GMO、第3四半期決算は営業利益36%増の306億円 暗号資産事業が急拡大 暗号資産取引所とマイニングともに好調
GMOインターネット<9449>は、2021年12月期の第3四半期の連結決算を発表し、売上高1769億5100万円(前年同期比12.5%増)、営業利益306億3300万円(同36.0%増)、経常利益322億2200万円(同47.1%増)、最終利益133億円(同97.3%増)と大幅増益を達成した。
・売上高:1769億5100万円(同12.5%増)
・営業利益:306億3300万円(同36.0%増)
・経常利益:322億2200万円(同47.1%増)
・最終利益:133億円(同97.3%増)
暗号資産事業が売上・利益ともに大きく伸び、全体の収益を大きく押し上げた。暗号資産交換事業では暗号資産価格の上昇を受け取引高が好調に推移する中、認知度向上と取引高シェア拡大を目指して積極的なマーケティング活動を展開した。また、暗号資産マイニング事業においては、マイニングの収益率が上昇した。
1)暗号資産マイニング事業
マイニングセンターの運営を行なっている。ハッシュレートが前期末から拡大する中、ビットコイン価格の上昇を受け収益率が上昇し、売上高は16億5300万円(同526.8%増)となった。
2)暗号資産交換事業
GMOフィナンシャルホールディングスの連結子会社であるGMOコインなどが、暗号資産の現物取引、レバレッジ取引などを提供している。この四半期では認知度向上と取引高シェア拡大のための積極的なマーケティング活動を行ったこともあり、この四半期末における取引口座数は、44.4万口座(同35.5%増)と、顧客基盤が順調に拡大している。取引高の拡大があり、売上高は20億2300万円(同44.2%増)となった。
このほか、主力のインターネットインフラ事業は、オンライン消費の定着もあり、決済事業・EC支援を中心に堅調に推移したほか。インターネット広告・メディア事業も前年の商材入替・営業手法の刷新・原価低減といった取り組みの成果があったという。
■インターネットインフラ事業
・売上高:1029億0900万円(同5.3%増)
・営業利益:137億0200万円(同9%増)
■インターネット広告・メディア事業
・売上高:384億7100万円(同11.6%増)
・営業利益:13億2300万円(同696.9%増)
■インターネット金融事業
・売上高:225億3100万円(同9.0%減)
・営業利益:78億5900万円(同12.5%減)
■暗号資産事業
・売上高:162億5900万円(同311.5%増)
・営業利益:78億5200万円(同1327.6%増)
■インキュベーション事業
・売上高:9億6200万円(同3.9%減)
・営業利益:4億7300万円(同17.0%増)
会社情報
- 会社名
- GMOインターネットグループ株式会社
- 設立
- 1991年5月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高2456億9600万円、営業利益437億4600万円、経常利益460億2500万円、最終利益132億900万円(2022年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9449