9月)決算は売上高10.3%減、営業益22.9%減に コロナ禍での一部広告主の予算削減や検索アルゴリズムの変動が響く
-
ファンコミュニケーションズ<2461>は、11月8日、2021年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による一部広告主の予算削減や消費者の消費に至る導線の変化等の影響により減収減益となった。
売上高204億7000万円(前年同期比10.3%減)
営業利益17億9500万円(同22.9%減)
経常利益19億7300万円(同19.9%減)
最終利益13億6200万円(同17.1%減)各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①CPAソリューション事業…売上高は161億800万円(前年同期比8.3%減)、セグメント利益26億2800万円(同12.9%減)
受注件数は徐々に増加傾向が見られるものの、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う一部広告主の予算削減や検索アルゴリズムの変動などの影響を受け減収となった。②ADコミュニケーション事業…売上高39億8500万円(同15.7%減)、セグメント損益6900万円の赤字(前年同期9300万円の黒字)
新規事業の企画・開発を推進した一方、大手プラットフォーマーへの広告予算の寡占化を背景として、「nend」の稼働広告主が減少したことにより減収となった。③その他…売上高3億7600万円(同28.0%減)、セグメント損益8300万円の赤字(前年同期3200万円の赤字)
ブログメディア事業においてPV減少に伴い広告収入が減少したことなどにより減収となった。■通期予想は変更なし
なお、2021年12月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。売上高289億円(前期比1.6%減)
営業利益27億2000万円(同4.7%減)
経常利益27億4000万円(同8.2%減)
最終利益18億9000万円(同5.1%減)
会社情報
- 会社名
- 株式会社ファンコミュニケーションズ
- 設立
- 1999年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 二宮 幸司
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2461