ビーグリー、第3四半期(1~9月)決算は売上高、利益とも通期計画対比で70%前後の進捗率に スマホゲーム『無職転生』は10月に開発・運営会社を移管

  • ビーグリー<3981>は、11月12日、2021年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表、前期の第4四半期より、ぶんか社の子会社化により連結決算に移行したため、前年度比較はないものの、通期計画対比での進捗率では売上高、利益ともに70%前後の水準となっている。

    売上高141億700万円(通期計画対比の進捗率71.7%)
    営業利益9億4600万円(同70.1%)
    経常利益8億4000万円(同69.4%)
    最終利益3億3800万円(同64.5%)

    各セグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①プラットフォームセグメント…売上高94億300万円、営業損益1300万円の赤字
    主力サービスであるコミック配信サービス「まんが王国」においては、ユーザーの訪問・定着・課金の流れを促し、課金者数と顧客単価を上げるべく、お得感を訴求するキャンペーンやブランディング活動に注力した。「まんが王国」サイト内で展開しているポイント購入と消費の両方であわせて毎日最大50%還元されるポイントプログラムの常時実施だけでなく、お得感の訴求や幅広いユーザー層獲得のための販売促進活動を積極的に行った。また、ユーザーの興味・関心を促進し、サイトへの流入を促す広告宣伝活動も積極的に実施した。

    また、コンテンツの拡充と差別化の一環として、新たにタテヨミ作品の配信や、TOKYO MXほかで放送中のTVアニメ「白い砂のアクアトープ」のコミカライズ連載を開始している。さらに、独占先行配信作品をヒットさせたことによって、サービスの活性化と積極的な広告宣伝活動を実行した。この結果「まんが王国」は、2021年9月に会員登録数が550万人を突破し、過去最高速度で50万人増を達成する等継続成長を実現させ、3四半期連続で過去最高売上高を記録した。

    小説投稿サービス「ノベルバ」は、人気声優やアナウンサーが朗読したボイスノベルを配信するなど、コンテンツの差別化に向けた新たな試みを行った。また、オリジナルレーベルの投稿小説コンテストを定期的に設け、投稿作家から商業作家へのデビューを支援している。加えて、グループ間シナジーの創出にも取り組んでおり、第1回「ノベルバノベルズ登竜門」(投稿小説コンテスト)ではグループ会社であるぶんか社のBKコミックスにてコミカライズを行うことが確約された「BKコミックス特別賞」を選出した。

    IPプロデュースは、配信中のスマートフォンゲーム『無職転生~ゲームになっても本気だす~』にて、9月に人気アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」とのコラボイベントを実施するなど、ゲーム内コンテンツの充実を進めるとともに、収益改善に向け運営体制の見直しを行い、同年10月に開発・運営会社の移管を完了した。

    ②コンテンツセグメント…売上高48億3400万円、営業利益9億6000万円
    ぶんか社グループである海王社において毎年7月の海の日に実施する「海王社の日」フェアなどの各種キャンペーンが効果的だったため、引き続き好調に推移した。デジタルシフトも
    順調に進捗しており、2021年9月末時点でデジタル比率64%と、好調な業績をけん引している。また、紙出版においても、コミックスで女性向け作品を中心に16タイトルの重版を積み上げ、定期誌も引き続きクルマジャンルを中心に堅調に推移した。

    注力分野として新たに立ち上げたライトノベル事業においては編集・制作活動と並行して8月にはコミカライズ5作品の配信を開始するなど、精力的に展開を行った。

    ■通期予想は変更なし
    なお、2021年12月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、以下のとおり。

    売上高196億8200万円
    営業利益13億5000万円
    経常利益12億1000万円
    最終利益5億2400万円

株式会社ビーグリー
https://www.beaglee.com/

会社情報

会社名
株式会社ビーグリー
設立
2004年10月
代表者
代表取締役社長 吉田 仁平
決算期
12月
直近業績
売上高123億7800万円、営業利益11億3600万円、経常利益9億9000万円、最終利益4億7000万円(2020年12月期)
上場区分
東証一部
証券コード
3981
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