【決算レポート】東京通信、第3四半期の営業益は57.1%増の8800万円 ハイカジゲーム伸長、買収した電話占い「カリス」が貢献

木村英彦 編集長
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東京通信<7359>の第3四半期(7月~9月)の連結決算は、売上高11億4500万円(前年同期比106.6%増)、営業利益8800万円(同57.1%増)、経常利益8300万円(同53.7%増)、最終利益4800万円(同50.0%増)と大幅増収増益となった。ハイパーカジュアルゲームが伸びたことに加えて、電話占い「カリス」の売上・利益が連結に加わったため、としている。

・売上高:11億4500万円(同106.6%増)
・営業利益:8800万円(同57.1%増)
・経常利益:8300万円(同53.7%増)
・最終利益:4800万円(同50.0%増)

 ■インターネットメディア事業
・売上高:6億7300万円(同31.2%増)
・セグメント利益:1億1800万円(同5.6%減)

 新規タイトル「stop the flow!」や「クレイジー消しゴム」「3分間ミステリー」「Save them all」がヒットするなど、ハイパーカジュアルゲームが好調に推移した。セグメント利益は減益となったが、これは広告宣伝費や人件費などを増やしたためだ。

 

■プラットフォーム事業
・売上高:4億2100万円(同-)
・セグメント利益:1億4200万円(同-)

電話占い「カリス」を運営するティファレトを買収したことに伴い、その売上と利益がオンした。SEO対策を強化し自然流入による新規会員の獲得が増加したという。運用型広告についても、出稿媒体を増やし、「カリス」ブランドの認知度向上を図った。

■インターネット広告事業
・売上高:4500万円(同18.4%増)
・セグメント利益:1900万円(同5.5%増)

アドテクノロジーを活用した成果報酬型広告を展開した。VOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスを得意としているという。

 

■第4四半期の業績見通し
第4四半期累計(21年10月~12月)の業績は、売上高8億5300万円(前年同期比7.8%増)、営業利益1800万円(同77.7%減)、経常利益1800万円(同74.2%減)、最終損失2800万円(前年同期は5600万円の利益)を見込む。

・売上高:8億5300万円(同7.8%増)
・営業利益:1800万円(同77.7%減)
・経常利益:1800万円(同74.2%減)
・最終損失:2800万円(同5600万円の利益)

株式会社東京通信グループ
https://tokyo-tsushin.com/

会社情報

会社名
株式会社東京通信グループ
設立
2015年5月
代表者
代表取締役社長CEO 古屋 佑樹
決算期
12月
直近業績
売上高62億1900万円、営業損益1億3300万円の赤字、経常利益3億5700万円、最終損益2億400万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
7359
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