バンナムHD、「メタバース」にグループ全体で準備中 「ゲームの延長線ではない新たなエンタメの可能性」と評価
バンダイナムコホールディングス<7832>は、9月中間期の決算説明会で、仮想3次元空間「メタバース」への取り組みについて質問を受けると、グループ全体で準備を進めているとし、今後発表する予定であることを明らかにした。
「メタバース」は、自分の分身となるアバターを通じて、仮想空間内を行き来し、ユーザー同士が自らコミュニケーションを取り合い楽しむことができる、非常に自由度が高い空間。これまでのゲームの延長線ではない新たなエンターテインメントの可能性を秘めていると評価しているという。
なお、グループのバンダイナムコネクサスの手塚晃司社長は、当サイトのインタビューでも「メタバース」について以下のようなコメントを行っている。
「最近、3Dアバターを使ったメタバースが非常に注目されていますが、バンダイナムコグループ内でも興味を持っている会社が多いです。ただ、それぞれが個別に開発してしまうと同じようなシステムが5個も6個もできてしまう可能性があります。そういった重複を防ぐため、共通のオンラインロビーモジュールを当社が開発して提供しています。各IPで使うメタバースで必要とされているシステムは似ているので、同じ基本システムを使ったほうが効率的なんです。」
【インタビュー】「グループ内連携を強化しIP軸戦略を推し進めること」 バンダイナムコネクサス手塚社長が語るバンダイナムコグループ内での本当のミッションとは
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832